はじめに

こんにちは、まるこですニコ

先日ハプスブルク展行ってきましたひらめき電球

まぁなんと素晴らしく見ごたえあるコレクションの数々笑い泣きラブラブ

 

あ、展覧会の感想はまた別の記事で書きますDASH!

 

今回は、まるこのハンドメイドアクセサリーより、

「ハプスブルク展」に身に着けて出かけたい王妃・皇妃をイメージしたロイヤルでアートな、それでいて普段使いもしやすくお手頃価格な商品をご紹介しますニコアップ

 

 

(そうです、ゴリゴリのガチムチの宣伝ですぶー

てへぺろてへぺろ

たまにはこーゆーんもええやろ酔っ払い

 

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美術館巡りのお供アクセとしてだけでなくクリスマスパーティー用アクセやプレゼントにもお選びいただけたら嬉しいラブ

 

それではどうぞ最後までお付き合いください音譜

(画像クリックで販売ページをご覧いただけますニコ

今回ご紹介の商品は2300~2500円ですひらめき電球

「ハプスブルク展」に身に着けて出かけたいアクセシリーズ

マリー・アントワネット

「マリー・アントワネットのスイーツパーティー(ピアス/イヤリング)」

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こちらはマリー・アントワネットをイメージして作ったピアス/イヤリングラブラブ

 

スワロフスキーもジルコニアもガラスストーンもキラッキラ乙女のトキメキ

 

白いフェルトに縫い付けたビーズ刺繍。

シュガーペーストのキラキラ宮廷菓子のようにキュートでゴージャスアップ

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「ハプスブルク展」へお出かけの日だけでなく、結婚式のお呼ばれや習い事の発表会など、素敵なワンピースでおめかしした日に特におすすめですニコ

 

エリザベート

シシィスターのお花のようなピアス(ピュアなホワイトバージョン)

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こちらはオーストリア=ハンガリー二重帝国皇妃エリザベートをイメージして作ったピアスクラッカー

 

彼女の有名な髪飾り・シシィスター(シシィの星)のデザインをベースに、お花のような印象も加えてどのようなシーンでも取り入れやすいデザインにしました星

 

中央の花芯にはスワロフスキーを贅沢に配置し、特に照明に反射したときキラキラと品よく素敵にきらめきます流れ星

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こちらのピュアなホワイトバージョンはイエローベースの方に特におすすめですひらめき電球

 

シシィスターのお花のようなピアス(クールなシルバーバージョン)

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こちらはクールなシルバーバージョンラブラブ

 

ベースカラーのホワイトパールとシルバーパールが品よく光を拡散しシルバーラメがチラチラとアクセントに、中央のスワロフスキーは照明に反射して華やかにきらめきますアップ

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こちらはブルーベースの方に特におすすめですひらめき電球

 

シシィスターブローチ(ピュアなホワイト)

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こちらはブローチ。

小さなビーズで縁取りしてます乙女のトキメキ

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シンプルな黒ニットやクラシカルなブラウスと合わせるのがおすすめですひらめき電球

 

シシィスターブローチ(ダークなグレー)

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こちらはダークなグレーバージョンビックリマーク

 

ミュージカル『エリザベート』でいうところの”トート(死)の影が迫る”的なイメージで作りましたイヒ

(あ、でも言うほどダークでもないですDASH!どっちかってーとシックグッド!

 

こちらはシルバーの刺繍糸で縁取りしています音譜

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ホワイトだけでなくシルバー、黒も使っているのでピリッとしまってかっこいいですよニコ合格

 

おわりに

以上、「ハプスブルク展」に身に着けて出かけたいまるこのハンドメイドアクセサリーのご紹介でしたんぶちゅー

 

他にも美術館巡りに身に着けたいシリーズいろいろありますので販売ページやインスタグラムをご覧いただけたら嬉しいです!!

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まるこからの大切なお知らせ

今後、オーダーアクセサリーの受注もしていきたいと考えています(2019.10月現在)

 

グループでおそろいの、あなたたちだけの特別なアクセサリーを作りませんかニコ!?

 

耳飾りやヘアアクセに限らず、タックピン、タイピン、ブローチなど老若男女問わずお使いいただけるアイテムでお作り出来ます。

(※1点のみの受注は今のところ考えておりません)

 

例えばこんなシーンで…下矢印

まじかるクラウン卒業記念にお友達同士でおそろいのアクセサリーを作ってお守り代わりに音譜

まじかるクラウン部活など引退する先輩方に感謝のモチーフを添えておそろいのアクセサリーをプレゼント音譜

まじかるクラウンアマチュア劇団・合唱団の公演記念に公演内容をイメージしたおそろいの服飾アイテムを音譜

まじかるクラウンダンス発表会やコンテストに発表内容やお衣装に合わせてデザインしたおそろいのアクセサリーを音譜

などなど、、、

 

私も探り探りですので、、、あせるあせる

点数(個数)、納期、価格等は都度ご相談くださいニコ

 

(あまりにも高級な価格にするつもりはございませんが、すぐにダメになってしまうような安価・粗悪な材料は使いませんので、1点2000~3000円台くらいからお作り可能です。デザインのテイストはインスタグラムやミンネ商品ページをご覧ください。また、しばらくはデザイン料はいただきません)

 

思い出を形に残していつでもその瞬間を思い出せる特別なアイテムを素敵な仲間とおそろいで作ってみませんか!?

