みますや@淡路町 | さてと、今夜はどこ行く?

さてと、今夜はどこ行く?

酒場であったあんなこと、こんなこと。そんなことを書いてます。ほとんど、妄想、作話ですが。




今日ね、テレビをみていたら、
「イタイ男特集。」
ってなモノを放映していたのですよ。



「イタイ男ってなあに?」

簡単に言うと、高度の勘違い、迷惑、顰蹙省みない男の事よ。



例えば、

初デートに薔薇の花100本抱えてきて、
「はい、これ。君の美しさには、とても敵わないものだけど・・・」
なんてニヤっとして差し出す奴。


「イタイ、イタイ、イタすぎるわ・・・・」


ね、イタイっしょ!



まあ、他にも様々な状況でのイタイ男の例があげられていたわけよ。



それを見ててね、ふと気付いたんだ。



もしかして、

いや、

もしかしなくても

俺って・・・・

それこそ

典型的な



イタイ男じゃね?!



「そうね。」

っておい!ちっとは否定しろよっ!!!

「あははは、ゴメンゴメン。・・・で?」



うーん、なんとも幸先悪いもの見っちまった。

このあとに控えている呑み会で、イタイことはしたくないものだと、

「気をつけよう、イタイ態度とイタイ呑み。」
って



気を引き締めて臨んだわけよ。

「っていうか、その訳の分からない標語がすでにイタイんだけど・・・」



場所は「みますや」
最寄り駅は、淡路町、または、小川町。
ちょっと遠くなりますが、神田からも歩けます。
ビルの乱立する一角に、ポツリと佇む木造建築、国宝級。
新開発も結構ですが、こういった建物は、なんとか今後も残していって欲しいと、願ってやまない風情ある建物です。

本日はここ「みますや」より、ライブでお送りいたします。




今回も隊長主催の呑み会なわけだけどさ、約束の時間をうろ覚えで、ついつい隊長に確認のメールを送ってしまったのよ。
しかし、いつもならすぐに返ってくるお返事が、この日に限って無い。

おかしいなあ・・・

そして気付いた、そういや、隊長、お芝居を観てから来るっていってたな・・・ってことは今、お芝居観ている真っ最中か!!!



みんなが静かに観賞している会場で、鳴り響く隊長の携帯の着信音。

犯人、俺。




「イターイ。」

「それって、隊長が可愛そうよね。『着信音切っとけよ!』とか、前のジジイとかに怒鳴られちゃったりしてさ。」

いや、俺も、隊長には悪い事しっちまったなあって反省しているわけだけど、もう開催前から、すでにイタ男ぶり全開、店入る前から後ろに悔やむよ、いわゆる後悔。

「・・・・・笑うとこ?」

失礼、ちとはずしたね。
まあ、聞いてくれたまえ。



早く着く分にはいいだろうと、みますやの縄のれんをくぐり、店内に入れば、
案の定予約の座敷席にはまだだれも。



生ビール注文し皆の到着を待つ事に・・・・



で、またまた気付いたわけだ。

そういや、割り勘。

俺が勝手にはじめててどうすんの!!!



「イターイ!」

「いるのよね、呑み会っていうと早めに着きすぎて、一人で勝手に始めちゃっていてさ、で、出るときは割り勘、払う額いっしょじゃん。って奴。ホント、イタイ男ね!」



まあ、そう言うなよ。だから俺も反省して、この一杯でもたせようと、チビチビ呑んでいたわけだよ。
そうしているうちにこの日のメンバーも集まって、はじめてお会いする方もいらっしゃり、挨拶、自己紹介をするわけだけどさ、そんな時。

「あ、私、mariruuです。宜しくお願いします。」

なんていう自己紹介は・・・・


「イタイわ、イタイ、イタ過ぎよ。」



料理が運ばれて来たら来たで・・・・



おっ、旨そう!
と、箸をのばす人がいようモンなら・・・・



「ちょっと待ったぁー!喰う前に撮る!!!」


「・・・・・・・・・」




「・・・もうイタ過ぎて私無理。これ以上聞けない、もう話すのやめて!」



ラストオーダーの声がかかるや



ここぞとばかりに、過発注!



しかも、揚げ物ばっか。



「ちょっとぉ、おつまみどれも茶色なんだけど、気のせい?」
なんて女子がいようなもんなら

いいえ、気のせいではありません。
フライだけに、フライン・・・・
って、振ってあげたのにさ、その子ったらポカンとしちゃって・・・・

「え?なに、私もわからない。フライだけにフライン?」

ええっ、冗談だろ。
そんな知らないふりすんなって
俺がフラインってトスあげたんだからさ、君は
「ぐー!」
だろっ
こうして、親指つきだしてさ!
フライン・ぐ~~~ぐっぐぐっぐぐ~


「・・・・・・寒い。寒くなってきた。」



オーマイガーッ!ちょいと暴走しすぎちゃったかね?
今夜も暴走、房総半島!

えへへっ

「お願い、もう許して、私、もう、イタ過ぎて眼もあけられない。」



イタ過ぎて?
可笑し過ぎての間違いだろ?
まあ、我慢するなって。
思いっきり笑っていいんだよ。
人は意外と優しいものさ。
たまには人の優しさにあまえるのもいいってもんよ。

どこがイタイんだい?
マッサージしてあげるよ

「い、い。いいわ、遠慮する。もう大丈夫、気にしないで。」

なんだよ、遠慮するなよ。
だけど、そんなに痛がるようなことしたかなあ?

ま、いっか、
それにさ、知ってる?

イタイに点々チョイ付けりゃ・・・・



そいつは

「偉大」

ってな!!!





「・・・・・・なんだか私、イタイというより、恥ずかしい。さっきまで寒かったのに、暑くなってきた気がする。」

そりゃあよかった。

まあ、終わりよければ全て良し。
楽しい呑み会だったねえ。


そんな
「みますや」

行って、
みますか?


ってか!( ̄▽+ ̄*)



「・・・・苦しいわ、なんだかとっても空気が重い・・・・く、く、くるしい。。。」





レポーターは、イタイの帝王mariruuでした。