富山型の墓の再確認
Aさんが来県されたのは昨年の12月以来、二度目で三月です。
帰られてからはメール等でやり取りをし、いろいろ設計図などの変更などにもアドバイスなどをさせてもらいました。
富山型の墓の納骨室は観音開きがほとんどで、一部当て蓋になっています。
扉の調整ってけっこう難しく職人の手腕がとわれます。扉の軸や扉の合わせ、その他いろんな工夫があります。
Aさんには地元の石材店からも設計図と見積を取るようにと伝えてありまして、地元でも良心的な石材店さんに頼まれました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20130626/17/marble-granite/f6/8c/j/o0415055312589163748.jpg?caw=800)
また銀杏仕上げもありません。
もちろん基礎石一枚盤もありません。
扉はどのような取り付け方なのかもわかりません。
(上の写真は本文とは関係ありません、根太石はどれなのかを説明するために使用しました)
さいたま市の某霊園は形は富山のようなお墓が建ってました。
根太石があるので、「おお」っと思いましたが四つ合わせでした。
根太石があるとなぜ良いかというと、お墓を地べたに直接置かないのと、根太石の厚さの分だけ納骨室が高くなり見栄えも良いし納骨もラクだからです。
富山霊園の高さ115cmのお墓は根太石がありません。なので納骨するときは骨瓶を斜めにしないと入れられないのです。
で、この根太石ってかなり重要な石なんです、地上カロートの芝石にあたる部分です。これを四つ合わせ(関西は四つ合わせで当たり前なんですが)で作るのは最悪です。特に寒冷地では。
基礎石一枚盤を見てきました
前回は富山市で墓地を見学しましたが、今回は呉西です。というのは基礎石一枚盤のお墓を見学するためです。
基礎石一枚盤は呉東ではあまり使用されませんので、高岡市の二上霊園と射水市の太閤山霊園を見学してきました。
二上霊園では基礎石一枚盤のお墓を重点的に見学し、太閤山霊園は和洋墓が多いので見学にいきました。(和洋墓なら太閤山霊園がたくさん建ってるのでおすすめです。)
その後石材店さん(今回は建墓が遠方になるかもしれないので、大手の石材店さんではなく小回りの利く、施工も上手な石材店さんにお願いしました)に行っていろんなことを話してもらいあした。
お墓の構造を詳しく、基礎工事のこと、施工のこと、すべてを詳しく説明してもらいました。
また納骨室の中をもう一度見ていただき、構造について理解していただきました。
墓地にはいろんなお墓があったので、良い施工の見本や悪い施工の見本、構造の良し悪しなども具体的に説明してもらい、二回目だったのでよく理解されたと思います。
私は事前にAさんに良い構造とはどのようなモノなのかを詳しく説明しておきましたので、Aさんにはどのような希望でも言ってくださいと伝えてありましたし、石材店さんにはAさんが気がつかない箇所などもいくらか指摘しました。石材店さんはかなりやりにくかったかもしれません。
Aさんはどうしても7月までにお墓を建てなくてはならず、ボンド施工の場合は晴天でなくては施工できません。
施工に最低でも三日間かかるので、6月の梅雨入り前にお墓を建てなくてはなりません。逆算すると、お墓に問題があった場合には作り直しをしなくてはならないので4月上旬がタイムリミットです。
石材店さんはAさんにその旨を伝え、Aさんもいろいろ考えられてました。
今回は
関野屋で鱒のすしを
小杉のめん八で富山ブラックラーメンを
食べました。
めん八、Aさんには好評でした。
栃木で富山型のお墓を建てました
栃木県のAさん の建墓①・・出会いは霊園見学
栃木県のAさんの建墓②・・百聞は一見にしかず