監督 アラン・パーカー
撮影 ピーター・ビジウ
出演 ジーン・ハックマン
ウィレム・デフォー
フランシス・マクドーマンド
ブラッド・ドゥーリフ
リー・アーメイ
公民権法が制定され
法の上での人種差別は終わったが
白人と有色人種の差別が
公然と行なわれていた時代
1964年
南部ミシシッピ州
焼け落ちる家
夜道を車で走行中の
2人の白人と1人の黒人が
警察車両に止められ
殺される
彼らは公民権運動の活動家たち
彼らは行方不明として扱われる
調査に来たＦＢＩ
上司は北部出身のキャリア若造デフォー
部下は南部出身叩き上げのハックマン
地元警察は冷ややか
3人をスピード違反で逮捕
夜10時に釈放し群境まで見送り
その後、行方不明になったと供述
デフォーは警察の供述は怪しいと言い
ハックマンはそのまま信じようと言う
3人はこの町に有権者登録所を作ろうとした
ところがKu Klux Klanの焼き討ちにあった
一体なぜ こんな憎しみが？
白人は言う
「クロに負けちゃ おしまいだ」
黒人を憎んだ 本当の敵は貧乏
聞き込みを続ける2人
夜、2人の宿舎は
kkkから銃弾が打ち込まれる
捜査を続ける2人
南部を知らないデアォーは闇雲に走り
南部を知るハックマンはゆっくり図太くと
デアォーは応援を多人数要請
白人による捜査妨害、黒人への嫌がらは激化・・・
1960年代に起きた
実際の事件を題材にして作られた
但し人物については実際と異なり
主人公をヒーローとして
描き過ぎているとの批判もある
人間の業の深さを感じる
恐ろしい恐ろしい映画
人種差別の根は深い
日本人もカラードの一員
何をされるか分からない
恐い恐い
"ジーン・ハックマン"の最高傑作か
1988年 アメリカ映画 127分 製作費1,500万ドル
ベルリン国際映画祭 男優賞受賞
アカデミー賞 撮影賞受賞
Ku Klux Klanが
アングロ・サクソン至上主義の
根拠とする聖書の一節
ノアは言った
「神はヤペテを大いならしめ、
セムの天幕に彼を住まわせるように。
カナンはそのしもべとなれ」。
創世記 9章27節
ヤベテはアングロ・サクソンの先祖で
カナンがカラードの先祖なんだそうだ
自分はてっきり
イザナギ・イザナミが先祖だと
思っていたんだが