ムンバイの旅 〜最終日〜 | スパイシー丸山「カレーなる365日」Powered by Ameba

ムンバイの旅 〜最終日〜

今年(2015年1月)行った西インドムンバイの旅行記。

旅で起きた面白い内容や料理体験はほぼ書いたのですが、

実は、まだ最後まで書き終えていなかったんですよね。。。。。


いや、

日本にいても

次から次へと新鮮なカレー体験がやってくるので、

こうやってブログでじっくり書くのは、

やはり3か月以内が限界かなぁ・・・と(笑)


で、

おそらく最後の最後まで全部書かないとは思いますが、
(結果、踏ん張って最後まで書きました)

資料的意味も兼ねて

ものすごく、ものすごく久しぶりにアップしようかと思います!!!!


と、いうのも、

日本ではおそらく、まず食べることがないであろう、

パールシー料理の感想だから。

たまたまムンバイ旅行の写真を見ていたのですが、

やはり、これは書くべきだろう・・・と。

では、

旅行時にi-Phoneに書き残したメモをたよりに

記憶を手繰り寄せて書いてみまスパイシ~~♪♪♪



1つ前の「屋台料理&飲み会に潜入」の話はこちら。
http://ameblo.jp/maruyamashu/entry-12004923536.html

続けて読んでみてくださーーい。




ムンバイ旅行、最終日。


朝目が覚めて、ビックリ!!!!!!!!


なっ、


なんと!!!!


お腹を壊していないYO~~~~♪♪♪♪♪♪




上記リンク先の1つ前の旅行記を見るとわかるのですが、

前日の夜は、今回の旅行で絶対にやってこなかった

インドの生水をたっぷり使ったタマリンド水がたっぷりの

屋台料理パニプリを食べたり、

旅行者は必ず避けるべき、生野菜をたっぷり食べたり、

インドの生水たっぷりのストリートジュースを飲んだり、

あやしすぎる嗜好品、パーンを口に含んでみたり・・・、


とにかく、

お腹を壊す覚悟で、食べては(飲んでは)いけない物を

たっぷりと楽しみまくっていたもので・・・

きっと、起きると

ガチでお腹を壊しているんだろうなぁー、と思っていたんですよね!!!



なんだか、


いつのまにか胃腸が鍛えられていたようです(笑)



さて、昨夜飲んだお酒も全然残ってないし、

体調も快調なので

最終日は日本では体験できないあの料理を

たっぷりと味わっておくとしましょう。



すっかり慣れたメトロ→ローカルトレインの流れで

ムンバイCST(チャトラパティ・シバジ・ターミナス)駅で降りて

向うはパールシー料理のジミーボーイ♪♪♪

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※パールシー料理とはゾロアスター教徒の料理。アルファベットで書くとParsiで、意味は「ペルシャ人」。ペルシャからインドに移り住んで来た人たちなので、ペルシャ料理とスパイスが融合したような料理になります。ま、スパイシーさんもそこまで詳しくはないのですが…。Parsiの人たちはムンバイに多くのいて、人口は少ないものの富裕層が多いのも特徴。車や色んなものを作ってるタタグループの創業者もParsiで、ロックバンド、クイーンの故フレディーマーキュリーもParsiだそうです。


ターリーのようなセットメニューがベジとノンベジとあったので、

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あえて、ベジをチョイスしてオーダーしてみました♪♪♪


お通しのようなものは、パパドとかではない

白いおせんべい。

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中華料理店で出てくるえびせん(白いせんべい)みたいな食べ物で

甘いチャトニをディップしながら食べるようです。


意外とうまいので、バクバク食べていたら(笑)

最初の料理到着♪♪♪

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って、

改めて思ったんだけど・・・

パールシー料理でも

食器としてバナナの葉を使うんですね!!!!!!!


温かいエリアは、

南インドでなくても、けっこうスタンダードなものなのかな???

ま、家庭では使ってませんでしたが、

高級料理店では、演出の1つとしてはアリのようですね。


話は料理に戻りまして、

この料理はトマトベースの料理で、

気持ちピリ辛だけど、スパイス感たっぷりではない

インド中華とトマト煮込みとカレーを足して3で割ったような構成。

スパイス感はあまりなく、甘さもあったりと、

一般的なカレーのイメージとはちょっと違う感じでしたね!!!!

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具材はインド式チーズのパニール、ジャガイモ、グリーンピース。

スパイスは、

少量のコリアンダーと少量のスターアニスといった印象でした。

カレーっぽくありませんが、とっても美味しい料理でしたYO♪♪♪

※ジミーボーイはそれなりにお高めのお店です。

奥にちょっとだけ写ってますが、チャパティと楽しむ感じです。



最初の料理をほどよく楽しんだところで、

メインの料理が続々と登場!!!!!!!!!!!

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各料理たちを解説していくと、まずはベジプラオ。

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今回の旅で感じたのは、

ビリヤニをムンバイで見かける機会はほとんどなかったけど、

プラオとの遭遇率は家庭料理を含め

かなり高かったんですよね!!!!!!!