 

お問い合わせだけでもお気軽にどうぞドキドキ

 

最後までお読みくださりありがとうございましたニコドキドキドキドキドキドキ

 

はじめに

こにゃんちは、まるこですニコ

先日日本史の磯田先生先生の講演会「群馬で歴史を語る」に出かけてきましたひらめき電球

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講演会で聞いて書き留めたメモをほぼそのまま記事として書いています鉛筆

興味ある方どうぞご査収ください手

 

このページは後編になります。

前編は右矢印こちら

 

それでは前編に続いて後編始めます音譜

 

金井東裏遺跡(群馬県渋川市)の王の家族

古墳時代に馬を飼っていた王とその家族が生き埋めの状態で金井東裏遺跡から出土した。

平成24年に発見されたこの王の家族は、王と妻と娘と小さな息子と見られている。

 

当時、榛名山は噴火が続き、周辺住民はみな避難していたとみられるが、王の家族と馬1頭だけは残って(避難せずに/避難出来ずに)埋まってしまった。

 

3度目の噴火の火砕流に飲み込まれたようだ。他の住民は逃げられていることから、王の家族は敢えて残っていたようにも見え、地の神に祈っていたのかもしれない。

 

発掘後、歯の分析が行われストロンチウムが測られた。ストロンチウムの比率を見るとどの水を飲んだかが分かる。結果、王は稲田(馬を作っていた地域)の人だったことが分かった。

 

一緒に出土した鎧は百済式のものと見られ、このタイプの鎧は世界にこれを含めて2点しか出土例がない。つまり、この王は稲田からやって来た朝鮮出身者かと思われる。

 

復元した顔は朝鮮系の顔立ちで佐野史郎っぽい感じ。妻の顔は在来の人の顔立ちで、おそらくけぬの王の娘と思われる。子供たちは榛名で生まれ育ったとみられる。

 

ここからも分かるように、内陸のかみつけに大陸文化が入って来たのは馬がいたから。馬が作れる(育てられる)火山灰の場所には渡来系と在来系が交じり、馬が大陸文化をつなげていたとも言えそうだ。

年号と上毛三碑

かつて日本で使われていた元号は、最も古い時代で干支のみの表記になっていて、次に中国の元号、さらにのちは中国の出典から、そして今回令和で初めて日本の出典(万葉集)から制定された。

 

下野の那須国造碑には「永昌元年」と則天武后の時代に使われた年号が書かれている。これは中国の年号を引用している。

 

けぬの古い碑文には朝鮮の影響がみられる。日本で18個現存するが、そのうちの3つが群馬にある(上毛三碑)

上毛三碑:その1「山ノ上碑」

山の上碑は日本最古の墓誌(ぼし)

年号の記載は「辛巳歳」とあり、681年のこと。この頃はまだ干支で表していた。

上毛三碑:その2「多胡碑」

最古の楷書体。年号は和同4年。

政府からの命令が書かれている。弁官局からの命令で。「〇、〇、〇(←メモしきれなかったけどすべて地名)の3郡から300戸分けて新しく郡を作って羊(よう)さんに支配を任せる」旨が書かれている。

 

羊さんはおそらく渡来系と思われる。

ちょっと寄り道:羊羹(ようかん)が羊のわけ

周の時代の中国の暮らし方マニュアルなんちゃ~ら(←聞き取れなかったによると、生贄を出してまつることが親孝行と考えられていた。生贄とは羊の肉のこと。だから中国の人が日本に来るときに羊を持ってきたかったけど、日本では気候が合わず(高温?多湿すぎる?)病気になってみんな死んでしまう、だから生贄に出来ず困っていた。

 

そこで禅僧が考えた。生贄の羊の代わりに赤いようかんを作ってまつろう、と。そんな理由から羊羹は「羊」の字を使う。

 

余談ですが…

羊はそれだけ尊く大切な存在。羊が大きいと書けば美しい、とか、漢字を見てもそうした文化がうかがえる。

だから、多胡碑に書かれた新たな群の統治を任された羊さんは渡来系ではないかと推測できるし、そんな尊い感じを使えるのだから結構高めの身分だったのではということまで想像できる。

上毛三碑:その3「金井沢碑」

古い隷書体。

なんとこの碑(大きめの石)、碑文であることが発見されるまで農家の洗濯板として使われていたそうな

 

内容は先祖供養

 

この文の中に仏教信仰も見られ、仏教の広まりを見ることができる。

 

磯田先生が考える日本人の宗教観

日本人の仏教徒が崇める「ほとけさま」とは、釈迦のことではなく「ホトケさまになったご先祖様」であって、仏教は先祖をまつるための理由立てに過ぎないのではないかと。

 

この考えが成立したのは1700年代ころからで、一般的な庶民階級の人々でも墓地と墓石を持っていた。

 

しかし、300年経った今、「家」の墓がなくなりつつある。廃墓・墓じまいが進んでいる。”長男が継いでいく「家」制度”の考え方が変わってきたようで、何とかして「家」を守り継いでいかなければならないという考えが薄れてきているようだ。今はまさに時代の転換点。

新田義貞の分家から徳川家は出たのか

(”新田義貞の分家から徳川家は出たのではないか”という説があるが、磯田先生は違うと思っているそう。)

 

家康の松平家は安祥松平氏といって、全国に18ある松平家の1つに過ぎない。

 

この、安祥松平氏の最初の人は親氏(ちかうじ)といい、親氏を名乗る以前の名を徳阿弥といった。

 

徳阿弥は太田世良田(群馬県太田市)から出て三河徳川郷に入った者で、もともと新田の親戚という話がある。

 

親氏は新田源氏世良田氏の末裔とされる。徳阿弥と称する時宗の僧侶として諸国を流浪し、三河の松平郷の松平太郎左衛門の婿養子に入ったとされる(諸説あり)。

踊念仏

ところでその徳阿弥は踊念仏をする僧侶だったが、当時の踊念仏は今でいうロックライブのような雰囲気で、相当な盛り上がりだったようだアップ

 

集団で踊りながら念仏を唱える僧侶たちを囲むように女性たち(観客・ファン)が集まって筒のような入れ物を手に「しっこーー笑い泣きビックリマークしっこーーーーー笑い泣き!!(だったかな?)と叫ぶと僧侶がおしっこをかけてくるので、それを女性たちは筒に受けて持って帰ったり、興奮しすぎて失神する人もいたとか。

 

(この話は磯田先生が調べた文献ではなく、大学のご友人だかが見た資料に書いてあったと聞いた話なのだそうですアセアセなかなかにとがったエピソードあせる

徳阿弥はどこから来たか

徳阿弥がある者に出身を聞かれたとき「徳阿弥は熊野の鈴木だか在原だか分からない」と答えている(熊野は比丘尼派遣業、在原は在原業平のこと)。つまりここでは「得川(昔は「得」の字)」とは名乗っていないため、磯田先生は徳川が群馬出身だという話があるがそれは違うのではと疑っている。

