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兄は、奥の三畳の部屋に居ました。


南向きの日当たりの良い、明るい部屋で本を読んでいました。


「お兄さん」と云うと、びっくりして顔を上げて「おお、お前か」と、嬉しそうな顔をして、「そんなところに居ないで、入っておいでよ」と云うので、私は中に入ってそこらをキョロキョロ見廻しました。


本棚と机が、明るい小窓の処に、布団はたたんで部屋の隅に積んでありました。


「いい部屋ね」と私が云うと、「うん、明るくて気持ちがいいよ」


「ご飯はどこで食べるの?」


「朝はおばさんが部屋に持ってきてくれるけど、夜はお茶の間で、おじさんと三人で食べるんだ」と云うのです。


私が「よその人と一緒にご飯食べて恥ずかしくないの?」と聞くと「そんな事ないよ。ここのおじさんと、おばさんは子供が居ないから、僕が来てから賑やかでいいと云っているよ。ご飯も三人で食べるとおいしいと云っているよ。」


「そう、いいわね」と云って、私は何だか兄がうらやましくなりました。



祖母正子の日記を読んで下さる皆様へ


いつも正子の日記を読んでくださいまして、

どうもありがとうございます。


もうじき、正子の大好きだったクリスマスがやってきます。


まりぴょんは、正子にクリスマスプレゼントをしたいと考えました。


生前正子が「もらうととても喜んだもの」・・・それは、この日記の感想でした。




そこで、この日記の感想を正子本人を知らない方からいただけたら、と考えました。




正子はどんなに喜ぶことでしょう。





タイミングの良いことに、36話からは90年前の正子が体験した「明治学院のクリスマス」など、楽しく美しいクリスマスのお話が三話続きます。




コメント欄に正子の日記の感想や、どのお話が面白かったとか、悲しかった等、何でも結構ですので、

皆様のお声を頂ければ幸いでございます。




クリスマスまであと5日、皆様にも心温まるクリスマスが訪れますことをお祈り申し上げます。

                  

                   まりぴょん



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