監督 実相寺昭雄
原作 荒俣宏
脚本 林海象
出演 嶋田久作
原田美枝子
姿晴香
山本清美
中村比佐子
時は明治45年、
実業家渋沢栄一は帝都・東京を霊的に守護し
世界最強の都市とする東京改造計画を進める
その計画の前に立ちふさがったのは
安倍清明の末裔、東洋魔術を操る加藤保憲
東京には平将門の霊が眠る
平安時代、900年頃
天皇家の末裔として下総で生まれた将門
八幡大菩薩の神告を受け
関八州に独立国の建設を目指すが
940年、俵藤太らにより討たれ
首は京都五条河原にさらされた
建国の志なかばで討たれた将門の怨みは深く
首は夜な夜な「むくろを返せ」と叫び続け
ついに首は胴をもとめ東の空へ飛び去った
その首が力尽き落ちた所が神田明神
江戸時代には江戸の総鎮主として崇拝された
加藤保憲は平将門の末裔である辰宮由佳理を
依童とし将門の怨念を喚び醒まし
地脈を乱し東京を壊滅しようとする・・・
10年ぶりに映画界に復帰した実相寺昭雄監督
渾身のホラー・スペクタクル
お金をかけたウルトラマン的SFX
日本はこのジャンル弱いね
金を掛ければ掛ける程だめになる
1988年 日本映画 135分