井伊直政と箕輪城

箕輪城は高崎と前橋の間にある。高崎―前橋間は交通の要所であり、そうした土地には軍隊を置くもの。交通の要所に軍隊があればどこから攻められても守りやすく、またすぐにどこにでも派遣しやすい。

 

家康の時代、特に家康に可愛がられて重要な箕輪城をあてがわれて箕輪城主となったのは井伊直政

 

直政はとにかく真面目だった。それが分かるエピソードとして、戦いの途中皆で神社の赤飯を盗み食いしたときに直政だけ食べなかった。

その理由がとても忠義に徹したものだったので、そうした姿勢を見た家康は彼を信頼し重用したのかも。とにかく人が好い。

 

(その理由ですがちゃんと覚えてないんだけど、主人の死後にこの盗み食いが原因で主人が地獄に落ちるようなことがあったらいけないから、閻魔様に言い訳して主人が地獄落ちを逃れられるように自分だけは盗み食いするわけにはいかない…みたいなことを言っていた、とのこと。)

徳川埋蔵金の話の出どころ

糸井重里氏がやたら追い続けていた「いい穴だグッド!」でおなじみ徳川埋蔵金。

この話の出どころは権田村の小栗上野介忠順

 

小栗上野介忠順はもとは幕臣だったが、重用されていた井伊直弼が殺され小栗も職を解かれた。そこで江戸を離れて与えられていた土地の一つだった権田村(現・群馬県高崎市)で隠居生活に入ったのだが…

 

小栗が幕府の仕事で稼いだお金を貯め込んでいたという噂が書かれた古文書が発見されている。それが徳川埋蔵金としてみなの知るところとなっている。

 

しかしその古文書によれば”小栗は二分金(金の含有量が低い)を小さな酒樽に貯めていた”ということなので、もし見つかったとしても大した価値ではない。

終わり

以上、磯田先生の「群馬で歴史を語る」講演会の内容メモでした。

 

読み物になっていなくてすみませんあせる

簡単に感想を

今回講演会に行って90分のご講義受けましたが、めっちゃ面白かったですウシシラブラブ

 

私、もともと日本史得意じゃない(てゆーか嫌いじゃないけど中学高校の歴史ってただ暗記する科目だったから、苦痛だった)からどうかなと思ってたけどあせる…自分が住んでる地域に大昔に住んでいた人たちに思いを巡らせるロマンもわくわくするし、ただ知らなかったことを知るってだけでも楽しい。新たな知識によって今まで理解できなかったことが腑に落ちることもあるからね。

 

あと、磯田先生のお話の好きなところは”学んだ歴史や記録を今の暮らしにどう生かすか、どう取り入れるか”という面があることです。それは勝者の歴史から学ぶこともあるけど、敗者や影になってしまったものを反面教師として学ぶ方が多いかもしれません。

 

 

またいろんな講演会や勉強会に行ってみたいと思いましたニコ

11月には渋沢栄一を知る講演会があるので行こうかなと悩み中ひらめき電球

 

 

ところでまるこが磯田先生を好きなのは「英雄たちの選択(毎週水曜20時~BSプレミアム)」が好きだからなんだけど…その番組は毎週歴史上の人物を一人取り上げて彼らの人生の重要な選択についていろんな分野の専門家を招いてあーでもないこーでもない言ってるのを見ながら楽しく学べるTVショーです。

 

日本史苦手なまるこでもなんか面白くていつも見てるのラブラブ

 

どんな分野でもその道のスペシャリストのおじさん(すごい先生)がテンション上がってキャッキャしながら嬉しそうにしゃべってるの見るの好きなんだよねニコドキドキドキドキ

最後にまるこから大切なお知らせ

どさくさにまぎれて宣伝すみません。

まるこは「ストーリーを身にまとう」をコンセプトにハンドメイドアクセサリーを制作・ときどき販売しています音譜

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こちらからごらんくださいラブラブ

 

最後までお読みくださりありがとうございましたぶちゅードキドキ

はじめに

こんにちは、まるこですニコ

先日「武士の家計簿」などでもおなじみ日本史の磯田道史先生の講演会へ行ってきました音譜

読み物ではなくただの講演会メモ

今回の記事は、講演会で先生がお話しされたことを書き留めたメモをもとに書いています。

 

お話しされた順でそのまま書いていきますが、唐突に話変わりますあせる…が、そもそも先生の話がそんな感じだったのでお許しを。また、先生が提示してくださった資料や写真などは手元にないので説明しきれない部分は飛ばすかふわっと流しますのでご了承くださいぶー

 

まるこね、日本史まぁまぁ不得意なので勘違いしたままメモしてたりすると間違ったこと書いてるかもしれないのでそのときはご指摘またはスルーしてくだされよパーあと、この記事は”自分のための記録メモ”の意味合いも強いので読みづらい部分たくさんあると思います。すまそんDASH!

 

長々とくそつまんない免責書いてすみません。ほいじゃ始めますんアップ

イベント

この度まるこが出かけたイベントは、群馬県の文化芸術プロジェクト「群馬県戦略的文化芸術創造事業」の発足を記念し開催された群馬の歴史と魅力を語る講演会「群馬で歴史を語る」です。

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これね、たまたまおばば(※祖母)がとってる上毛新聞(群馬の地元新聞。嵐の櫻井翔君のおじいさまがかつて記者をしていた新聞社)で開催を知った母から教えてもらい、先着順だったので早めに知った私は難なく公聴券ゲット出来ましたクラッカー

 

ってことで、文化的刺激を求めるシゲキスト母娘2人で仲良く行ってきましたよロケット

講演会開始前に自前で前説

講演会は満員御礼500人超え。(多分)

開場前はロビーで大行列でした。

 

開場して中に入ると(まるこは200番目くらいだったかな)、誰かがステージにいて前列のお客さんたちと談笑してるのが見えたんだけど…

 

よく見たら磯田先生でしたほっこり

 

マイクは持ってなかったから何話してるか分からなかったけど、「テレビだと肌の色が○○だから△△なんですよ~」とかそんな感じのことを冗談交じりに楽しそうにお話しされてたようです。

 

お客さんとのやりとりを少ししてすぐ裏に行っちゃったけど先生が話すたび笑いが起きていたので、”本当に話をするのが好きなんだな”という印象でしたラブラブ

 

