先月、さいたま市の特別支援学級の配置率についてブログに書きました。

このデータを基に、さいたま市ホームページの「市長室」というコーナーにある「わたしの提案」から、データを添付して、支援学級の増級について提案しました。


市長への提案制度「わたしの提案」

http://www.city.saitama.jp/www/contents/1141779110248/index.html


提案内容は、先月の20日にこちらのブログでも書いた、政令市6市を比較した、さいたま市の特別支援学級の配置率の低さについてです。



政令指定都市6市 特別支援学級配置数統計
http://ameblo.jp/masaking129/entry-10897272592.html


そして障害のある児童生徒が、住み慣れた地域で学ぶことができるようにすることを基本とした、さいたま市が今年から制定した、ノーマライゼーション条例に基づき、増級の計画についての確認でした。


その後回答が来るのか分かりませんでしたので、このブログでは書いていませんでしたが、先日ポストを見るとさいたま市から回答書が届いていました。

マサキング子育て奮闘記 ‐広汎性発達障害の息子を抱える父親の日記‐-わたしの提案 回答書

さいたま市長の清水勇人市長の自署入りでの回答です。



記載されている内容を引用します。

なお、改行は変更して段落を付けてあります。


このたびは、貴重なご提案をいただき、誠にありがとうございました。
ご提案いただきました事柄について、次のとおり回答いたします。

お子様が幼稚園のお友達と一緒の学校に行けないという悲しいお気持ち、お察し申し上げます。
特別支援学級の設置につきましては、本市が重点的に取り組むべき施策を盛り込んだ「しあわせ倍増プラン2009」の取組指標・方針にそって計画的に進めております。その計画は、「平成24年度末までに、特別支援学級を市立小・中学校に16校に新設し、小中学校合わせて54校とします。」としております。

平成21・22年度は、毎年2校ずつ特別支援学級を新設しましたが、平成23年度は7校新設しました。現在は、小学校32校、中学校17校、計49校に特別支援学級が設置されております。

さらに、平成24年度は、事業計画に基づき、小学校4校、中学校2校、計6校を新設し、計55校とする予定です。
また、新設校には当初から特別支援学級の設置を計画するなど準備を進めているところです。

特別支援学級の整備方針につきましては、障害のある児童生徒が住みかれた地域で学ぶことができるようにすることを基本的な考え方として、学習環境や通学の利便性なども考慮し、計画的に設置を進めてまいります。


本市の教育委員会では、ノーマライゼーションの理念の共有化に向け、障害のある人もない人も、誰もが同じように住み慣れた地域で暮らし学べるよう、特別支援学級の設置を推進するとともに、特別支援教育の充実に努めてまいります。


●●様からいただきましたご提案は、市政推進の参考にさせていただきます。今後とも、市政発展のため、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。


平成23年6月23日

さいたま市長 清水勇人



どのような提案をしたか?については割愛しますが、市民の提案に対して、キチンと回答書が送られてきた事に関しては真面目に市政を取り組んでいるなぁという印象を受けました。

また提案に対して回答頂けたらことに関してはとても感謝しています。


さいたま市長をはじめ、さいたま市議会議員の皆様、これからも障害者の生活場所を求めていく、ノーマライゼーションの理念についてはよろしくお願いいたします。