監督 ダニー・ボイル
原作 アレックス・ガーランド
出演 レオナルド・ディカプリオ
ティルダ・スウィントン
ヴィルジニー・ルドワイヤン
ギヨーム・カネ
ロバート・カーライル
あらすじ、ネタバレ御免
何か新しい事を味わいたくて
バンコクに１人やって来たディカプリオ
蛇の生き血を飲んで
安ホテルに泊って
夜中になって
隣のカップル、ギヨーネとヴァイジニーは
アヘアヘうるさいし
逆の隣のカーライルは
ラリってうるさくいし
眠れない
そのカーライルはディカプリオの部屋を覗き
突然ビーチについて語り出す
そのビーチは美しすぎる
五感を刺激しすぎる
感情を抑えたくてもほとばしってくる
完ぺきなクソすげえ島にある
高い岸壁に囲まれた遮断された珊瑚礁
禁断の場所
そこへはまだ数人しか行ったことがない
理想を持った男や女
いや、理想なんかじゃない
俺たちはただの寄生虫
欲張りチャーリーだ
俺は その場所を守ろうとした
奴らに"そこから出て行こう"と言った
でも奴らは無視した
次の日
ディカプリオの部屋のドアに
カーライルからビーチの手書きの地図が貼られ
ディカプリオがカーライルの部屋を訪ねた時
カーライルは血まみれで死んでいた
ディカプリオは
ヴァイジニーが美人だったので
隣のカップルを島に誘う
ギヨーネが総て手配
バンコクから南へ電車でスラーターニーまで650km
そこから東へ港まで65km
船で北東へサムイ島ナートンまで35km
島の反対チャウエンまで20km
ここまで24時間で移動
ここで一泊
ディカプリオは米国からの観光客と知り合う
彼らは美しすぎるビーチの噂を語る
ディカプリオ彼らに地図を写して渡す
次の日
そこから船をチャーターし
西隣の島まで30km
そこから目的の島まで1kmか2km
目の前に見える
でも船は行かない
海洋公園の中だから
3人は泳いで上陸
島には大麻畑
それを武装農民が管理していた
3人は彼らの目を盗み
島の内部へ
そこには30人弱の欧米人が暮らす
共同体があり
リーダーのティルダから3人は受け入れられる
カーライルはここの創設者の１人だった
3人は
美しい隔離されたピーチに案内される
武装農民は共同体に干渉しない
ただし人数を増やさないのが条件
島の存在は絶対の秘密
3人は運が良かった
のんびりとした生活を楽しみ
ヴァイジニーはギヨーネを捨て
ディカプリオの恋人になる
地上の楽園を満喫する彼らだが
文明生活も捨てることは出来ない
ティルダはディカブリオを連れ
東へ20km観光地バンガン島へ買い出し行く
そこでディカブリオは偶然
地図を渡した観光客と出会ってしまい
地図を見せたことがティルダにばれる
チィルダは口を閉ざす替わりに
ディカブリオと肉体関係を強要する
しばらく平和な日が続いたある日
コミューンの2人がサメに襲われる
１人は出血多量で死亡
１人は重傷
医者はいない
秘密厳守なので連れて来れない
唸り続ける彼を森の中に捨てる
そして
観光客が対岸の島に来る
ティルダはディカプリオに監視を命じる
共同体から孤立したディカブリオは
徐々に正気を失ってゆく
やがて
観光客が上陸
共同体は崩壊する
都会に帰ったディカプリオは
iMacが一杯のネットカフェで
楽園は長く暮らすより
遠くから思い出す方がいい、と思う
欲張りチャーリーが
世界を食い尽くしている
ドルをばらまき 娘を犯し
ワンダーランドを作れ
映画の評判はあまりよくないが
サントラの評判はいい
3人がビーチに到着した時の曲は
ブライアン・イーノの"スピニング・アウェイ"
但し"シュガー・レイ"バージョン
映画自体も
評判ほど悪くない
ディカブリオは
ラジー賞にノミネートされたけど
そんなに悪くない
「 タイタニック」より
ずっといい
僕たちは寄生虫
先に住み着いた寄生虫が
後から来た寄生虫を追い払う
僕たちはみんな
使い捨て消費社会に
どっぷり浸かってる
欲張りチャーリーだ
消費社会が好きなくせに
自然が好きなふりをして
自然を使い捨てにする
地球にやさしい
の、謳い文句は
人間に優しいの偽善的言い換え
中心にはいつも
人間しかいない
2000年 UK/アメリカ映画 119分 製作費5,000万ドル
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