私のオーダースーツ販売スタイルは、お客様の所へ伺うこと
を基本としているので、訪問先で素晴らしい心遣いを受ける
ことがあります。
大企業ではありえませんが、行く会社によっては靴を脱いで
上がって行くことがあります。個人宅では当然靴を脱ぎます。
その際、私はちゃんと靴を並べて上がっていきますが、あえて
事務員さんや、奥様が私の靴を履きやすい場所に並べてくれ
それに加え、靴の横に靴べらを置いてくれています。
ありがたい心遣いです。しかし、同時に自分自身が見られている
という緊張感があります。
「靴」を見られることで、その人の人間性まで見ることが出来る
からです。
当然、上質な靴で綺麗に手入れしてある靴であれば、靴以外の
他の箇所も清潔にしているだろうという想像が出来ます。
しかしながら、質が悪いだけではなく汚く手入れが出来ていない
臭ってきそうな靴ではダメだと思います。
靴を並べてくれる事務員さんや奥様はちゃんと見ていますよ。
その靴を見てどんな感じの人なのかイメージするものです。
以前、船井総研の本かテープを聞いた際に、こんな話があり
ました。
「事務員や秘書から取引先相手の人間性が聞ける。」
取引先相手はその社長の前と事務員や秘書の前では態度が
違うことからその人間性を見ぬかれているとのこと。
ちゃんと見ているんですよね。
なので当然、靴やスーツや持ち物は見ています。
「社長、あの取引先さん、身なり最悪で不潔ですがお付き合い
大丈夫ですか?」
などと言われないようにしなければいけませんね。
オーダースーツのドゥ・カンパニー