監督 寺山修司
原作 泉鏡花
音楽 J・A・シーザー
出演 三上博史
若松武
新高恵子
福家美峰
伊丹十三
蘭妖子
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いつも赤い糸を織っていた亡き母の思い出を追う青年
母の記憶は知り合いの中でも曖昧で
実際にいたかさえ不確かだった
ならばせめて母の歌っていた手毬唄の
歌詞の続きだけでもと
青年は実在しなかったかも知れない
手毬唄の歌詞を探し旅をする
ひとつ重箱
ふたつはつづら
みっつさらさらお振袖
だれにやろうと買ってきた
お春にやろうと買ってきた
お春はどこで死んだやら・・・
海から流れてくる無数の手毬
妖艶な母
土蔵に監禁された色気◯◯の魔性
砂丘へ続く赤い帯の細道
魔除けの為全身に書かれた手毬唄の歌詞
少年の自分と青年の自分
伸縮性をもった二人の自分は
同じ夢の中で色分けされる
やがて手毬をつく少女に誘われて
青年は官◯と幻影の迷宮へと迷い込んで行く・・・
フランスで製作されたオムニバス映画の一編
寺山修司の映像美が凝縮された
寺山修司の最高傑作
1979年 フランス/日本映画 40分
1983年 日本公開
映画館で何回か見たが
草迷宮が三編の最後
前の二本がとんでもなく退屈で閉口した
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