わりと真面目な講演会なのに前説自分でやって会場温める先生なんて聞いたことないよイヒ

さすがですアップ

上毛かるたでつかみはOK

はい、やっと本編入ります。前置き長くてごめんちょzzz

 

司会の方による先生のご紹介が済むと、いよいよ先生のお話はじまりはじまりですひらめき電球

まずはいくつか上毛かるた(知らないYOUはググってね)を交えてお話し(小話)されました。

 

ところで上毛かるたは「新説ところジャパン」で一緒の井森美幸さんが、ことあるごとに上毛かるたで返してくるらしく覚えてしまったとおっしゃっていました。左矢印これにはグンマ―歓喜クラッカー

 

それにしてもいもちゃんはいつでもどこでもカメラが回っていなくても布教を忘れないんだな~って妙に感心してしまったよ。さすがいもちゃんおねえさま足向けて寝れんですあせる

群馬は美男・美女が多い

歴史上、人が交わる地域は美男美女が多いのだそう。

人が交わるところでは渡来系・縄文系が交じり、エキゾチックでお目目ぱっちり美人が多いのだとか。

 

そんな美男美女が多い”人が交わる”海代表は長崎県、そして山代表は群馬県を挙げてくださいました。

 

なるほど確かに長崎には福山雅治さん、そして群馬には井森美幸さんがいらっしゃいますもんね(←これ先生が言ったんだからね)

最初の縦社会国家

縄文時代の終わり、最初に縦社会の国家を作った地域はそう多くはなかったのだとか。

中でも早かったのは福岡県の糸島、西暦50年ころ

 

倭人が中国へ行ったとき、初めて「王」や「青銅器」、さらに「巨大墓」を見た。そうしたものを国内へ持ち帰ったのだろうとおっしゃっていました。

三種の神器の生前贈与

ところで、ちょっと脱線。

天皇家が古事記・日本書紀などに書かれた神々の子孫であることを証明する天皇家の権威付けのためのアイテム三種の神器ですが…

 

平成の天皇から令和の天皇へ代替わりする際、上皇様は生前退位されたので三種の神器が生前贈与の課税対象になってしまったのだけど、非課税で良いように法改正したのだとか。

 

「ご由緒のものは非課税に」と改正したそうです。その法改正の第一項に「三種の神器(形代を含む)」と書かれているそうですよビックリマーク

八咫鏡

一咫(いちた)=親指と人差し指(中指?)を広げた長さの単位。

つまり、サイズが「八咫」の鏡ということかと言われている。ただし、直径か円周かははっきりしない。

 

誰も見てはいけないものだが、江戸時代の熱田神宮のある神主が見たことがあるらしい…で、その人は死んだとか死んでないとか。。。

 

(ファラオの呪いなんかもそうだけど、そもそも人の死亡率は100%でいつかは死ぬんだからこの手の話の信ぴょう性は噂話以下かと)

巨大古墳

全国的に見て巨大古墳が作られるようになるのは紀元200~300年代だが、けぬの国にはそのころまだそんなに多くなかった。また、国自体強大でもなかった。

(※応神天皇の時代に「けぬの国」は「かみつけ(ぬ)の国(=群馬)」と「しもつけ(ぬ)の国(=栃木県)」に分かれた)

 

400~500年代、群馬の古墳がめっちゃ増える。その数13000基に上るのだが、これは人口当たりで見たらとんでもない数。

 

古墳時代は紀元200~700年代だが、この時期大和王朝とのつながりが深かったことがうかがえる。

前方後円墳の形

前方後円墳は前が四角、後ろが丸の形をしているが、円の側には葬られる人が埋まっていて、方の側には人々がまつりをして通る道として存在する。

 

最初期の古墳とみられている岡山の楯築(たてつき)遺跡は真ん中が丸くて両端が四角い形になっている。この最初期の古墳は中国の文化の影響を受けていると思われるが、中国では「天=丸」、「地=方(四角)」という考えがあり、この形は「天と地に皇帝(王)が立ってまつる」ことを意味している。別の言い方をすれば「皇帝(王)の役割は天と地をまつる」こと。

 

この最初期の古墳が大和(畿内)に入って、「方(四角いとこ)って一つでいんじゃね?」という考えが定着したか。

 

そしてその後、大和王朝と関係の深い地域で前方後円墳は広まっていく。

設計図が存在したか、技術者が出張したかしないとありえないほどサイズが同じだったり形が完璧な相似形だったりする。こうした前方後円墳は全国で共有されている。

 

群馬県内には特に前方後円墳が多い。このことは、当時大和王朝と深いつながりがあったことを意味している。

馬について

紀元400~500年代には日本は朝鮮半島に戦いに出ていた。

当時の人口比は百済1:新羅1:高句麗3:日本3。

 

200~300年代には日本に馬はほとんどいなかった。ただし、纏向(まきむく)遺跡(大和王権の大きな中心地)からは馬具が出ていて、馬の存在がほのめかされている。しかし、馬具の出土は1点のみ。1頭だけの馬が客人を乗せて接待するなどしていたか?どちらにしても戦闘用ではない。

 

400~500年代に朝鮮に戦いに出た際、日本人は最新の軍事技術を目にした。最新の軍事技術とは中国からもたらされたもので、中国に近い地域ほど中国の技術が入ってきている。そこで戦闘用としての馬を見て衝撃を受けたか。

馬を作る(育てる)のに適した群馬

馬を作るのには火山灰が必要。逆にこうした地域での稲作は難しく、この時代まだ定着していない。

 

倭の五王”雄略天皇のころ、長野の稲田で馬を作らせていたが、もっともっと作れということでけぬの国で作らせることになった。

 

けぬの国へは新羅人を入植させもした。戦いで捕虜にした人もいたが、自ら来た人もいたようだ。百済からも。そしてさらにたくさんの馬を作った。

 

こうして朝鮮からの渡来系の人々と、縄文系の人々との混血が進み、美人が生まれていったとさニコ

形象はにわ

はにわの元は「特殊器台」と言われる円筒形のはにわだった。これは岡山県発祥。

 

