EXCEL 1 絶対参照の応用 | パソコンくらぶ「マーブル」

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EXCELで、相対参照、絶対参照という言葉があります。

相対参照は、数式などを作成しコピーするとコピー位置に応じて、参照する対象セルも同じように変化させることにより、正しく計算出来るという仕組みです。

例えば、次の合計計算ですが、一つだけ数式を作ればコピーするだけで完成します。



ご覧のように、コピーされる数式は「=B2*C2」ですが、位置がずれただけ、対象のセルも変化させられ、二つ目には「=B3*C3」・・・以下同様にずれただけ相手セルもずらしてくれます。これにより正しく演算されるわけです。



これに対して、例えば消費税を足しこむ、という時に、各行に消費税率を入れることはしません。一つだけ指定しますので、消費税を保管しているセルは移動されると困るわけです。

下の例を見てください。税込み価格を出すためには、「=D2*B7」と入れれば良いのですが、これをこのままコピーすれば、「=D3*B8」となってしまいます。B8のセルは空なので正しく演算されませんね。



EXCELに「B7」のセルは、コピーしても移動させないで欲しい・・・ということを知らせるために、「$」マークを付けます。つまり「=D2*$B$7」と指定することでEXCELは、B7のセルは移動させないのだな、と理解してくれることになります。

これを絶対参照といいます。セルを選択した時に「F4キー」を押せば、$マークがつきます。



次回は、絶対参照の片止めを見てみたいと思います。