魂のカタワレⅠ | Gypsy Princess~愛と数字の秘蜜な日記~

Gypsy Princess~愛と数字の秘蜜な日記~

愛を求め、答えを求め占いジプシーをしていた私が
本当の自分に出会った潜在数秘術
自由を愛し、癒しと解放を使命に持つ私が
あなたの魂を解き放ちます☆☆☆

ご無沙汰しております。

前回の記事を読んだ友達からご心配を頂きましたが

 

 

やっと

ブログを書く気持ちになれたので

備忘録として

書き留めておきたいと思います。

 

 

水星の逆行が始まった満月の夜

中秋の名月が澄み渡った空を煌々と照らす中

全てが一変

 

 

一緒に幸せになろうと決めた大切な人が

自宅で倒れているのを発見し

救急車を呼ぶ緊急事態が起きた。

 

 

身体は異常に冷え切って

倒れていた布団は水をぶちまけたかのように汗でびっしょり

名前を呼ぶと返事はするものの

呂律もまわらない状態で何を言ってるかわからない。

変わり果てた姿にぞっとして、正直気持ち悪さすら感じた。

 

 

数分で到着した救急車。

彼の友達もかけつけてくれて隊員を部屋まで誘導。

タンカーで運ばれて搬送先を探している間に

車内で徐々に意識も戻ってきた彼

質問への受け答えも普通にできているようにみえた。

 

 

普段飲んでいる薬はありますか?

アルコールを飲んでいませんか?

かかりつけ医は?

薬物とかやっていませんか?

 

 

倒れた原因がわからず、あれこれと私が質問される。

何度も部屋を見に行かされ

何も食べていないしお酒も飲んでもいないことを確認。

 

 

どこでもいいから早く病院に運んでよ!と気持ちは焦りながら

小さな紫斑が出ていた彼の足首をさする。

どこも病院がいっぱいで出発まで時間がかかった。

 

 

1時間ほどして運ばれた病院には

初めて会うお兄さん夫婦と、仕事仲間がかけつけてくれて

昨日飲みすぎたかな?
低血糖とか?

点滴打てば元気になるんじゃないかな、、

そんな軽い気持ちで話していたのだけれど

しばらくするとお兄さん夫婦がドクターに呼ばれて診察室に入る。

 

 

お兄さんが気を遣って私も呼んでくれたので

親族ではない私も一緒に話しを聞くことができた。

 

 

 

 

「いやぁ~ちょっと大ごとです。。」

 

 

 

 

現れたドクターの一言で3人に緊張がはしる。

 

 

 

 

「大動脈解離という大変な病気で、非常に危険な状態です。

芸能人もよくこれで亡くなっててね、、」

 

 

 

 

その瞬間、数年前に亡くなった友達のことが頭をよぎった。

いわゆる同じ釜の飯を食べた学生時代の合気道部の同期が

同じく大動脈解離で倒れて、すぐに手術をしたものの助からなかった。

40代半ばで突然亡くなった同期

あの一報を聞いたときの衝撃が忘れられない。

 

 

〇〇君お願い助けて!!

 

 

思わず亡くなった同期に助けを求めた

 

 

それから色々と病気の説明が続いたけれど

もうその現実を受け止めることができなかった。

 

 

頭が真っ白というより

ほんとに夢でもみているかのような感覚。

昨日仲間と美味しいお酒を飲んでお祝いしたばかりなのに。。。

 

 

 

 

8年ほど生活を共にしたパートナーと色々あって

夏の終わりと共にお別れすることになった私。

そうなることを予測していたのかと思うくらいミラクルなタイミングで

突然にプロポーズをしてくれた彼。

 

 

今年2月に共通の仕事を通して知り合って

キセルと着物のコラボで写真を撮ったのが初めての出会い。

彼は趣味でキセルの掃除や修理をする羅宇屋をしている。

 

 

 

撮影当時私は前のパートナーがいたので

それから会うことも連絡することもなく数か月が過ぎたのだけれど

彼はずっと私のことを想ってくれていたらしい。

 

 

 

初めて会ったときに魂の片割れを見つけたと思った

 

 

 

プロポーズのときにそう言ってくれた

 

 

 

まんま江戸っ子みたいな人でオシャレなことは言わないけれど

とっても素敵だと思った。

 

 

彼とは夏に一度仕事がらみで友達含めて食事をして

一度私のマッサージを受けに来てくれて

会ったのはその3回だけ。

 

 

お互いまだ何もわかっていないのに

しかもこんな別れたタイミングで

渡りに船みたいに付き合っていいのかしら?

 

 

そう思いながらも

 

 

愛さんを守ってあげたいです。

 

 

という嘘偽りのない真っすぐ一途な気持ちはとても嬉しかった。

 

 

私も初めて会った撮影会の時、実は

玄関から入って来た彼が一瞬美しい武将に見えてはっとして

 

 

「殿!...」

「若!...」

 

 

そのどちらもの感覚がふわっと風のように駆け抜けたのを覚えている。

 

 

そんな不思議なご縁を感じていたので

やっぱりそういう運命だったんだなと

謹んでプロポーズをお受けし、

それを聞いた仕事仲間がお祝いをしてくれたのがちょうど重陽の節句

 

 

 

 

幸せいっぱいのお祝いの席

その翌日に倒れるというこれまたありえないタイミングだった。

 

 

 

 

韓国ドラマかよ!!

それでもこんなベタベタな展開ないだろ!!

 

 

 

 

思わず自分の人生のシナリオに心の中で突っ込んだ。

 

 

 

ドクターの話が終わって待合室に戻ると、

「大丈夫?」と心配して集まる友達に首を振るのがやっとだった。

 

 

 

それからなんと彼にコロナの陽性反応も出たとかで

私は濃厚接触者扱いとなり一人だけ隔離。

抗原検査は陰性だったため再検査となり

またしばらく待たされることとなった。

 

 

陽性だった場合普通に手術ができないとか

手術後の隔離室が空いていないとか

 

 

ふざけんな!!

何のために救急車で運んだんだよ!!!

早く手術してくれよ!!!

絶対コロナとかじゃないから!!!

 

 

 

一刻を争う事態なのに何もできずに待つしかできないことが

あまりにももどかしすぎた

 

 

 

 

なんでこんなことになった?

落ち着け私

冷静に考えるんだ

目の前の現実を引き寄せているのは私だ

だとしたら??

私は彼がいなくなることを望んでいるのか??

頭では好きと思っていても潜在意識は違うのか??

 

 

 

引き寄せた現実はただの事象に過ぎない。

目的はその先にある。

だとしたら...

 

 

 

何もできず

誰とも話せない状況で必死で冷静になって考えた

 

 

するとそこへドクターが再び現れ

お兄さん夫婦だけが隣の部屋に呼ばれた。

 

 

「検査の結果は...」

 

 

 

魂のカタワレⅡ へつづく