「 47RONIN 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 47 RONIN "


監督 カール・リンシュ
出演 キアヌ・リーブス
   真田広之 大石内蔵助
   浅野忠信 吉良上野介
   菊地凛子 魔女
   柴咲コウ
   田中泯  浅野内匠頭
   ケイリー=ヒロユキ・タガワ 徳川綱吉
     國元なつき 大石リク


 鎖国時代の日本は魔法の島であり
 魔女と悪魔の住処だった
 
 各地を支配する大名を
 絶対的権力者徳川将軍様が治めていた

 諸藩の秩序は侍により保たれた
 彼らは命をかけて主君と領土を守護し
 民の平和を司った

 もし侍が主君を失うか
 主君から忠義に欠けると見なされた時
 日本中から大恥の汚名を着せられ
 "RONIN"に落とされた

 しかしこの47RONINは違う

  *
 話は1人の少年から始まる

 どこから来たのか
 どうやって赤穂への道を見つけたのか
 誰も知らない


 ある者は言う
 チェンジリングだと
 獣も同然だと

 多くの者は信じた
 天狗に育てられたと
 天狗は彼に闇の力と必殺技を教えたと
 逃げる時、天狗爪痕をつけられたと

 *
森と山に囲まれた赤穂藩
川で倒れる少年キヌア

見つけた青年大石内蔵助は殺そうとするが
赤穂藩主浅野内匠頭が止める
浅野は少年に宿る力を感じとる

城に連れ帰る
少年を看護する浅野の娘少女コウも
少年に宿る力を感じとる
恋に落ちる

少女コウは父の家臣の意見を退け
少年を藩内に留まらせた

 *
中年になったキヌア

大石内蔵助は彼をハーフ・ブリードとして
未だ冷たい目を向ける

ほとんどの家臣も同じ

でも彼の能力は使える
巨大獣の潜む場所も遠くから判る
怪獣

 *
雪降る山岳地帯

 吉良上野介
 ライバル藩長門の藩主

白狐に化けて赤穂の森にいた凛子

巨大獣をそそのかしたが
浅野殺害に失敗したと吉良に報告

吉良は徳川のために頑張ったのに
こんな山の中の城で不満
それに比べて大石は

菊地凛子

 *
もうすぐ将軍様が赤穂に来る
これはこの上ない名誉
コウは入念に準備

柴咲コウ


将軍様到着
側室に化けた凛子も一緒


翌日は武技競べ
吉良上野介も観戦


吉良上野介の巨人鎧戦士登場

浅野内匠頭の戦士は妖術をかけられて
キネアが鎧を着て代役

兜が取れて代役がばれる
将軍様激怒
百叩きの刑



妖術をかけられた浅野内匠頭はご乱心
寝ていた吉良上野介の背中に斬りつける


浅野内匠頭は切腹

今後両家が争わぬよう
コウと吉良上野介の結婚が決定
期日は喪が明ける1年後
それまで赤穂は吉良家の預かり

大石内蔵助ら浅野の家臣はRONINになる

大石内蔵助は危険人物なので
穴蔵に落とされる

  *
 1年後

大石内蔵助は穴蔵から引っ張り出され自由の身
キヌアは出島で異人の奴隷

コウの結婚はもうすぐ

大石内蔵助はコウ奪還を企て
キヌアを出島から脱走させ仲間とし
各地に散った赤穂のRONINを集める

刀が足りないので
樹海の天狗にもらう
天狗


RONINは大勢集まったが
だまし討ちに遇い
47人に減る・・・



   菊地凛子



   モチーフは忠臣蔵だが
   大きく大きくアレンジ

   舞台は日本だが
   衣装や風景は半分中国風
   言葉は英語


   天狗は
   鼻の突き出た赤ら顔ではなく
   鳥によく似た烏天狗風
   山伏姿ではなく
   タイ風の黄色い衣


   松の廊下は出て来ない
   江戸城も江戸も出てこない

   火消しではなく
   旅芸人に変装する

   吉良上野介は
   炭小屋に隠れない


   クライマックスは
   大石vs吉良の一騎打ち
    と
   キヌアの天狗必殺剣vs凛子の妖術



   ラストサムライ
   みたいな作りではない
   日本時代劇の雰囲気は皆無
   中国時代劇に近い



  妖しい者たちが登場する
  無国籍日本を舞台にした
  とんでもアクション・ファンタジー

  忠臣蔵ではなく舞台は日本ではないと
  思って見た方がいい



    久しぶりにハリウッド映画で
    変な日本を見た


 柴咲コウ


2013年 アメリカ映画 121分 制作費17,000万ドル