みなさん、こんにちは!
今日は、「要因」をキーワードのして書いてみます。
マーケティングを成功させるには、
分析…
は欠かせません。
これは、みなさんも、ご存じのことと思います。
しかし、実際の現場では、
分析しているにもかかわらず、要因を見間違える…
ケースが、多々あるのです。
なぜ、こんなことになるのでしょうか…?
データを見ていると、興味深い傾向が見て取れました。
その傾向とは、
先入観に頼っている…
という点と、もう1つ、
お客さまの立場での事実を見ていない…
という傾向なんです。
これを見て、
「そんなことはない…」
と思われた人も多いかもしれません。
そこで、もう少し理解を深めてもらうために、次のようなケースを想像してみてください。
A社は、同地区にある競合B社に、大きく水を空けられていました。
そこで、
要因を特定する…
ために、
現状の分析…
を行い、
主たる要因…
を10程度にまで、絞り込みました。
普通に考えれば、
この要因の改善…
を図れば、問題は解決するはずです。
では、実際は、どうだったのか…?
10の要因すべてに改善を行ったのですが、ほとんど効果がなかったのです。
なぜか…?
それは、
自分たちが思いもしてないことが原因だったから…
なんです。
一般的に考えられる、
品質やサービスなど…
でなく、
もっと身近なこと…
が、大きな原因だったのです。
その原因とは、
駐車場の狭さ…
と、
出入りのしにくさ…
だったのです。
売り手にしてみれば、
駐車場の問題…
は、
一度もお客さまから要望さえ出たことがない問題…
であり、
それ故に、日常的な取るに足らないこと…
という認識でした。
しかし、
お客さまにとっての駐車場の問題…
は、
最低限の手間で、買い物をしたい…
という思いを、
まったく無視したもの…
でしかなかったのです。
実は、ここが重要なポイントなんです。
分析のポイント…
というのは、
ほとんどが売り手の主観…
で考えてしまいがちです。
すると、どうなるか…?
分析のポイント自体がずれてしまい、
肝心の要因…
が、まったく違うものになってしまうことがあるのです。
こうなると、
いくら一生懸命改善…
したところで、思うような成果は得られません。
つまり、
先入観を持って分析する…
のではなく、
実情をシッカリと見て、ほんとうの要因を見つけ出す…
ための、
分析をする…
ことが重要だということです。
ほんとうの要因を見つけるには、先入観を持ち込まず、お客さまの視点で分析を行う…
先入観を持って分析すると、ほんとうの要因が見えなくなりますので、みなさんも、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今日の記事に関連して、「経営学」「数学」「社会学」「経済学」「心理学」などの概要を押さえておくと役に立つと思いますので、ぜひ調べてみてください。