「 白昼の通り魔 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 白昼の通り魔 "


監督 大島渚
原作 武田泰淳
出演 川口小枝
   小山明子
   佐藤慶
   戸浦六宏
    渡辺文雄


 **
洗濯する女小枝
覗く男慶

1年振りの再会
小枝はこの家の奉公人

慶は先生の夫
小枝の命の恩人
慶は小枝の体と馴染み
包丁で危ない橋を渡って来た

突然歌い出す小枝
慶は小枝を後ろ手に縛って
猿轡をして
パンツを脱がして
首を絞める
気を失う小枝

 小枝のフラッシュバック
  山の木の枝で首を吊る男六宏
  それを見つめる小枝
  首に縄を掛け
  木の枝から飛び降りる

 慶のフラッシュバック
  山の木の枝で首を吊る六宏
  木の下で気を失う小枝
  もんぺを脱がす
  すごく興奮する

 **
神戸市大きな屋敷で殺された女
現場検証を行う渡辺刑事たち

殺人現場は小枝が奉公する屋敷
死んだのは屋敷の奥様

犯人は"白昼の通り魔"連続犯
手口が同じ、まず間違いない

今月に入ってから
山口、広島、岡山、兵庫
これが11番目の犯行で
初の殺し

目撃者は小枝だけ
小枝は警察に犯人の名を隠す

 *
長野県南佐久郡の
中学校の教師、明子
小枝から手紙を受け取る
 慶は白昼の通り魔です
 警察に言ってもいいですか


明子は六宏の墓に線香を手向ける
六宏は明子を好きになって
明子は慶を好きになって
  *
 *
明子や慶や六宏や小枝たちは
みんなでお金を出し合って
豚を46頭、鶏250羽を持っていた
その小屋が洪水で流された
小屋があった為に川下の田んぼが4町流された
六宏は村長の父からこっぴどく怒られた
 *
  *
墓参りの帰り
明子は慶と再会
  *
 *
小枝は六宏に三晩身を任せ
15万借り
ニジマスの養殖を始める・・・



   小山明子



   白昼の通り魔と呼ばれる男と
   彼と関わる2人の女性
   と、一人の男性


   過去と現在を
   行ったり来たり

   犯罪より
   男女間の愛憎が主


    やってる事は
    "通り魔"よりも
    押し込み強盗 

    一旦山口まて行って
    それから東へ東へ
    山口まで行った動機は不明



   大島渚は
   松竹ヌーヴェルヴァーグから脱却
   日本人らしい泥臭さを取り戻した

   それはいいとして
   人間の描き方が不自然



     犯人を警察には言いません
     て、手紙を
     警察で刑事の隣で書くのは
     大胆を通り越してる

     犯人の名前を
     刑事の前でメモして
     "見ないで"って言われても
     刑事も困る


     結びついてるとか
     ついてないとか
     結びついてるなら
     一緒に死ぬべきとか
     勝ってな理論をまくしたてる
     女2人
     ついて行けない



     2回心中して
     首を吊れば縄が切れる
     毒を飲めば吐く
     2回とも自分だけ生き残って
     死んだ相手になぜ死んだの?って
     だったら最初から止めろ 



     釜飯はかなり量がある
     ぺろっと2人前食べる女
     だからウエストがないんだな


 川口小枝


1966年 日本映画 99分



    信州では
    昔からニジマスの養殖が盛ん

    近年は
    ニジマスとサケを掛け合わせた
    信州オリジナル食材
    ""信州サーモン""に力を入れている



    子供の頃(この映画の公開頃)
    町内に電話のない家はまだ多く
    替わりに町内限定の有線電話があった
    有線電話にダイヤルはなく
    交換士に相手の番号を伝えつないでもらう
    旧式なものだった

    有線は町からの連絡にも使われ
    遠足の雨天中止とか
    受話器を取らなくても一斉放送された