円筒埴輪からしだいに飾りが増えていき、鳥や人の形の装飾が付いたものも作られるようになった(※鳥はたましいを表す)。特に群馬にはこうした形象はにわが多い。畿内から遠く、堅い伝統に縛られることがなかったのか、朝鮮出身の人も多かったのでそうした影響もあったのか、自由な発想でさまざまな埴輪が作られている。

ちょっとひといき前編おわり…

前編終わり。

 

後編は金井東裏遺跡の王家族の話、上毛三碑について、日本人の宗教観、新田義貞の分家から徳川家は出たか、徳川埋蔵金について…等、講演会にそって書いていきます。

 

なんだか中途半端に区切ってしまって微妙になってしまったけど…

最後までお読みくださりありがとうございましたぶちゅー

 

続きは右矢印こちら

まるこから大切なお知らせ

まるこは「ストーリーを身にまとう」をコンセプトにハンドメイドアクセサリーを制作・ときどき販売していますニコラブラブ

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こ~んなテイストで作っています音譜

販売は右矢印こちらのページをごらんあれクラッカー

こんにちは、まるこですニコ

先日、パナソニック汐留美術館に「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」を観に行ってきましたアップ

 

展覧会の感想や購入したグッズなど、書きたいことを思いついたままに書いていきたいと思います音譜

 

興味ある方どうぞ最後までお付き合いくださいラブラブ

 

ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち

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ギュスターヴ・モロー展について

こちらの展覧会はギュスターヴ・モローの女性観に焦点を当てた構成となっていました。

 

彼にとって最愛の女性である母への愛、聖母のように純潔だった恋人への愛”ファム・ファタル(運命を惑わす宿命の女)”への畏怖と憧憬純潔な聖女への憧れ…などなど、女性の多面性をさまざまなアプローチで描き出した画業を見ることが出来ましたニコ

 

モローのメモ

初めの方に、モローが母に宛てて書いた手紙というかメモの展示がありました。

 

彼は身の回りの世話など母に任せっきりで”マザコン”という評価もあるみたいですがあせる、描いた絵の説明をいつも母にしていたそうです。

 

母が年老いて耳が遠くなると、作品を説明するため筆談のように手紙を書いて見せていました。その手紙の現物が展示されていました。

 

母のために書かれたものですが、今となっては彼の制作背景を探る貴重な資料となっているなんてありがたいですニコ

 

それがまたとても詳細に丁寧に書かれていて、真面目さとか母に頭が上がらない感じ?とか伝わってきます。その細かさがゴッホ→弟テオへの手紙みたいだねって思ったひらめき電球

 

モローの恋人

モローが母の他に唯一大切だった女性、恋人のアレクサンドリーヌ・デュルーに関する絵や写真の展示もいくつかありました。

 

彼女は”修道女のように純潔で聖母のような存在”だったそうです。

 

素描《雲の上を歩く翼のあるアレクサンドリーヌ・デュルーとギュスターヴ・モロー》では、三頭身でマンガのように二人が描かれています音譜

 

彼が生涯描き続けた”ファム・ファタル”像とはまったく異なり、とても可愛くほっこりしたイラストでしたラブラブ彼女との関係は、仕事とは離れて本当に安らげる存在だったのかもしれませんニコ

 

どちらかが死んでも、二人の死後にまた再会し、子供に返って永遠に幸福を楽しんでいるように見えて…そんな希望を描いたのかもしれません。

 

 

10歳くらい年下の彼女でしたがモローより早く亡くなってしまいましたぐすん

 

一緒のお墓には入れなかったけど、モロー自らお墓をお揃いのデザインで作ったりなど、家族同然にお付き合いしていたのが分かったし、彼女が亡くなった時のモローの悲しみはどれほどのものだったろうかと想像したら…ギュッとした気持ちになりました。

 

さまざまなサロメ

モローはそれはそれはたくさんのサロメを描いてきました。

皆それぞれ違った視点からアプローチして表現していたように見えましたビックリマーク

 

あるサロメは東洋風の衣装で描かれ、「神秘的な性格を持った巫女のような宗教的な魔術師のような」性質を表象しているようで、祈るようなポーズをさせていました。

 

特に東洋風の文様は、様々なビジュアルソースを緻密で繊細に模写をして研究し、発展させているようでした。

 

そうしたモチーフは一つ一つに何か意味があるようでじっくり見入ってしまいます目飽きません真顔

 

また、ファム・ファタルとしてではなく”(男性に)見られる対象としての存在”にフォーカスしたサロメがあったり、洗礼者ヨハネの断首時にヨハネに対するサロメの微妙な心理を強調するようにサロメの横顔のクローズアップを描いた作品もありました。

 

”サロメ”という一人の女性を通して、さまざまな角度から女の多面性を研究・表現しようとしていたように見えました。

 

お目当ての《出現》

この展覧会の一番のお目当ての《出現》は結構序盤に登場してくれました笑い泣き

 

サロメの鋭い視線、強い意志を象徴するような指先とポーズ…聖書の”母にそそのかされたサロメ”とは全く別人としての”ファム・ファタルとしての”解釈と表現に目も心も奪われましたラブ!!

 

また、洗礼者ヨハネの存在感もすんごかったですおーっ!神々しさ、何かを訴える目、何かを言いかけるように開いた口元…

 

絵画作品としてこうした表現でサロメと洗礼者ヨハネを描いている画家は他にはなく、かなり珍しいですね。

 

この宙に浮かぶヨハネの首は、周囲に描かれた人たちが何も気にしていない様子から”サロメにしか見えていない幻影”と考えられ、サロメの幻視だと言われています目

 

そう考えるとまたサロメのヨハネに対する歪んだ異常な愛情をゾワゾワと感じてしまいますあせる

 

 

絵の中のヨハネの首から滴る血やサロメの宝飾品の箇所には絵具が厚めに乗せられているので、立体的で照明に反射してつやが生まれて本当に血が絵からあふれているように見えたし、サロメが本物の宝石を身に着けているようにきらめいて見えてドキッドキドキとしましたおーっ!あせる

 

こちらの作品、思っていたより大きくて…見つめていると絵の中に入ってしまいそうでした。

本当に離れがたかったです笑い泣き

 

モローの女性観~ファムファタル~

モローの言葉によると、「女というのはその本質において、未知と神秘に夢中で、背徳的悪魔的な誘惑の姿をまとってあらわれる。悪に心を奪われる無意識的存在なのである。」なのだそうです。

 

なかなかこじらせている感はありますがアセアセ、なんだかとっても偏っていて「お前一体何があったアセアセ!?と聞いてみたいものですが…

 

でもこの解釈は嫌いじゃないほっこりアップ

 

 

そんな彼の描いたファム・ファタルたちがずらりと並べられていました。

 

 

…って言ってもね、デリラとかスフィンクス、セイレーンなどはファム・ファタルっていうの分かるけど、レダとかバテシバがファム・ファタルくくりなのは元ネタ的にも「んうーん!?」って思いましたDASH!

