フランスらしく、共働きで奥さんは、小学校の先生。
5人の教育と世話、家事と仕事。
いったいどうやって両立するのだろうと思うけれど、
もちろん、旦那さん(アメリカ人の翻訳家)は、家事一切だけではなく、
お庭の畑仕事から、お掃除から、お料理すべて、
奥さんより得意なことが多いのだそう。
ウムスを食べて第一声は、
あれ?僕が作った時と全然違う。すっごく美味しい。
どうやって作ったの?ああ、乾燥豆から・・・・。
僕は缶詰を使ったからなあ。今度は豆から作ってみるよ。
と、言い出したのは、旦那様の方。(それだけお料理しているということ)
たぶんフランスでは、家事をやらない男性は尊敬されないというか、
やっていることがあたりまえすぎて
やっていない人がいるなんて誰も信じない。
特に料理が得意という男性はとても多い。
***
一番下の娘さんがもう18歳になったということで、
ほぼ全員がすでに独立。
フランスでは、大学に入ったら、
たいてい独立して一人暮らしするので、
(大金持ちの、ものすごく大きなお屋敷であっても)
とうとう、大きなニームの家には、二人だけが残されるのだそう。
あんなに大きな2階建のおうちとお庭に二人暮らしなんて
寂しいだろうなあ・・・・・。
10人くらい暮らせるお家なのに。
少し寂しそうではあったけれど、やっと子育てがほぼ終わって全員の進路が決まり
ホッとしたと言っていた。
(地方の場合、通うのが大変なほど離れいてる大学を希望するなどの事情もあるかも
ちなみに日本には、30を過ぎても実家に暮らす人がいるなんて
話を下手にしようものなら、
(きっとフランスにだって、いるんでしょうけどね)
「今何て言った?!嘘でしょう!そんなはずないじゃないの。ありえない。」
と、総攻撃(?笑)にあって、その話題で持ちきりになって
質問されるこちらが疲れ果ててしまうので、
そういう話を持ち出してはいけない。(笑)
まあ、フランスの公立大学は、ほぼ学費が無料だし、
いろいろな事情が違うので、なんとも言えませんが、
とにかく、フランス人の子供はできるだけ早く実家から出なければいけない。
という考え方はとても徹底している。
5人の子供達がどんな風に生きて行くのか
話を聞いているととてもおもしろい。
ジャーナリスト、マーケティング・・・
皆目指すものも違うし、それぞれ違う地方で全然違う分野に進んでいる。
お客様が来ると家は綺麗になるし(笑)
お料理も楽しいし、何より人を家に招いてお話しできる時間って
何よりも貴重だな。と、改めて思ったので、
最近なんとなくやっていなかったけれど、
また再開して、どんどん夕食会をしようと思う。
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