ジミーボーイでもビリヤニではなく、

ビリヤニよりもライトな炒めご飯のプラオが登場。

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家庭のプラオより味の輪郭がハッキリしている、

とっても美味しいレストランスタイルのプラオで、

クミンシードの香りがアクセントになっていて、とっても美味しかったです。


こちらはパールシー料理の代表格、

ダンサクの具なしの豆のみのバージョン、ダルダンサク!!!!!

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ダル(豆カレー)のようで、一般的なダルと違う、

ほんのりビターで香ばしく、ほんのり甘い感じ♪♪♪♪

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帰国後、パールシー料理についていろいろ調べてみたのですが、

他のインド料理では見かけない、

カラメルをけっこう使うため、このダルダンサクの色もビターな感じも

甘さもきっとカラメルなのか??と。

カレーっぽいようで、ちょっと違っていて、

それでいて、濃厚な豆料理でとっても美味しかったです!!!!!


こちらはカシューベジタブル。

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文字通り、カシューナッツベースの料理なのですが、

南インド料理のケララシューをもったりさせて、

スパイスを控え目にした感じ。

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カシューナッツベースなので重たいか??と思いましたが、

そこまで濃厚すぎず、とっても美味♪♪♪♪

香りバランスがシナモン(カシア)が強めで、

ってか、香りもケララシチューに近かったので、

帰国後、ケララシチューのレシピをもとに

ココナッツミルクをカシューナッツペーストで代用して作ってみたら

かなり近いものが再現出来たんですよね!!!!


面白い料理なので、

機会があったら、どこかで披露したいと思ってまーーす。



パールシー料理。

旅行4日目に食べたマトンダンサクでも
http://ameblo.jp/maruyamashu/entry-11993369727.html

新鮮な驚きがありましたが、

ベジの方が、スパイスの使い方、

甘さの使い方etc.今までのインド料理体験とは違うものになっていて

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さらに新鮮な驚き満載!!!!!!

そして、すっごく美味しかったんですよね!!!!!!!!


インド料理って特にベジ料理のバリエーションがものすごく多くて

そして、その料理(法)の特徴がノンベジより出やすいと思います。

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迷ったときはベジにするようにしているのですが、

今回も大アタリだったなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!


デザートはインドのアイス、クルフィ。

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他のインドスイーツと同様、クルフィも激甘仕様♪♪♪

濃厚なコンデンスミルクのかたまりのようなテイストで

これがたまらなく美味!!!!

インドで食べるインドの激甘スイーツは最高だなぁ♪♪♪♪



ジミーボーイの近くに

お世話になったRajeshの職場があるので、

借りていた携帯を返すとともに、最後のお別れの挨拶♪♪

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ありがとうRajesh!!!!

アナタがいなければ、この旅は全然違うものになっていたでしょう。

感謝してもしきれないっす!!!!

本当に本当にお世話になりました!!!!!!!



そして、電車に乗ってお世話になったRameshと合流すべく

Ghatkopar駅へ!!!

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こういう光景はインドらしくて好きだなぁー。

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色んな種類の豆。

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レモンがどっさり!!

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ちなみに、レモンはライムのような大きさ。

サイズ感は実際に見てみないとわからないので、

こういう場は本当に勉強になります。


そうこうしているうちに、

Rameshとそして、初めて会うArtiさんと合流!!!!!

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Rameshはスパイシーさんが帰る日程を勘違いしていたようで、

携帯で今夜帰るよ!!と連絡したら、

慌てて時間を作ってくれたんですよね!!!!!!


初めて会ったArtiさんもとっても素敵な方で

もっと色々話したかったなぁーーー。

ってか、

たまたまご縁があって、

今回の旅でお世話になっただけなのに、

急にでも強引に時間を作ってくれるインドの人たちの

おもてなしの心に改めて感動!!!!!

ありがとうRamesh、そしてArtiさん!!!!!!!!



さぁ、今回のインド旅行も、

残すところは晩御飯を食べて、空港に向かうだけ。

ラストディナーはそんなにお腹も空いてなかったので

ホテル飯でも良かったのですが、

せっかくなので、ホテル近くの

カルナータカ州スタイルのシーフード料理店

MAHESHへ再びGO♪♪♪

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この玉ねぎとレモンの付け合せがもう食べられなくなるかと思うと・・

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なんだか寂しいなぁー。


こちらは無料のキャベツのアチャール。

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ほどよいピリ辛仕立てで、けっこうつまんでしまったっす。


カレー&主食では若干さびしいものがあるので、

スープをオーダー。

たしかコリアンダースープってスープだったと思いますが、

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大量のパクチーにガーリックもたっぷり入っていたので

トロミがついたラッサムみたいでしたね!!!!


メインディッシュは煮詰めたグレービー(Thick gravy)タイプの

フィッシュカレー♪♪♪

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写真でわかるように、カレーリーフが盛りだくさん!!!!!!

