" Si può fare "
= Yes can do
監督 ジュリオ・マンフレドニア
出演 クラウディオ・ビシオ
アニタ・カプリオーリ
ジュゼッペ・バッティストン
ジョルジョ・コランジェリ
マリア・ロザリア・ルッソ
1978年5月
イタリアで180号法(通称バザリア法)が公布され
( 世界初の精神科病院廃絶法 )
精神科病院の新設、精神科病院への新規入院
1980年末以降の再入院が禁止される
1983、ミラノ
やる気満々の労働組合員ネッロ
急進的過ぎ暴走気味で左遷
恋人サラにも捨てられる
***
移動先はのどかな郊外の共同組合
なんか個性的な組合員ばかり
理事長はデルベッキオ医師
バザリア法で患者は精神病院を出るが
家族は面倒を見きれない
行き場がない
仕方なく共同組合を作った
一応仕事はさせているが
大したことはできない、しない
それでもネッロは
やる気満々
まずは
自己紹介をさせる
四苦八苦
*
ネッロはサラとよりを戻す
*
次は仕事効率を上げるための会議
日本人ですらやってるのに
ここでは開くのにも四苦八苦
でも彼らは
イカレててもバカじゃない
いままでの補助業務から
本格市場参入業務へのシフトを検討
具体的に何をやるか議論
多数決で床の寄木張りに決定
イカレてても組合員は組合員
組合員の意志は最優先
早々に初現場
出来上がりはボッコボコ
誰が見ても失敗
ネッロは動じない
行動に失敗はつきもの
大事なのは過ちから学ぶこと
ネッロは自腹で(彼らには内緒)
報酬を払う
俄然やる気が出る
そうは言っても
次の仕事の依頼は来ない
頼み込んで頼み込んで
やっと仕事を取っては来たが
*
なんだかんだ
*
理事長デルベッキオ医師は
事なかれ主義の石頭
反感を持つフンラル医師を仲間に加え
協同組合は投薬の半減を訴え徹底抗争
*
なんだかんだ
*
依頼主には若い女性も・・・
実話を基に作られた
社会派ドラマだけど
コメディ仕立てなので
さくさくっと楽しめる
現実には
もっと色々あるだろうけど
普通の人とちょっと違う
普通の人がちょっと違う
普通の定義がちょっと違う
イカレてない人間はいない
お金を貯めたら何しよう
とりあえず女を買いに
薬を減らして硬さ倍増
これも社会復帰の勉強
2008年 イタリア映画 111分
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