" へそくり社長 "
監督 千葉泰樹
出演 森繁久彌 **社長
小林桂樹 **秘書
上原謙 *大株主
八千草薫 *先代の娘
司葉子 **社員
越路吹雪 *社長の妻
三好栄子 **先代の未亡人、会長
古川ロッパ *大株主
三木のり平 **経理部長で宴会部長
藤間紫 *小唄の師匠
東京駅から出る満員のバス
それを尻目に犬を散歩させる女性
彼女は
黒塗りの車の止まる大きな家の女中
家主は森繁
森繁はまだベッドの中
夫を起こす吹雪
今日は気になる大株主懇談会
森繁は二代目社長
先代と違い凡人
朝食前に日課のゴルフの練習
へたくそ
朝食はパン
森繁は和食派だが吹雪が先代にならって
それに
日本人が短命なのはお米を主食にしているから
お米は胃ガンと高血圧の原因になる
大株主懇談会には
先代の娘薫が
先代の未亡人で会長の栄子の代理で出る予定
吹雪は薫を信頼しているが
森繁は心配
実際、薫は考え事が嫌い
森繁は運転手付きの車で出勤
*
明和商事に出社
出迎える秘書の小林
気が利きすぎて間が抜けている
意識的にマヌケを演じている?
タイプ係の陽子
小林の恋人
社長秘書は時間が不規則
デートも儘ならない
*
栄子と薫の家は芦屋
森繁、吹雪、小林は
11時に羽田空港へ薫を迎えに
懇談会の議題は
株主配当立と社員の待遇改善
先代は独裁で有無を言わせなかったが
森繁は三等社長でつらい立場
上原産業の社長が大株主の仲間入りした
戦後派の成り上がり者だけど
すごいやり手
何をしはるか分からへん
*
1時から大株主懇談会
社長の方針は配当率は1割5分据え置き
遅れて入って来る上原
続き
組合の要求は原案どおり承認
株主古川が異議を申し立てる
組合の要求を飲むなら配当を多くしろ
薫は社長に賛成
それで決まり
*
森繁の女房吹雪は先代の親戚
森繁は吹雪の七光りの雇われ社長
古川は社長を交代させたい
上原と2人の株を合わせれば
約半数
*
森繁の得意な芸はドジョウすくい
品がない、小唄にしなさい
先代の未亡人の鶴の一声
森繁は小唄の師匠紫につく
なかなかの美人
*
森繁の財布の中は妻吹雪にガラス張り
小唄の師匠にお土産も買えない
秘書小林は森繁に
へそくりのやり方を伝授
*
さて、
紫師匠には下心あり・・・
この後15年間で33作まで作られたコメディ
森繁久弥主演「社長シリーズ」の1作目
ほとんど正・続の2話がセット
続はあるけど一応1話完結
これも、続・へそくり社長があり
で、これは、
1話で完結しない!!
最後に第一部と出る
ならそうと
タイトルにも書いてくれよ
1956年 日本映画 82分
安来節の発祥地安来は
砂鉄の産地
川から砂鉄をすくうと
時々ドジョウも入る
そこから
安来節 = ドジョウすくい
となった
と、島根県の人が言っていた
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