大正元年生まれ『正子6歳ころからの記憶』    ~2010年に97歳で亡くなった祖母の遺品より~

 2010年、97歳で亡くなった祖母の遺言で『自分の幼少期の思い出を世に出してほしい』と頼まれこのブログに綴ることにしました。

 この話は、祖母正子が6歳ころからの記憶を70代から90代にかけて、思い出しては書き直すといった形で、当時の子供の目線で書いたものです。


$大正元年生まれ『正子6歳ころからの記憶』~昨年97歳で亡くなった祖母の遺品より~

 

陸軍元帥の家に行った話、朝鮮に渡った話、関東大震災前日の 異変について(第2章48話)等の実話は大変興味深く、子どもならではの観察眼と洞察力、記憶力に感心します。

記録は、200話を超えています。

「この記録を世に出したい」という本人の生前の意思に沿えるよう、少しずつ更新していくつもりですので、読んでいただければ幸いです。 

  (←正子:当時30歳。昭和16年頃)   




                                     (正子の父:大正5~6年頃↓)
$大正元年生まれ『正子6歳ころからの記憶』~昨年97歳で亡くなった祖母の遺品より~

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24話 トマトと云うもの http://ameblo.jp/masako-omoide/entry-10774848597.html


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三章 3話 私達の家

祖父の家から少し出て、奥に入ったちょっとした商店の並んだ通りに、私達の家がありました。



ガラス戸が四枚入った二間間口の家で、土間が八畳、奥に六畳が二つあって、突き当りはせまい台所と便所でした。



私は驚きました。そしてがっかりしました。



私達は、この家に住むかと思ったら、情けなくなりました。



「この家?」と姉に聞くと「この家よ、お母さんが美容院をはじめるから」と云いました。



兄と、母と兄の友達二人が奥で荷物を片付けていました。



みんな、こんな家に住むのが恥ずかしくないのかしら?と、私は思いました。



母と兄は、今まで見たこともないような明るい顔をして。片付けをしています。



姉も元気よく働きはじめました。



「さあ、正ちゃんも早く入って手伝いなさい」と母が云いました。



私はようやく家の中に入りました。



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