納骨室の蓋や扉は開けられないようにしたらいいのか開けれるようにした方がいいのか? | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

富山・石川でお墓の購入を考えてる方
関東や都市部、その他の地域で墓地を購入しようとしてる方、
お墓の営業マンならではのアドバイスをいたします。
気軽にお問い合わせしてください。

通常は納骨室の扉を開ける事はありません。


↓↓奈良の石幸さんの展示墓、「9寸神戸型の大島石」です。


関西のお墓の花立と香焚が大きいなと思っておりまして(これが正式の形です)、花立は長方形で長いし持ち手もついてないから移動するのは大変だなと思ってたし、香焚も大きいし不便だし、どうして石材店は移動しやすいような小さなものとかにしないのかと奈良の石幸の江川さんに聞いてみました。

こちらも石幸さんから写真をお借りしました。


必要なものは?

富山や関東では花立・香焚のデザインは多種となっていますが、関西の花立は立方体で立てに長くシンプルなものばかりです。花立としてはこの形が正式な形状と言われています。

二枚目の写真など一体型なので、手をかける事も出来ないし移動させるのは大変じゃないですか?と江川さんに聞いたら、、、、、
「お骨の盗難防止のためにも従来のままの形にしています」
という返事が返ってきました。
なるほど、そりゃそうだ。
それでも移動させる時は大変だなって思いました。

実際、施主が掃除などで移動させた場合角を欠けさせた例はいくらでもあります。
石は硬いですがぶつけると簡単に欠けてしまいます。
気を付けてください。


富山や石川のお墓の納骨室は開けられます


富山の笠墓のほとんどが観音開きで時々当て蓋もありますが、基本的には簡単に開けられます。
数年前(10年くらい前だったかな?)に勝手に扉を開けて女性のお骨が盗まれてそこに下着が入れられたという事がありました。
それから扉に鍵をつけたお墓も建てられるようになりました。

扉に鍵をつけたら身内から犯罪者が出ると言われるんですが、笠石より下は地中であるという考え方なので、鍵があるとか無いとかって考えてみれば全くナンセンスです。

納骨室の蓋は関東ではノロなどでとめて開かないようになっていますが、確かにお骨の盗難防止を考えたらそうしたほうが良いのかもしれません。

ただ納骨室の蓋を開けられない場合は、次の納骨まで中を見ないということになりますよね。場合によっては10年以上。

もし雨水が中にたまっていたらどうなのでしょうか?
焼き物の骨瓶の場合、納骨室に湿気をもっただけで骨瓶の中に水がたまります。
(素焼きの骨瓶がいちばん良いです。なんで焼き物の骨瓶をつかうのかな?)

それを10年そのままにしてたら骨瓶の中はかなり水がたまる思うし、納骨室の中に水がたましまってたらどうするんでしょう?

関東あたりではお墓を建てて1年くらい経ったら納骨室の中を見てみるのが良いと思うんですが・・・


金沢の洋型のお墓です。
赤い矢印のとこが納骨室の蓋で手がかけられます。
花立は小さいです。
香焚は少々重くて女性は移動できないかもしれません。
基本的には自分で開けられます。


富山の和墓ですが、花立・香焚が扉の前にあるので、形的には「呉西型」です。
花立・香焚を移動させれば簡単に扉が開けられます。


どのようなお墓でも納骨室の扉があけられるといっても、人様のお墓はあけちゃいけません。
「お骨の盗難」という事を考えれば蓋は開かないようにしたほうがいいし、簡単に開けられる扉で過去に遺骨の盗難はあった事実があるので鍵をつけるのも仕方ないかもしれません。

富山でお墓を建てる時は特別に扉を勝手にあけられないようにはしていません。
盗もうと思ったら盗めるし、開けようと思ったら開けて中を見れます。
人間の良心に委ねている状況です。

新聞のお悔み欄が都市部には無いのは空き巣が入るという理由ですが、この記述を読んだ富山の泥棒が空き巣に入るという知恵付けになるかもしれません。

納骨室の扉の事も簡単に開けられますと書きましたが、、

でも、納骨室の中が水浸しになってたら困るし、基本的には施工ミス「です。
それを数年も10年以上も確認できないのは困ります。

まあ滅多に水浸しになることはありませんが全くないとは言えませんし、実際にお客様から何回も聞いた事があります。


ということで、
やはり構造重視のお墓を建てた方がいいんんじゃないでしょうか!
って結局最後はそこかよ!!!

ってツッコまないでください。
(*^_^*)