「 GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " GHOST in the SHELL "


監督 押井守
原作 士郎正宗
音楽 川井憲次


 企業のネットが星を被い
 電子や光が駆け巡っても
 国家や民族が消えてなくなるほどは
 情報化されていない近未来 ー


 内務省 公安9課は内閣総理大臣直属の組織であり
 犯罪を未然に抑止する事を目的として作られた
 俗に政府の暗殺部隊、"攻殻機動隊"と呼ばれた

 人体の人工化技術は進み
 脳以外の部分のほぼ全身が義体化できるようになった

 その脳もコンピュータによる解析が進み
 ネットワークにつなぐ事により
 その代用が可能になりつつあったが
 コンピュータにより解析できないノイズは
 ゴーストと呼ばれ人間の本源的部分と考えられた

 公安9課のリーダー、草薙素子少佐も
 脳と脊髄の一部を除く全てが義体化されていた


国際手配中の犯罪者、国籍不明の天才ハッカー
不特定多数の人間をゴーストハックして操る男
コードネーム"人形使い"が入国したらしいとの情報を受け
内務省 公安9課が調査に乗り出す

そんな中
ある義体メーカーの機械が勝ってに義体を作り上げる
その義体の中には脳が入っていなかったが
補助電脳の中にゴーストが存在していた・・・


  マンガはコミカル色も多く
  草薙素子は映画と全く違い
  明るく、悩んでいる雰囲気はない

  映画の方は原作の哲学的部分を抜き出し
  自分とは何かを問い続ける
  重厚な仕上がりになっている
  
  
 疑似体験も夢も 存在する情報は
 すべて現実であり そして幻
 どちらにせよ
 一人の人間が一生のうちに触れる情報は
 わずかなもの


 自分が自分である為には
 驚くほど多くの物が必要
 他人を隔てる為の顔
 それと意識しない声
 幼かった頃の記憶
 未来の予感
 それら全てが自分の一部であり
 自分という意識を生み出し
 同時に自分をある限界に制約する


 脳が自分だと言うが
 自分の脳を識別できる人はいない
 所詮は周囲の状況で
 自分らしき物があると判断しているだけ


 DNAは自己保存の為のプログラムにすぎない

 生命とは情報の流れの中に生まれた
 結節点のようなもの


 人はただ記憶によって個人たりうる
 たとえ記憶が幻の同義語であったとしても


 $0・・映画toほげほげ-GHOST in the SHELL


1995年 日本映画 85分 製作費1,000万ドル



   $0・・映画toほげほげ-攻殻機動隊



   吾が舞えば くはし女 酔ひにけり
   吾が舞えば 照る月 とよむなり
   呼ばひに 神天下りて
   夜は明け 鵺鳥鳴く

   遠神み恵みため