= ケツげり = 乱暴者
監督 マシュー・ヴォーン
出演 アーロン・ジョンソン
クリストファー・ミンツ＝プラッセ
マーク・ストロング
クロエ・グレース・モレッツ
ニコラス・ケイジ
リンジー・フォンセカ
ヒーローを気取って
ビルから飛び降りて死ぬ男
この男
物語りと関係なく
話はその6ヶ月前
アーロンは目立たない普通の高校生
どちらかと言えばダメな方
友達はオタク二人
夜は部屋でmacBookでチャット
ある日アーロンは
現実にはアメコミのヒーローがいないのに疑問を持ち
ネットの通販でヒーローコスチュームを買う
その頃
ニコラスは娘クロエで防弾チョッキの実演
町で車泥棒を見つけたアーロン
ヒーローコスチュームに着替え
その格好のまま腹を刺され
よたついた所を車に跳ねられる
恥ずかしいコスチュームは
救急車の中で脱がしてもらう
大学で一番の金持ちクリストファー
誰とも口を聞かない変わり者
彼のパパ、マークは麻薬組織のボス
組織の若い者がブツを奪わる
彼らはバットマンの所為だと言う
いや、バットマンじゃない、マスクにマントの男だ
壁一面に銃が飾られるニコラスの部屋
机の上にはiMac
クロエは誕生日にバタフライ・ナイフを貰い大喜び
"ウルヴァリン"並みに
全身の骨が金属で固定されたアーロン
"ジェイソン・ボーン"の如く学校に復帰
麻痺の後遺症により打たれ強くなる
裸で病院に担ぎ込まれたアーロンにはゲイの噂
懲りないアーロン
コスチューム姿を写メして
プログを開設、"僕がキックアスだ"
コスチューム姿で町をパトロール
無謀にも暴漢に挑む
ボコボコにされながら
パトカー到着まで耐えた彼の姿は
TouTubeで流され人気者となる・・・
クロエとニコラスは彼に興味を持つ
二人は悪人を殺すのが大好き
殺しては金を奪う・・・
かなりエグイ
ヒーロー・パロディ・コメディ
映画の雰囲気はタランチーノに似てる
西部劇(荒野の用心棒)の音楽を使ったりして
これは洗脳された人達の物語り
父親の教育により
人殺しをためらわない少女
アメコミに洗脳され
ヒーローは人を殺して一人前と思う青年
麻薬組織のボスであるパパに憧れ
裏切り者にはリンチが当然と思う息子
暴力描写が嫌いな人には
苦痛かも
皆、自分の正義を振りかざす不道徳映画
ブラック・コメディと割り切りましょう
喜々として人を殺す少女
弱い相手を楽勝で殺した時のうれしそうなこと
つられて笑ってしまうが少女の将来が心配
2010年 イギリス/アメリカ映画 117分
フェニックス映画批評家協会賞 ブレイクスルー演技賞受賞
リチャード・アッテンボロー映画賞 ライジングスター賞受賞
エンディングから想像できるように
続編が製作される