 

 

特にレダを描いた2枚はかなりモローの妄想入ってるなって感じ(ディスってないパー

 

1枚目はレダが白鳥(に扮したゼウス)に自ら肩を回していて見ようによってはレダが誘ったみたいに見えたし、2枚目はレダの股の間に白鳥(ゼウス)が乗っかってて恍惚の表情でいらして…

レダをファム・ファタルとして解釈して脚色して演出加えてる感じでした。

 

あ、でもそれがモローなんだろうと思いましたひらめき電球

 

純潔の乙女

展覧会は《一角獣》と純潔の乙女というテーマで締めくくられました。

 

一角獣(ユニコーン)は本来獰猛な動物で、どんな屈強な男でも捕まえられないとされています(空想だけどぶー

 

そして唯一一角獣を捕まえられるのが”純潔の乙女(処女)”です(そういう設定ですにやり

 

純潔な処女の前では獰猛な動物もへにゃへにゃ~ってなっちゃうのだとか(誰も見たことはないけど真顔

 

 

ファム・ファタルを多く描いてきたモローですが、純潔な乙女もまた描きました。

 

彼は最愛の母と聖女のようなデュルーに愛され、やがて彼女たちを失いました。

 

女性の多様性を畏怖と憧憬をもって描く中で、心境にどんな変化があったのでしょう。

 

ミュージアムショップと購入したグッズ

こちらのミュージアムショップはそれほど攻めたラインナップではありませんでした。

(ディスってないパー逆に無意味な散財しなくて済んで感謝ビックリマーク

 

私が購入したのはこちら下矢印

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図録とポストカードたちです音譜

 

図録は初めから買うの決めていましたが、表紙がとってもかっこいい笑い泣き!!!!

背景の線描がでこぼこ加工印刷されてるの!!

この表紙の額絵があればそれも欲しかったくらいですアップ

 

ポストカードは発色がめっちゃきれいで素晴らしいです合格

 

他にチケットファイルや一筆箋、マグネット、トートバッグなどがあったかと思いますひらめき電球

どれも普通なんですけど(←ディスってないあせる、大きな展覧会に比べて良心的な価格設定に思いましたビックリマーク

 

マティスとルオーとモロー

モローは結構家に引きこもって絵を描いていたと言われてますが、62歳で美術アカデミー会員に選ばれ、64歳で官立美術学校の教授となってます。

 

今回その辺は語られていなかったのでどんな変化があったのか興味ありますニコ

 

 

彼の門下生にマティスとルオーがいるということは知っていたのですが、あまりにも画風が違うので、違和感あったんですよねDASH!

 

しかし今回展示の最後にこちらの美術館所蔵(多分)のルオーの展示と共にモローとの関りについて語られていました。

 

モローは”個性を尊重し、才能を自由に伸ばす教育方針”だったらしく、ルオーはモローから「色彩についての創造力」「マティエールへの志向と直感」を受け継いだのだそうです。

 

ちなみにギュスターヴ・モロー美術館の初代館長はモローの遺言によってルオーが務めていますひらめき電球なんといい話えーんアップ

 

 

ところで今回これほどのモロー作品が日本で見られたのはギュスターヴ・モロー美術館が改装中だから!!つまりこれほどまとめてモローの作品を見られるのは今だけ(多分)!!

 

ぜひお見逃しなくですよウシシ!!

 

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おわりに

まるこからは以上です。

想いが強くてなかなか全てを放出できなかった不完全燃焼感はありますが…頑張って書きましたえーん

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございますニコラブラブ

 

同日に出かけた東京都美術館「クリムト展」と国立新美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」について書いたページもあります音譜

 

良かったら見てね見てね恋の矢

 

最後に大切なおしらせ

最後までお読みいただきありがとうございましたニコ

 

「私もモロー展行ったよアップ

「私も展覧会行こうかしら音譜

「ファム・ファタルいいねグッド!

「まること美術館デートしてるみたいだったよラブラブ

などなど、思ってくださった優しいあ・な・たラブ

べ、別に、いいねビックリマークしてって欲しいわけじゃないんだからねっぶーラブラブ

ペタしてね

 

そしてごめんなさい、最後に露骨に宣伝しますニコ

 

まるこは「ストーリーを身にまとう」をコンセプトに、ハンドメイドアクセサリーを制作(細々と)販売しています音譜

 

美術館巡りに身に着けたいシリーズもあるよラブラブ

 

最近の一押しは

クリムト《接吻》モチーフ

《エミーリエ・フレーゲの肖像》モチーフ

モロー/オスカー・ワイルド《サロメ》モチーフ

の耳飾りですクラッカー

 

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販売ページはこちらからご覧いただけます下矢印

飛びます飛びます

こんにちは、まるこですニコ

 

先日、六本木・国立新美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」に行ってきましたロケット

 

展覧会を観て感じたこと、購入したグッズなど…思いつくままに書いていきたいと思います音譜

興味ある方どうぞ最後までお付き合いくださいませぶちゅーラブラブ

 

「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」

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はじめに

こちらの展覧会は世紀末ウィーンに焦点を当て、美術だけでなく建築や音楽、ファッションにもわたり世紀末ウィーンの空気をまるごと感じられるような展覧会でした!!

