" LA GUERRE DU FEU "
" QUEST FOR FIRE "
映画の内容は原題 "火の戦争" "火の探索"が
端的に表している
監督 ジャン=ジャック・アノー
原作 J・H・ロスニー
出演 エヴァレット・マッギル
レイ・ドーン・チョン
ロン・パールマン
ナミール・エル=カディ
八万年前、有史以前
人類は 火を使うことに 慣れていなかった
雷、火山の噴火などから火を得
神聖な宝として絶やさぬよう安置した
まだ自ら火を起こすことを知らなかった
闇に潜む獣たちは火を恐れ、火は寒さを遠ざけた
火を安置する事は生存を確保するために
極めて重要だった
原始の人類ウラム族も火を大切に守ってきた
ある日
彼らの部落はネアンデルタール人に襲われ
多くの仲間と火種を失う
部族の長老は三人の若者を選び
彼らは火を求めて旅に出る・・・
セリフは無い
厳密には片言の何語かを喋るが意味不明
象に毛を着けてマンモスを再現したり
虎に牙を着けてサーベルタイガーを再現したり
愛の表現方法の進化として
後背位から正常位への変化を描いたり
中々の異色作
動物行動学者のデズモンド・モリスが振り付けを担当する
真面目な映画です
火は彼らにとってモノリスだ
1981年 フランス/カナダ映画 100分 製作費1,700万ドル
セザール賞 作品賞、監督賞受賞
サターン賞 外国映画作品賞受賞
アカデミー賞 メイクアップ賞受賞
1982年 日本公開
デズモンド・モリスは
「 裸のサル 」
「 マンウォッチング-人間の行動学 」
などの著者としても有名