監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演 ショーン・ペン
ベニチオ・デル・トロ
ナオミ・ワッツ
シャルロット・ゲンズブール
ショーン
ナオミの眠るベッドの横で一服
ベニチオ
2人の子供と楽しく外食
ナオミ
断薬会で麻薬を断った喜びを語る
ベニチオ
犯罪に走る若者に神を信ぜよと諭す
ショーン
病院の集中治療室で死を覚悟する
ナオミ
落ち込む気持ちを麻薬でごまかす
ベニチオ
刑務所に収監される
ショーン
トイレでこっそりタバコを吸い、むせる
妻に見つかり怒られる
ベニチオ
血まみれのショーンをぼんやり見つめる
泣きされぶナオミ
ショーン
病院で摘出された自分の心臓を見る
ナオミ
ショーンの車から労働中のベニチオに
憎しみの視線を送る
ベニチオ
家族で食事
妻が呆れるほど子供の躾に厳しい
ナオミ
2人の娘とケーキ作り
ショーン
妻から体外受精で子が欲しいと訴えられる
ナオミ
帰宅が遅れたが夫も娘も留守
警察から電話
夫と娘が交通事故に遭った
ショーン
妻と不妊治療院で体外受精に同意
ベニチオ
ホームパーティに遅れて帰宅
震え青ざめる
男と2人の少女をはねた
ショーン
心臓移植の経過は良好
ナオミ
娘は死亡、夫は脳死状態
夫の臓器提供を頼まれる・・・
時間と空間を行ったり来たりする
小刻みな編集で
一つの事故を通して重なる
3人の葛藤を描く
題名は
"人は死ぬと21gの何かを失う"
と言う俗説から
生き延びる事
死に行くこと
死なせること
生き残ること
21gの重さは何？
2003年 アメリカ映画 124分 製作費2,000万ドル
ヴェネチア国際映画祭 男優賞受賞
LA批評家協会賞 女優賞受賞
アメリカの医師ダンカン・マクドゥーガルは
死を迎える8人の体重の変化を測定
そのうち6人は死ぬ瞬間に体重が減少
そのうち一人は3/4オンス、約21g減少した
医師はこの結果を1907年の
心霊現象研究会で発表
体重の減少は魂が抜けたためと考察した
しかし
当時の計量機器から考え
0.1%e以下の体重変化を
短期間で測るのは不可能に近い
それに
魂に21gでも重さがあれば
天国に登り難かろう
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