魂のカタワレⅢ~Fin~ | Gypsy Princess~愛と数字の秘蜜な日記~

Gypsy Princess~愛と数字の秘蜜な日記~

愛を求め、答えを求め占いジプシーをしていた私が
本当の自分に出会った潜在数秘術
自由を愛し、癒しと解放を使命に持つ私が
あなたの魂を解き放ちます☆☆☆

ブログにお越し頂いてありがとうございます。

こちらは魂のカタワレ/魂のカタワレⅡの続きになります。

 

*************************************

 

あれから9ヶ月

 


あまりにも忙しい毎日で

前回のブログから半年近く経ってしまいましたが

 

 

今私の目の前には

寝たきりでもなく

半身不随でもなく

言語障害もなく

毎朝犬を連れて散歩する彼の姿があります。

 

 

右目が半分見えない状態で

歩いているとすぐフラフラしてしまうため

杖が必要で

会社は辞めて自宅療養中ですが

大動脈解離スタンフォードA型で倒れて

命が助かることがまず奇跡

 

 

半盲は脳梗塞後遺症によるもの。

通常は大動脈解離から脳梗塞も併発し、

手足の麻痺なども残るそうですが

それもほとんどなく、レンタルしていた車椅子も返しました。

 

 

 

 

9月のあの日、手術の後は
3日ほどICUに入ると聞いていましたが

1週間経ってもICUから出なかったため連絡もとれず、

大丈夫とは信じていても

ほんとうに辛く苦しい毎日でした。

 

 

彼が倒れた翌日偶然電話をかけてきた友達が

元医療従事者で知識もドクター並なので、

いつの間に新しい彼氏できたん!?と驚きながら

今後のアドバイスをしてくれて

(まさかここまで復活できるとは思ってなかったと後日談)

 

 

その夜また偶然電話をくれた瓦屋の棟梁は

突然泣き出した私の異変を感じて

「俺彼女いるけど、肩くらい貸すで」

と夜中に駆けつけてくれて。。

モスバーガーでコーヒーを飲んでいると少し落ち着いた。

 

 

LP11とLP33のふたりの男友達。

今思えばそれも不思議。

 

 

他にもレイキを送ってくれた講師仲間

霊視をしながら励ましてくれた天海先生

事情を知っている僅かな友人からのメッセージが心の支えになった。

 

 

術後7日目、何かをせずにはいられず、

六三除けという病気平癒のやり方を見つけ

西の海大海原の沖の背は、、、

と唱えながら近くの川に形代を流すと、

まわりに誰もいないのにふとタバコの匂いが。。
 

 

8日目、病院に電話

特に進展はないようだったけれど手紙は渡せるとのこと。

台風の迫る中、色紙にふたりの写真を貼ってメッセージを書いて持参。

手紙を渡せるということは意識があるということだ。

 

 

9日目、お兄さんから連絡があり、ドキドキしながらLINEを見ると

一般病棟に移るということで舞い上がりながらスマホを持参。

しかしいつになっても電話がかからず、

「本人から連絡できないため電話をかけて欲しいと病院に言われた」

とお兄さんから連絡が、、

不思議に思いながらも電話をかけると

別人のようにしわがれた声で

 

 

あ~~やっと繋がった~~

連絡したかった。。

不安にさせてごめんね

 

 

と絞り出すように話す彼。

 

 

脳梗塞の影響で目が見えにくく

スマホの暗証番号なども忘れて

電話のかけ方もわからなかったらしい。

 

 

それでも私のことを忘れずにいてくれたことが嬉しかった。

話しができる状態というだけでほっとして涙が出た。

 

 

うちで一緒に暮らそう

仕事も何も心配しないで、しばらくゆっくりしよう。

 

 

と言うと

うんうんと頷き、

 

 

お医者さんの言うこと聞いてがんばるから
必ず歩いて返るから

 

 

と約束してくれた。

 

 

大学病院に1ヶ月の入院後、別府の病院に転院が決まり

なんと私の車で移動していいことになった。

 

 

やっと会える!!

 

 

 

きっと今日は私が世界で一番幸せな日だ✨と

はやる気持ちで病院へ車を走らせる

 

 

痩せ細ってはいたけれど

お兄さんに支えられながらゆっくりと自力で歩く姿に胸が熱くなった。

 

 

それからさらに会えない入院生活が続き、

毎日着替えを届けに行くときには電話をかけて

病棟の窓ごしに手を振りながら少しの間会話。

すぐに息切れしてしまうものの

まるでロミオとジュリエットだねと笑えるくらいになった。

 

10月21日にリハビリセンターへ転院

 

 

道路の舗装をする特殊車両のオペレーターだった彼。

代われる人がいないため、24時間寝ずに作業をするようなこともあった仕事。

 

 

とても復帰できる状態ではないと感じた私は、

職場の近くの彼のアパートを引き払い、

瓦屋の棟梁に手伝ってもらいながら

彼の荷物を全部私の自宅に移動した。

 

 

そして倒れてから約3ヶ月半

12月21日、冬至の前日に退院

 

 

たくさんの人に支えられながら、無事に生還。

本当に奇跡だったと思う。

あの状態からここまでの状態に復活できる確率は3%くらいと言うドクターもいる。

 

 

その後マヤ暦をやっている友達に

佳き日をみてもらい

25日のクリスマスに入籍。

 

 

彼のお兄さんとお義姉さんには

こんな大病をしたのに結婚していいのか?

わがままだから苦労するよ!

と土壇場で反対もされたけれど、

病気をしたから結婚を辞めるなんて選択肢は1ミリもなかったし

私が結婚を辞めて逃げるかもなんて不安は彼も全くなかったらしい。

 

 

その日の夜、お世話になった瓦屋の棟梁の自宅でクリスマスライブがあり

二人で参加すると、特等席が準備されていて、

さらに棟梁の粋なはからいにより

なんと『ミドリイロ』のミュージシャン達から

私達のために愛の讃歌の演奏プレゼント 音譜ラブラブラブラブ

 

 


 

散々苦労してきた愛ちゃんをこれ以上泣かさないでやってください

 

こんな愛ちゃんの表情見たことない

 

幸せにしてあげてください

 

 

私の波乱万丈な過去を知る友人達から次々に彼に

いや、旦那さんに祝福の言葉をかけてもらい

私も嬉しい限りでした。

 

 

まだまだこれからが大変なリハビリ生活

脳梗塞後遺症は認知症の介護のようにストレスがたまることも多々ある。

 


でも、ふたりでなら

きっと何があっても大丈夫

 

 

なぜなら彼は私の魂のカタワレだから

私たちはふたりで一つの魂だから

 

 

潜在数秘術協会のボス秦由佳さんも

私達の写真を見て

「同じ魂やん!!」と突っ込むほど(笑)

 

 

 

 

出逢ったあの日

「殿。。。」と一瞬麗しい武将に視えた彼

 

 

気づいたのです

 

 

彼と私は

木曾義仲と巴御前のように

共に戦った武将であったと

 

 

そして自分だけ逃がされ

敵の刃にかかって倒れた殿を助けられなかった無念と後悔

 

 

だから今世では倒れた彼を助けるところから始まるのだと

 

 

ちなみに私の家紋は巴御前と同じ三つ巴

小さい頃から無性に馬に乗りたいと思っていたのも納得

算命学では車騎星という激しい星を4つも持っているのも納得

 

 

 

やれやれ

どこまでドラマティックなんだ私の人生は

 

 

殿



散り果てるまで

共に咲き誇ろうぞ

 

 

~Fin~

 

 

 

今日もあなたに愛と感謝を

Gypsy Princess Ai