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ほんのり香るココナッツミルクのマイルドな風味、

そして、バランスが取れたフィッシュマサラの中で贅沢に香る

カレーリーフの香ばしい香りが、ホントたまらない♪♪♪♪


ここまでThick Gravyな魚料理はなかなか日本では出会えないから
(Thick Gravyとは水分がほとんどないグレービーのこと)

最後の最後でこれまたとても貴重なカレー体験!!!!!!


合わせる主食はこの旅で初めて覚え、

結果、けっこう食べることになった米粉ロティーのニールドーサ。

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カレーリーフがふんだんに香る香ばしくスパイシーな濃厚グレービーが

フワフワの魚の白身と出会い、

これまた、めちゃくちゃウマ~~~~~~~~~~~イ♪♪♪♪♪

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お腹がそこまで空いていなかったので、

食事をどうしようか迷ってしまいましたが、

結果、ラストにふさわしい、

大、大、大満足のラストディナーとなったのでした!!!!!!!


全ての荷物をまとめ、

ホテルを出ようとしたところで、

ホテルに訪問客が!!!!!!!!!


えっ?!?

なんと、昨日、昼も夜もお世話になった

グジャラート出身のRameshが

お別れの挨拶を言いに、

わざわざ来てくれたではありませんか!!!!!!!!


なっ、なんというナイスガイなんだ(涙)

これから空港に行くと伝えると、

お友達と一緒に車で空港まで送ってくれましたー♪♪♪

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ありがとう!!!

グジャラートのRamesh!!!!!
(別のRameshさんにもお世話になったもので)

昨夜の体験は、忘れられない貴重な出来事ばかり!!!!!!!

そして、1日しか会っていないのに、

こんなにも良くしてくれるとは!!!!!!!!!

今度会うときは、一緒にグジャラートに行きましょう♪♪♪


チェックインを済ませ、

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いざ、フライト!!!!!!!

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さらば、





ムンバイ!!!!!!!!!!!








振り返ると、

今回の旅は本当にたくさんの素敵な出会いがあったなぁ!!!!!!!

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Ramesh。


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Rameshの兄弟とその息子くん。

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バスツアーで色々助けてもらった3人組。

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Subuさん、Tanuさん、Khushiちゃん。

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漁師のクンダンさんと、その家族たち。

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クンダンさんとRajesh。

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グジャラートのRameshとJajesh。

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RameshとArtiさん。

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グジャラート出身者の飲み会で出会った、ナイスガイたち。

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最後はもう一度、Rajesh!!!!

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インドの人たちは

英語は喋ってくれるものの欧米の人たちのような

オーバーアクションではないので、

最初、ちょっととまどいましたが(笑)

一度、懐に入ると、

とっても優しくて、

とっても温かくて、

とってもホスピタリティーがあって、

日本人もビックリするくらい、

ものすごく、おもてなしの心をもった

素敵すぎる人たちばかりだったんですよね!!!!!!!!!!




今回の旅の目的は、インド料理の勉強だったので、

最初は名のあるレストランに行くことばかり考えていたのですが、

RajeshやRameshが色んなところに連れて行ってくれるため

一向に行けず・・・、

きっとこの感じで最終日まで行きそうな予感がしたので

途中であきらめてしまったんです(笑)


本来の目的が達成出来ず少々困ってはいたのですが、

ですが、

途中から流れに逆らわず

流れに乗っかって楽しんでいると、

不思議と向こうから美味しい料理(カレー)が

やって来てくれるようになったんですね!!!!!!!!!!





『慌てるな、カレーは向こうからやって来る。』



はいっ、

これが今回の旅で得た、格言です(笑)



スパイシーさんは、意に反することが起きると

常に自分でコントロールすべく、

強引に舵取りをするような人生を送ってきたのですが、
(それもあって今の自分があるのですが)

流れに逆らわず、

時には流れに身を任せると、

不思議と面白いことが起きるもんだなぁー、と、

つくづく感じたのも今回の旅でした!!!!!!!!

そして、

そういうことを感じることが出来たのも、

大きな収穫でしたね!!!!!!!!!!!!!!!!!!



カレーが好きで、

カレーばっかり食べている人生でしたが、

正直、41歳になる年で、

ターバンをかぶって、

インド料理(カレー)を作って人に振舞って、

カレー情報をブログで毎日発信して、

たまにターバン姿でメディアに出て、

ついには本まで出るようになって・・・、

と、こんな人生を送るとは思ってもみませんでした。。。。。


いや、本当に(笑)



流れに身を任せるって発想は、

性格的に好きではないのですが、

カレーが運んでくれたこの不思議な流れには

思い切って身を任せてみようかな・・・、と、

最近思うようになってきました。



一体、自分はどこへ向かうんだろう(笑)?????




華麗なるカレーな流れに身をゆだね、

華麗なるカレーライフを大いに楽しんでいきたいと思います(笑)




よし!来年もインドに行くぞ~~~~~っ!!!!!





おしまい。