「25年目のキス」('99) | Marc のぷーたろー日記

「25年目のキス」('99)

25年目のキス [DVD]/ドリュー・バリモア,デイビッド・アークェット,ジョン・C・ライリー

¥1,490
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17歳の女子高生に化けて高校潜入リポートに挑むことになった25歳のサエない新米女性記者を描いたラブコメディです。主演はドリュー・バリモア、共演はデヴィッド・アークエット、マイケル・ヴァルタン、モリー・シャノン、ジョン・C・ライリー他。

Wikipedia「25年目のキス」

この映画が好きな人は多いんだろうなぁとは思います。

特に、高校が厳格な階級社会を形成しているアメリカでは共感を得易い題材で、ヒットしたのも分かります。また、ダサい女が高校生活をやり直して自らの惨めな過去に「復讐」するだけでなく、現実 (現在) を肯定する形で前向きに終わる展開もハリウッドらしいハッピーエンドですし。

ただ、この映画にはこれっぽっちもハマれませんでした。

ダサいドブスな女を演じるドリュー・バリモアは確かにハマっていますし、捨て身の演技もいいんですけど、全てに「狙ってる」感が透けて見えて、シラケちゃうんです。同じ系統の「ブリジット・ジョーンズの日記」('01) のレネー・ゼルウィガーにもそういうイヤらしさが全くなかったわけではないですが、さほど気にならないレベルだったのに対し、本作のドリュー・バリモアの演技はかなり鼻につきます。また、イケメン教師との恋をはじめ、製作総指揮でもあるドリュー・バリモアの「ブス可愛い女が一番男にモテるんだよね」という主張が見え見えで気持ち悪いったりゃありゃしない。まさに「ドブスの妄想」で、ある程度なら理解も共感もできるんですが、この映画の場合はやり過ぎです。

そんなわけで内容よりも、今となって観ると超豪華な脇役の方にばかり目が行っちゃいました。例えば、高校のセクシーな女の子グループの1人はジェシカ・アルバだし、人気者のイケメン男子グループの1人は本作で映画デビューしたジェームズ・フランコ、更に主人公の同僚役にオスカー女優のオクタヴィア・スペンサーという顔ぶれ。10数年の月日を感じます。

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