ユキマリコレポーターから12回目養成コースのレポが届きました。 | さあ洋服を脱ごう! 無重力着付けの鞠小路スタイル

さあ洋服を脱ごう! 無重力着付けの鞠小路スタイル

しんどくない 着崩れない むしろどんどんラクになる

本日も届きました。

鞠小路レッスンレポーター ユキマリコさん あらためイタコマリコさんから 講師養成コース12回目のレポートです。


マリコレポーターのブログリンクユキマリコ/雪果-SEKKA 京都 着付レッスン


だんだんみなさん熱が入ってきて、

ほかのみなさんもたくさんの感想をあげてくださっていますがそれもマリコレポーターが集約済みです(すばらしい!)


そしてマリコ先生からも大切なお知らせがありますのでぜひ最後までお読みくださいませ。

それではマリコレポーターお願いいたします。


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講師養成11回目~着付けのボトルネックから続く)

講師養成12回目は、「初級レッスン4回目のカリキュラム」の組み立てです。

1回目:肌着と長襦袢の着方、たたみ方
2回目:着物の着方&理論「着物の素材と格/染めと織り」
3回目:半幅帯(リボン返し)&理論「着物の格」」
 に引き続き、

4回目:お太鼓その1&理論「帯の素材と格」です。

ちなみに4月スタートだった講師養成コース、お太鼓の手順は序盤(5月頃ね)に既にみっっっちり教わり、chii先生の超厳しい実地指導&赤ペン添削ペンを皆、乗り越えて!おりまして!


今回は手順消化済みの状態から、更に
「初級4回目は(登山に例えるなら)何合目を目標に、初心者さんをナビゲートすべきか?」
を学びます。


また今回、猛暑のため延期になっていた「(人への)着せ付け」も行いました。


しまったミキさんが写ってないごめんなさい(涙)
この回も盛り沢山で、着せ付けは長襦袢までだったから撮れたのはこれ一枚…


キレイ×着崩れない×ラクチン~正座の国の服だもの!

恒例、レッスン序盤のおさらい。
前回の「着物を着る」から更にふみこみ、初級4回目は「着物を『キレイに』着る」ことを目標におさらいします。

生徒さんはまだ「どういう着姿がキレイなのか?」がイメージしきれない段階。
そこで今回は細かい点、裾の位置や脇、衽( おくみ)線、衿先等々にフォーカスし完成度を高めていくのですが…

ただキレイに仕上げる、で終わらないのが鞠小路の鞠小路たる所以。

 「キレイ&着崩れない&ラクチン」

の三点、すなわち着物の特性を活かし、美しさと機能性と快適性が同時に成り立つ一挙三得な着付けへとナビゲートしていくのですよフフフ…。

特に皆が唸りまくったのが、衿先でした。
着物で正座すると、裾がはだけてしまいませんか?
昔少~し習った茶道でも「建水を引き居住まいを正し…(ここで裾など整える!)」と教えて頂きました。

でもね。
衿先をあるべき方向にし、腰紐を「ここ!」という位置に締めれば…

 おはしょりもまっすぐ水平に(キレイ)
 正座しても立っても裾がはだけず乱れず(着崩れない)
 苦しくない(ラクチン)

のですね。
皆で立ったり正座したり、「確かに…!」と茶道歴の長い人も驚く中、

「正座の国の服だもの、正座の動きにも強いに決まってる♪」


とはchii先生の弁、着物ってホントよくできてるよねーと。
で す ね … !


生徒さんの「目」を養うべし

chii先生への質問で、小さい着物や大きい着物へ対処方法に話が及び。
その中で、生徒さんにも自分で選び決定できる『目』を養ってもらえるように…という主旨の話がありました。

お店などで
「着物は、サイズが多少違っても着られますよ!」
と言われたご経験、ありませんか?