 

世界史を少し復習してから見たらより楽しめそうですニコ

例えば、ヨーゼフⅡ世の改革、第一次世界大戦戦後処理のウィーン会議とメッテルニヒ、フランツ・ヨーゼフⅠ世の治世とか…ね、zzz

 

まるこはテレビなどでも美術の解説でおなじみ千足先生のこちらの本下矢印を図書館で借りて予習していたので、キャプションで何言ってるかはまぁまぁ分かったので読んでおいて良かったですニコ

 

この本は展覧会の予習におすすめです音譜

 

本で見たやついっぱい本物見られて感動でした笑い泣きアップ

 

展覧会を通して感じたこと

展示を通して、世界情勢によって変わる国内の空気や、そうした流れの中で生まれる貴族の生活・庶民の生活から新たな文化や潮流が生まれていたのが分かりましたひらめき電球

 

クリムト展とのリンク

現在、上野・東京都美術館でも「クリムト展」が開催されていますが、そちらとリンクしている作品なども随所にあって楽しめましたニコ

 

クリムト展とのリンク①《パラス・アテナ》

芸術と学術の庇護者パラス・アテナを描いたこちらの作品。

胸にはメデューサが描かれた黄金の鎧をまとっているのが印象的ですが、右手にご注目目

 

クリムト展で見られる《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》が手に乗ってるの~アップ

 

まるこ、午前にクリムト展行って午後にウィーンモダン行ったからね、「また、お会いしましたねほっこり」感がなんか嬉しかったよラブラブ

 

クリムト展とのリンク②《エミーリエ・フレーゲの肖像》

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こちらの展覧会のメインとも言える肖像、エミーリエ・フレーゲ。

 

エミーリエはグスタフ・クリムトの弟の嫁の妹であり、生涯未婚でしたが一番のパートナーと言われている女性です。

 

当時ウィーンで有名なオートクチュールのサロンを三姉妹で経営していました。

彼女たちの服は従来のものとは異なり、女性たちをコルセットから解放し、機能的でデザイン性が高く、当時としては珍しく自立した女性だったようですね。

 

彼女は新時代のニュータイプの女性だったのですクラッカー

 

こちらの肖像は自身に満ちた表情とたたずまい、そしてデザイン性の高い服を身にまとっているのが印象的ですニコ

しかし、本人はこの絵を気に入らず売却されているそうです悲しいえーん

 

クリムト展とのリンクという点ですが、クリムト展ではエミーリエが18歳の時の肖像画の展示がありましたアップ

 

そちらはまだ覚醒前って感じで、清楚で控えめな印象でした。

白い服だったしねより清楚に見えるねイヒ

 

ちなみにウィーンモダンのこちらの肖像は彼女が28歳のときのものだそうです。

両展覧会に行けば18歳と28歳のエミーリエに会えますねニコ

 

衝撃の真実

ところでそのエミーリエ・フレーゲですが、まるこ的に

「え~~~~~っえーん!?

っと思ったエピソードがあるのでご紹介します。

 

エミーリエはクリムトの死後、関連資料の多くを自ら破棄してしまったため、二人の関係についての詳細は不明な点も多くあるそうなのですガーン!!

 

いや、ちょっとショックだったよ。。。

エミーリエにとって黒歴史だったのか、大切な思い出を二人だけのものにしたかったのか…

 

いつの時代も女心は本人にしか分かりませんのですぐすん

 

 

ちなみに死の床のグスタフ最期の言葉は「エミーリエを呼んでくれ」だったそうです。

何か伝えなきゃいけないことがあったのかな、ただただ会いたかったのかな…

 

印象に残った作品

続きまして、展示の中で特に印象に残ったものについていくつか書いていきたいと思います鉛筆

 

《ウィーンのフリーメイソンのロッジ》

秘密結社などとも言われる”友愛団体”フリーメイソンですが、この時代のウィーンを支え、かなり影響力のある存在だったそうですおーっ!

 

ウィーンにもロッジが作られ、モーツァルトも通っていました。

オペラ『魔笛』はフリーメイソンから影響を受けて作られたと言われています!!

 

こちらの絵は、なんとフリーメイソンの入会儀式の後の懇親会の様子を描いたものだそうで…

 

そんなん絵に描いて記録に残しても大丈夫なの!?お前さん始末されないのかい!?と心配してしまいましたアセアセ

 

やっぱりこういう絵は非常に珍しいのだそうです合格

 

しかもね、右手前にはモーツァルトとシカネーダー(劇場支配人。魔笛をモーツァルトと一緒に作ったプロデューサー的な人)と思われる二人が描かれてるっていうから胸熱ですわ笑い泣き

 

まさかウィーンモダン展に来てフリーメイソンに会うとは思わなかったので序盤でテンション上がってしまったよアップ(まるこ都市伝説好きなのイヒ

 

《フランツ・シューベルトの眼鏡》

なんと、シューベルトのメガネの現物の展示がありましたメガネ!!

 

シューベルトの肖像画で確かにかけている丸いシルバー縁のメガネ音譜

 

だけどそれが、なんか耳にかける部分がへんな形で…

 

あのーアセアセ…なんか変な形でしたあせる

 

なんとシューベルトは寝てるときや寝起きすぐに良いものが浮かんだ時、すぐさま書き留めておけるように寝ている間もメガネを外さなかったのだそうで…

 

本当に天才とはストイックなものなんですねおーっ!

 

…って、いやいやパー枕元にでも置いておけばワンアクションでかけられるでしょむしろ壊すリスク!!!!と突っ込まざるを得ませんでしたDASH!

 

 

 

続いてクリムト作品から印象的だったものを…

 

《愛》『アレゴリー:新連作』のための原画

この作品、私大好きなのラブ

幻想的で美しくて儚さがあっていつまでも見ていられます目

 

見つめ合う男女はもちろん「愛」を表現していますが、背後には人(人ならざる者)の顔が見えます。

 

この「愛」の背景に描かれているのは「運命」の擬人像なのだそうですひらめき電球

 

愛の背後に運命が(それもあまり明るくなさそうな未来を暗示するような”運命”が)うごめいているんですね。

 

幸福に満ちた愛と、暗い世界が対照的に描かれていて惹きつけられました恋の矢

 

また、両サイドには金箔が施され、バラが十分な余白と共に描かれていて日本画の影響をがっつり感じることが出来ました。

 

 

《グスタフ・クリムトのスモック》

もう一つ、クリムト関連で書きたいことがありますねん!!

 

クリムトが実際に着ていたスモックの展示があったのですが…

 

「確かにビックリマークそのタイプの服にはポケットあると便利だよね!!

