お世話になっております皆様へ
こんにちは。北條です。
私事で大変恐縮かつ突然のご報告になりますが、2017年の7月いっぱいを持ちまして、WORLD WIDE project / 新神楽を退職する運びとなりました事をご報告させて頂きます。
新神楽の15周年月という事、また自分が最後にブッキングを担当している日が7月という事もあり、キリの良い7月いっぱいで、との決断を致しました。
退職後は大阪福島にあります屋台村風バー、福島ナイトマーケット内「Orank」に所属し、SPREADのモンタックと共に、当面は二人でお店を切り盛りしていこうと考えております。
事の発端は、モンタックのこんな言葉がきっかけでした。
「ゆくゆくはOrankの店舗数を拡大したいと思ってる。俺はお前とOrankをやりたい。手伝ってくれないか。」
大体二人で真面目な話をするときは二人とも酔っ払ってるんですが、こんな感じの内容だったと思います。笑
俺は子供の時から料理が好きで、TVで料理番組を見るのも好きで、両親が共働きだったので実際小学生の時からちょこちょこ料理をするような少年でした。
小さい頃の夢の一つに、「コックさん」もあったぐらいです。
しかし15歳の時にエレキギターを拾い、ロックに魅了され、バンドで飯を食う!っていう大きな夢が出来ました。
そしてMARGALINEを結成し、全国を飛び回る活動をしたんですが、大して売れずに(笑)2013年に解散。
その時に声をかけてくれたのがWWP/新神楽のオーナー、カゲさんでした。
「お前バンド解散したらどうすんねん?何か決めてんのか?」
何も考えていなかった俺は「いやあ...どうしましょかね」みたいな感じで。
で、その時にカゲさんがくれた言葉が。
「何も決めてないんやったらウチで働けへんか?ライブハウスの裏方も勉強になるぞ。んでウチで働きながらまたメンバー探してバンドしたらエエやん。」
何とも有難い言葉に納得の嵐。
俺は新神楽にお世話になる事にしました。
そして有り難いことに、今では贅沢にも二つのバンドを組んで活動しています。
それがAhとtonightsです。
特にtonightsのメンバーとは、新神楽で働いていなかったら出会ってもいなかったかもしれません。
本当に、カゲさんのおかげで今またバンドがやれてると言っても過言ではないかも。
そしてライブハウスの裏方という、ライブハウスに13年出ていても知らなかった事や見えなかった事、たくさんありました。
もちろん出会いもたくさん。
バンドもお客さんも、新神楽がどれだけ皆さんに愛されてるハコなのかというのも肌で感じました。
話を戻します。
ロックが、パンクロックが好きで、
「これで飯を食う!」
って決めていた気持ちは少しずつ変わっていきました。
薄れたとか諦めたとかじゃなく、それ以外にも人生の道はあるな、好きな仕事しながらバンドするのも悪くないな、と思い始めたのはMARGALINEの途中から。
で、幼い頃の記憶の片隅に眠っていた「コックさん」っていう夢。
そして新神楽で培ったライブハウスの裏方の仕事。
いつしか、俺の夢は今までの経験を全てミックスさせた、
「ライブレストランを経営したい」
っていう気持ちに変わっていきました。
わかりやすく言うとジャズレストランのロック版というか、ライブが出来るハードロックカフェというか。
俺も映像でしか知らないんですが、アメリカとかによくあるやつです。
チケット代はなく、お客さんが食事しているフロアにステージがあって、イケてるロックバンドが演奏してお客さんが盛り上がって更に酒を飲む。
演奏してくれたバンドにはチップが入る。
そんなライブレストランやりたいなーって。
果たして日本という国でそれが出来る環境があるのか、そもそも需要があるのか。
その辺はおいおい勉強するとして、ただ漠然と、そんな夢があるんです。
その夢に少しでも近づけるよう、Orankをやろうと。
そして自らも、ゆくゆくはイチ飲食店の店舗の店主として、また改めて料理を勉強しようと、今回の決断をしました。
もちろんこれからもプレイヤーとしてバンドマンとして、日本中のライブハウスやバンドマンの皆様にお世話になります!
その際には改めて愛の御教鞭を頂けますよう、何卒宜しくお願い致します!
新神楽スタッフとしての約3年半、本当にありがとうございました!
そしてこれからも宜しくお願い致します!
ps.
ご一読いただきありがとうございました!長文失礼しました!