うん、ウソではない。私も着ようと思ったら着られるけども。
キモノの寸法/S人間がLサイズ着る

しかし講師は、安易に「小さい/大きいけれど(小ワザを駆使すれば)なんとか着られるよ!」と言うべきではない、と。
伝えるならちゃんと()内とそのデメリットも伝えること。講師の言う事は影響力絶大、生徒さんが思考停止して、自分寸法の存在やその着やすさに気付けないかもしれないから(ええ私も着物ってフリーサイズだと勘違いしてた時期がありました)。

そして小ワザに走る前に、土台となる自分寸法での着付けがしっかりできているかどうかに重きを置くべしと。ちなみに土台となる鞠小路の着付けは

「技術無くても覚えなくても『知ってれば着られる』」

レベルにまで効率化し、かつ削ぎ落としているから、と。

それでも生徒さんが
「小さい/大きいのは知ってるけれど、好きだからどうしても着たい!何とかなりませんか!」
とおっしゃるなら、着た後の注意点も伝えつつ全力で応えるべし!と。

chii先生のスタンス、
「考えるのは自分!決めるのも自分!そのための材料は全力で提供する!」
が端的に感じられるなあ、と再認識したエピソードでした。


お太鼓結びその1

おさらいが終わり、やっと新出の「お太鼓結びその1」です。
まずは帯枕の手前まで。

なお、帯の手順は最初から100点満点を目指しナビゲートします。
何故なら手順さえきっちり追えば、折り紙のようにビシッと決まるから!
(着物は回数を重ねる中で段々と完成度を高めるので、対照的ですね)

手順は頭に入っているので、生徒さんの動きのどこを注意するか、陥りがちなパターンと解消方法などなど教えて頂きました。


帯の素材、格 ~ シンプル論理的で目から鱗がここでも!

ここから理論編です。

 「着物は、  "染め"が格が高く、"織り"が格が低い
 「反対に帯は、"染め"が格が低く、"織り"が格が高い

てよく見聞きしますが、初心者さん的には「どっちやねーん!」となること必至の「格」
着物の基準軸、帯の基準軸、二つあるからややこしいんですよね…更に織の着物と染の帯、とか組み合わせもどうしたらええねんと…

そういうものよね、と思い、個別ケースを覚え対応していた格まわり。
んが。chii先生はこの格を、一つの軸でスパッとまとめあげ説明しきってしまいました。

けいさん「えーすごーい!(叫)」←おしとやかなけいさんが叫ぶほど!
ワタシ「スッキリした!すんごくスッキリ!」←大事な事なので2回言(ry

ほら、頭のいい人ほど物事をシンプルに説明するのが上手だったり、着眼点が「そこから切り込みますか!凄!」だったりしますよねまさにソレ…その視点は無かった…!
けど言われてみたら全部が関連し格の高低が一つの図にスッキリと!更に派生して洒落袋帯や織りの名古屋帯の位置づけも明快に、頭に入りました。

余談、レッスンレポ書いてる最中って、レポーターって言うより自動書記状態で。chii先生のレッスンが超端的&論理的だからこそなんですけどね…なのでレポーターって言うよりむしろイタコだよな…と思いました今。書き始めて3時間半、イタコマリコ、しっくり…(←夜中に書いたのでテンション変)。


着せ付けで 自分の着姿 客観視 (五七五)

今回は長襦袢まで、お互い着せ付け合いました。
人に着せてるのに自分の着姿とそっくりになるの~。
自装のクセが、鏡のように見事に現われます
故に自分の着付けを客観視するための、不可欠な課程なのです。


11月スタート!町家で、キモノはじめてさんの着付け

さて、最後に宣伝!私ユキマリコも11月からご縁を頂きまして…
京都は大徳寺そば、築八十年の町家で野菜中心のごはん屋さん「URL壺沙 」さんにて、ハジメテさん向け・普段着キモノの着付けレッスンを11月よりスタートいたします。


日程や場所などなど、ぜひ上記ページよりご覧くださいませ!

ちなみに後日、私の、鞠小路に通う前/後の着姿の変遷を公開いたします~。ビフォア/アフター激し過ぎて凄っいですからwww
そして私が鞠小路メソッドに傾倒するワケも得心して頂けるかと!






長々お読み頂き、ありがとうございましたペコリ


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講師養成12回目 グループレッスンレポ&感想リンク集
(順不同、9/23時点)
URL2京都で着付けレッスンと養成コース (マミーさん@高砂)
URL2講師養成コース12回目 (masayoさん@京都)
URL2講師養成コース12回目追記 (masayoさん@京都)
URL2鞠小路スタイル講師養成コース 12回目 (香保さん@名古屋)