三十六計逃げるに如かず。
策は色々あるけれど、ここはまあ、一旦逃げて、改めて挑み直そう。
なんで、こんな心境になったかって?
まあ、順を追ってお話ししますか。
この度、隊長
の案により決行となった福岡ジャンボリ。
テーマは福岡の旨いを喰いつくそう!
あ、云うまでもないけど、この場合の旨いってのは、繁華街の路地裏やら、ちょっと辺鄙なところにある、ぼろくて汚い店だけど、実は味わってニヤリ、話してニヤリ、払ってニヤリ、そんな隠れた名店で味わえる旨さ。断じて、最近東京でも発売になった☆何個とかで店を評価し悦に入っている例の赤本に載っているような店での美味さとは違う。
そんな旨さを求めていたはずだったのだが・・・
今回のメンバーの一人、S嬢が慕って止まない福岡在住のオジサマって方も初日は加わりましてね、彼がかんべえ、IMURIと案内して下さったのです。
S嬢曰く、
「オジサマの薦めるお店に間違いはない!」
信じましたよ。
信じましたがね。
いや、たしかに美味しいお店でしたよ。
ただね・・・
薄っぺらいからすみ四枚を3人で分け合い、意味もなく綺麗な、眼下に広がる夜景を見ながら、シェリー酒チビチビ・・・
それで、一人3000円!は、ありえない。
ありえないけどありえちゃったんだから、もう笑うしかない。
こういうところはS嬢とオジサマ二人だけでいらして下さいよ。
「次は、どこに案内しようかなあ・・・」
と、ニッコリされるオジサマには申し訳なかったけれど、「いえいえ我々はもうすっかり酔って、どこもいけません。」、と会計後はさっさと店をでて、こういう時こそ出番でしょ!
ハイッ、タクシー!
で、向かう場所は、ホテルのわけが無いのは、お察しの通り。
てやんでぇー、夜はこれから!
焼きラーメンっていうと、小金ちゃんのが一番旨いと思っていたのだけれど、それをこの前とある呑みの席で話したら、イヤイヤもっと旨い店があるよと仰る方一人。あそこの焼きラーメンたべたらもう小金ちゃんでなんて食えないよ、と、そこまで言うならお兄さん、是非、その旨い店を教えてくれよ、と頼みこめば、おしえるわけにはいかねえなあと、何故にもったいぶるのか?それとも私のことがお嫌いかい?きっとそうなのだろうね、偶然知りあった初めてあった男に自分の愛するお店の名前をそうやすやすおしえられるかっての。確かにわかるよ、その気持ち。だけどいいだろ、教えてくれよ、そこまで云ってひどいじゃないか。しつこく食いさがる私に、わかったよ、じゃあヒントを言おう、小金ちゃんの通り沿い、赤い暖簾のお店さ。他の料理もおいしいよ。
たぶんに、この店でよかったんだろうね?
確かにおいしかったけど・・・・
比較するもんじゃ、なくね???(訳;比較するものでは無いのではありませんか?)
次号「小金ちゃん」、請うご期待!