監督 三木聡
出演 麻生久美子
風間杜夫
加瀬亮
相田翔子
ふせえり
白石美帆
松坂慶子
玄覺悠子
五月女ケイ子
はな
芹那
久美子はシオシオミロが大好き
３歳の時から
久美子の朝はシオシオミロで始まる
久美子は月に一遍
一人暮らしの母慶子を訪ねる
久美子の父は久美子の８歳の誕生日に出て行った
慶子曰く
久美子はなんでも５秒遅い
だから肝心なことが全然見えない
テレビの変な出演者とか
幽霊とかUFOとか
庭の灯篭の裏の河童とか
あり得ないものをなんにも見ない
久美子は
あり得ないものはあるわけないと言い切るタイプ
庭の灯篭の裏の河童とか
幽霊とかUFOとか
見えなくて当然と言い切るタイプ
不思議な出来事は許さない
自分が見たことしか信じない
*
久美子は１人暮らし
久美子の人生は今ジリ貧
*
久美子は出版社勤務
都会派女性向きのおしゃれな月刊誌"HATENA"の編集長
美帆くんは編集部員
芹那くんも編集部員
えりさんはライター
"HATENA"は売り上げが全然伸びない
話題性を狙って
美帆くんの発案と部長命令で
久美子は強固に反対したけど
夏の号は心霊特集に決定
で、心霊スポットの取材
呪い沼
モデルの悠子
久美子は何にも感じないけど
沼の怨念強過ぎて取材は中止
*
そういうわけで
"HATENA"は長期休刊
久美子は出版社を辞める
*
母慶子が沼で意識不明で発見される
ICUに緊急入院
担当看護師ケイ子は感じ悪ぅ
自殺未遂か殺人未遂か事故か
母の発見された辺りで発見されたのは
釣竿にぶる下がったきゅうりと
30年前に盗まれたポスト
ポストの中には母の手紙
母は結婚する前、別に恋人がいて
久美子はその恋人の子供で
手紙はその恋人に宛てたものだった
*
ネットで調べて
久美子は手紙にあった住所を訪ねる
その場所に建っていたのは
怪しげな骨董品屋"電球商会"
いたのは遠い親戚にあたる
胡散臭さい杜夫
近所に住むパンクロッカー加瀬
和服の綺麗な客、独身の翔子・・・
沼は要所要所に出てくる
それがインスタントかと聞かれれば
なんらもな～
いやいやいやいや
三木聡監督らしさ全開
不可思議な小ネタを小刻みに連発する
不条理ナンセンス・コメディ
小刻みに笑える
テンション上げたければ
とにかく水道の蛇口を捻れ
こんな映画なのに
変に元気が出る
僕だって見たいよ
あり得ないもの
2009年 日本映画 120分
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