石材関係者と話をしました。
- インド材が手に入れにくくなってきてる
- 中国材のAG98が手に入れにくくなってきてる
- 中国の加工費(人件費)が急騰、労働者の確保がむずかしい
- お墓の底値は脱出し今後は価格が上昇する
インド材はだんだん確保が難しくなってきたそうです。
以前の職場の上司から聞いたのですが、
雨が降って丁場が水浸しになった場合、日本や中国であれば水をポンプで組みだして仕事をするのですがインドでは水が引くまで仕事をしないそうです。
そればかりが理由では無いと思いますが、インドの石の年間産出量は中国に比べれば圧倒的に少ないです。
品質に関しては中国材より圧倒的に良いわけですから、誰が考えても輸入材としては中国材よりインド材を使用したいと思うでしょう。
とくに最近は「銀河」が手に入りにくくなってきてるとの事です。
となれば比較的価格が安いアーバングレーの確保も難しくなるかも?わかりませんが。
とにかく産出量が少なくて需要が多いとなれば、手に入れにくくなるのは必然でしょう。
中国材のAG98が手に入れにくくなってきてる
AG98の丁場は以前からいろいろ噂がありまして、鉄道が通るから産出禁止になるとかならないとか、いろいろ言われてきました。
正確な理由は分かりませんが、以前にくらべれば手に入れにくくなってきてるようです。
中国白御影石の中ではいちばん信頼出来た石なので、手に入らなくなったら大変です。
AG98が無くなってきたらG603 G623 G614 などに頼るしかないのですが、正直なところお墓本体には・・・
中国の加工費(人件費)が急騰、労働者の確保がむずかしい
実際に中国では人件費が3倍以上に高騰してるそうですし、地方都市が発展して働き口が出来てきてるので出稼ぎに出てくる人も少なくなったり、石材加工よりも良い仕事に就いたりなど労働者を確保するのが難しいそうですね。
また日本から細かい細工や複雑な形状の加工を要求されて加工に日数がかかるのも人件費が高くなる理由です。
今年からお墓の価格が上がりますと言いましたが実際は一昨年あたりから中国工場での加工料は値上げされており、今まで値上げされなかったのは石材店が我慢してただけなんです。
それが今回の値上げによりお墓の価格があがる要因になったわけです。
墓石価格の底値は過ぎ去り、あとは価格が上がるばかりです。