" CANÍBAL "
監督 マヌエル・マルティン・クエンカ
出演 アントニオ・デ・ラ・トレ
オリンピア・メリンテ
深夜のガス・スタンド
給油するカップル
その車の後を
暗闇に止まっていた車が尾ける
狂気的無謀運転
避けようとしたカップルの車は
道路から転落
無謀運転の男は
転落した車の助手席から
重態の女を連れ去る
山小屋
男は死んだ女を裸にする
鉈を振り下ろす
*
スペイン南部グラナダ
洗車を終えたラトレ
部屋へ帰る
鞄から肉片を取り出し
冷凍室に並べる
*
ラトレは小さな仕立て屋の主人
几帳面で優秀で物静か
*
同じアパートに越して来たオリン
魅力的で情熱的な女性
ラトレは仄かに好意を寄せる
*
ラトレは丁寧に肉を焼いて食べる
*
オリンはSiatu師
個室マッサージのチラシを
仕立て屋に置いてもらう
ラトレもマッサージに誘う
*
アパートで
オリンの部屋から言い争う声
彼女が
ラトレの部屋へ助けを求めに来る
冷たい飲み物が欲しいと
冷蔵庫を開ける
中にあったのは大量の肉
*
ラトレはオリンを車に乗せる
*
連絡が取れなくなったオリン
双子の姉メリンがルーマニアから探しに来る
妹とは対照的にしとやかな女性
ラトレは仄かに好意を寄せる・・・
人肉嗜食の連続殺人犯が主役
でも
スプラッタ・ホラーではないので
血は飛び散らない(少し流れるけど)
映画は静かにゆっくりゆっくりに進む
タルコフスキーくらいゆっくり進む
少々飽きる
流れはラブ・ストーリー
嗜好が特殊だから
なかなか進展しない
僕は人肉しか食べません
とは言い出せない
君を食べたくなりました
とは言い出せない
恋は実らず
逮捕もされず
これは私の肉であり血である
byイエス
キリスト教徒はカニバル?
狂牛病は
牛の餌に牛を使ったのが原因
高等な哺乳類は
共食いが習慣化しないように
共食いすると異常をきたす
2013年 スペイン/ルーマニア映画 117分
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