と意外なところに共感してしまいましたイヒ

 

 

まるこね、最近自分で服作ったりもするのね。

服作りに興味を抱いてからいろんな服の作りに関心があるのよひらめき電球

だから今回エミーリエ三姉妹の改良服とか見るの楽しかったよニコアップ

 

 

じゃ、続きましてシーレの作品から印象的だったものについて書いていきますラブラブ

 

《自画像》

シーレの自画像かっこいいっすねぇ~アップ

 

シーレの絵は見てると不穏になるっていうか、ザワゾワする雰囲気あるけど…アセアセ

でもなんか分かんないけど決して不快じゃないんですよねDASH!

(たまに不快なのもあるけどあせる

 

 

自画像では”手に語らせる”と言われるシーレですが、確かにこの作品も手指の動きが特徴的で印象的でした。

 

また、背後に描かれたポット(※見えないけどポットらしいよ)が頭の影のようでもあり、ヤヌスのような二面性を感じさせる表現にも見える、的なことがキャプションに書いてあって…

「おお、深いおーっ!!!と感じましたアップ

(感想は浅いアセアセ

 

 

《ひまわり》

ひまわりも超かっこよかった笑い泣きアップ

 

チラシとかの写真で見たときは「暗い雰囲気で不吉・不穏・不安な感じ」と思っていましたが、実物を見ると、むしろ内なる生命力を感じ、スタイリッシュで、わずかな色の変化も感じられ華やかさすら覚えました音譜

 

ココシュカ

あともう一人、世紀末ウィーンを代表する画家ココシュカについても少し触れたいのですが…

 

もうね、ただ一言。

 

怖いよ!!ココシュカの絵怖いよえーん!!!!

 

シーレまでは楽しめるんだけど、ココシュカまでいくと難易度高いですただただ怖かったですえーん

 

 

そんなココシュカの私の好きなエピソードを一つご紹介しますクラッカー

 

冒頭でご紹介した千足先生の本に書いてあったことなんだけど、ココシュカはウィーン社交界の華だったアルマ・マーラー(音楽家マーラーのかなり年下の妻で、マーラーとは死別。数々の男性遍歴で知られる。)と付き合っていた時期があったのね恋の矢

 

アルマはココシュカとの旅行にも亡き夫グスタフ・マーラーのデスマスクを持って出かけるほどで、ココシュカはデスマスクにすら激しく嫉妬したらしいです。

 

アルマは後年になってココシュカとの日々を回想し、その激しい愛と嫉妬について語っています。結局彼女はココシュカではなく別の男性を選んで再婚しました。

 

ココシュカはそれでも彼女を忘れきれなかったみたいで、人形を作る職人にアルマの等身大人形を発注しました。(アセアセ!?

 

しかしその人形の出来があまりにも悪く、彼の中で何かが吹っ切れたようで、友人たちを呼んでその人形を囲んでお別れパーティーをしましたクラッカー

 

パーティーの最後に人形の首を切り、切り口に赤ワインをかけて庭に放置。

 

それを見た近所の人に、庭で人が死んでると勘違いされ通報されてしまいました。

 

警察官が家を訪れ事情を話したところ、誤解ということが分かりみんなで笑い合ったそうですゲラゲラ

 

チャンチャン音譜

 

 

(※本が手元になくて記憶で書いてるので細かいとこ怪しいけどだいたいこんなエピソードでしたあせるなかなか面白いエピソードだったので衝撃でしたアセアセ

 

ミュージアムショップで購入したグッズ

それでは気を取り直して(ぶー)…

ミュージアムショップで購入したグッズをご紹介します音譜

 

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図録、書籍、クリアファイル、ポストカード…ですニコ音譜

 

図録は初めから買うつもりだったので悩みもしませんでしたが、とにかく内容が充実していて(あ、まだ読んでないけどなほっこり音譜、写真もきれいだし、小さかった作品は細かいとこまでよく分かるし良いです!!

 

あと表紙が両A面なのも嬉しい!!

(裏面はシーレの自画像)

 

よく「表紙を2種類から選べますチョキ」な図録あるけど、両面に印刷しれくれればいいのにぶーって思ってたからね、なんと良心的なと高評価です合格(←何様あせる

しかし、その代わりめっちゃ重いえーん

 

書籍は輸入本でシーレの本です。

この先2度と私の前に現れることはないだろうと思ったら買ってしまいましたDASH!

英語苦手なのに爆弾

なので気が向いたら少しずつ頑張って読んでいきたいと思いますあせる

 

B5サイズの両面クリアファイルは分離派展のポスターをデザインしたものですが、全然買う予定じゃなかったのにあまりにかっこよかったので買ってしまいました!!これは良いよねウシシ!?

 

美術好きとかじゃないおしゃれな友達にプレゼントしても受け入れてもらえそうな素敵デザインだと思うよラブラブ

 

おわりに

まるこからは以上です。

あー、書きたいこと書いてたらやっぱり長くなってしまったねぶーあせる

ここまで読んでくださった方、本当に嬉しいですありがとうございますぶちゅー

 

内容が絶妙にリンクしている東京都美術館「クリムト展」の感想右矢印こちらから

 

最後に大切なおしらせ

最後までお読みいただきありがとうございましたニコ

 

「私もウィーンモダン行ったよロケット

「私も展覧会行こうかしらUFO

「世紀末ウィーンいいねグッド!

「まること美術館デートしてるみたいだったよラブラブ

などなど、思ってくださった優しいあ・な・たラブラブ

いいねビックリマークしてってくれてもいいんだからねぶちゅー

ペタしてね

 

 

あ、ごめんなさい、最後に露骨に宣伝しますニコ

 

まるこは「ストーリーを身にまとう」をコンセプトに、ハンドメイドアクセサリーを制作(細々と)販売しています音譜

 

美術館巡りに身に着けたいシリーズもあるよクラッカー

 

最近の一押しは

クリムト《接吻》モチーフ

《エミーリエ・フレーゲの肖像》モチーフ

モロー/オスカー・ワイルド《サロメ》モチーフ

の耳飾りですラブラブ

IMG_20190524_105013.jpg

販売ページはこちらからご覧いただけます下矢印

いらっしゃ~~い