" THE SHAWSAHNK REDEMPTION "
= 贖い、贖罪
監督 フランク・ダラボン
原作 スティーヴン・キング
脚本 フランク・ダラボン
撮影 ロジャー・ディーキンス
美術 テレンス・マーシュ
音楽 トーマス・ニューマン
出演 ティム・ロビンス
モーガン・フリーマン
ボブ・ガントン 刑務所長
ウィリアム・サドラー
クランシー・ブラウン 主任刑務官
ギル・ベローズ 新入り服役者
マーク・ロルストン 乱暴な服役者
ジェームズ・ホイットモア 最長老服役者
夜
車のダッシュポードから銃を取り出すロビンス
*
法廷
被告人ロビンス
ロビンスと妻の関係は最悪で
妻は浮気をし離婚を求めていた
ロビンスは離婚には反対
その日も口論になり妻は愛人の家へ
ロビンスはバーで飲み
それから、妻の愛人の家へ行った
その翌朝メイドが妻と愛人の
射殺死体を発見した
ロビンスは無実を主張
留守だっので車の中で待った
結局、そのまま家に帰り寝た
銃は途中で川に捨た
妻の愛人の家の前には
ロビンスの足跡
ロビンスの車のタイヤの跡
ロビンスの指紋のついた酒ビン
ロビンスはメイン州の法律により
厳重管理の終身刑が確定する
*
ショーシャンク刑務所
1947年、ロビンスが入所した時
囚人モーガンは終身刑で既に20年
今年も仮保釈不可
モーガンはムショの調達屋
何でも調達できる
護送車で運ばれるロビンス
大銀行の副頭取だった若造の彼は青ざめる
十数名の新人たちと共に中庭に整列
モーガン達は恒例の賭けを始める
だれが最初に泣くか
モーガンの第一印象では
ロビンスは弱々しかった
モーガンはロビンスに賭ける
*
刑務所長はガントン
刑務主任はクランシー
ガントンは規律と聖書にうるさい人
クランシーは厳しく陰険な人
最初の夜が一番つらい
放水ノズルで水をかけられ
素っ裸で歩かされる
肌は消毒薬でヒリヒリ傷む
新入りは正気を失いかけ
だれかが泣き始める
最初に泣き出したのはデブで
賭けはサドラーが勝ち、モーガンは負ける
泣き止まないデブは
クランシーに気を失うまで殴られ
翌朝死亡
*
ロビンスは人を避け
誰とも話たがらなかったが
ひと月たって
やっとまともに口をきいた
相手はモーガンだった
ロビンスはモーガンに
ロックハンマーの調達を頼む
コビンスは鉱物マニア
ほどなく
ロックハンマーは手渡される
*
時が流れていき
お決まりの日常が続く
コビンスには生傷が絶えなかった
2年間カマ堀りの標的にされた
*
ロビンスに転機が訪れたのは
1949年の春、刑務所長が
屋根の修理を命じた時だった
これは気分のいい仕事で
12名の募集に100人以上が応募した
モーガンは賄賂を使い
自分と仲間、そしてロビンスを選ばせた
そこでロビンスの気を引いたのは
クランシーが愚痴る相続税への不満
いてもたっていられないロビンス
合法的税の抜け道を伝授
書面作成も弁護士の替わりに
無料で引き受けると言ってみる
仲間へのビールと引き換えに
*
囚人たちの息抜きは映画の上映
1946年公開「ギルダ」のリタ・ヘイワースは大人気
ロビンスはモーガンに
リタ・ヘイワースの調達を頼む
ほどなくロビンスの手元に
リタ・ヘイワースのポスターが届く
*
*
刑務所の中で時は過ぎ
壁のポスターは
1955年公開「 七年目の浮気 」のマリリン・モンロー
*
*
1966年公開「 恐竜100万年 」のラクエル・ウェルチ
に変わる
刑務所の生活も少しづつ変わる・・・
劇場公開時は興行的に成功しなかったが
ビデオ化されて人気が出た
フランク・ダラボンの
堂々たる初監督作品
トーマス・ニューマンの
控えめなBGMもいい
コツコツとコツコツと
コツコツとやり続ければ
いつかその日はやって来る
住むならやっばり
角部屋だな
1994年 アメリカ映画 143分 製作費2,800万ドル
キネマ旬報ベストテン 第1位
聖書の中には
救いがある
希望がある
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