" 三LYSIUM "
監督 ニール・ブロムカンプ
出演 マット・デイモン
ジョディ・フォスター
シャールト・コプリー
アリシー・ブラガ
21世紀初頭
地球は汚染と人口爆発に冒されていた
最富裕層はその生活を維持するため
地球軌道上に浮かぶ
ドーナツ型宇宙コロニー "エリジウム"に移り住んだ
***
孤児院で暮らす少年デイモンは
いつか憧れの宇宙コロニー "エリジウム"に
幼馴染のアリシーと住めると信じていた
*
ロサンゼルス、2154年
荒廃と治安悪化が著しい
入れ墨だらけの大人になったデイモン
アーマダイン社、ドロイド工場勤務
窃盗・暴行などなどで保護観察中
通勤途中
治安維持ドロイドに逆らい骨折
病院で看護師になったアリシーに再会
左腕にギブス、仕事には遅刻
*
工場を監視するのはアーマダイン社CEO
現在エリジウムとの契約を独占
*
町では
エリジウムに密入を希望する人が
中古シャトルを駆使する闇組織に殺到
リーダーは松葉杖のスパイダー
今日も今日とて
3機のシャトルが
密入人を乗せて発車
*
エリジウムの治安を守るのは
防衛長官ジョディ
上層部の生ぬるい対応が気に入らない
地球民間協力エージェントに
シャトル爆破を強行指示
指示を受けたエージェント・コプリー
地上からロケット砲発射を発射
シャトル3機中2機を爆破
エリジウムに着陸した1機
ジョディの指令により搭乗者は
34名逮捕、12名死亡
逮捕者は地球へ送還
*
そんなある日
デイモンは工場で事故に巻き込まれる
多量の照射線にさらされ
5日で死に至ると診断される
(医療ロボットから)
*
ふらふらのデイモン
生き延びる方法は1つ
エリジウムの先端医療だけ
デイモンはスパイダーに会う
スパイダーは取引を持ちかける
大金持ちの記憶を盗んで来い
ふらふらのデイモンは
人工外骨で体を補強し・・・
「 第9地区 」の
ニール・ブロムカンプ監督の2作目
荒れた近未来都市の描写が
いろいろと細くて面白い
でも
ストーリーは前作ほど奇抜ではなく
在り来たりのSFアクション
映画に登場するドーナツ型宇宙コロニーは
1975年、スタンフォード大学において
1万人が暮らす想定で設計された
円周5km
1分に1回転で地上と同程度の重力が生まれる
映画のコロニーで
いくら人工重力があるとは言え
大気が薄過ぎて
屋根がなくちゃ暮らせないと思うが
(紫外線とか隕石とか諸々)
貯蔵室・機械室等の空間は
居住区の半分の半径にあるので
人工重力も半分になるはずだが
映画を見ると
コロニーの幅は200mくらいか
ならば居住面積は1km²
そこに1万人なら
都心部あたりとほぼ同じ
人口過剰の地球から
大量の移民が押しかけたら
すぐに生命の維持すら危なくなる
厳しく取り締まるのは当然
地球の静止軌道は
地上から約36,000km
低軌道なら1,000km程度
地上から見た大きさからすると
低軌道のようだが
移動してようにも見えないから
静止軌道か
小型シャトルで19分で行くには
やはり低軌道か
ジョディ・フォスター、51歳
口元のシワが気になる
2013年 アメリカ映画 109分 制作費11,500万ドル
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