お墓を建てた人の名前はどこに彫る? | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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お墓を建てた人(施主)の名前はどこに彫刻すればいいの?




お墓を建てた人の名前は
和墓なら竿石の右であったり左であったり、
赤色だったり黒色だったり、まったく色も入ってなかったり、洋墓だったら背面とか、
「どこに彫刻すればいいの?」とよく聞かれます。


文字に墨は入れない、施主の名前は向かって右側



これが正解と言われています。
向かって右側に彫刻するのは「陽」の側だからです。

むかしのお墓なら竿石の右側に戒名(法名)を彫刻していきました。
それが大変なので「墓誌」「法名板」になりました。

地域によって違います。



お墓に使用する石も、東北や長野、九州などは「黒い石」を関西なら「白い石」を使用しますし、黒い石の竿石の文字には「白」を入れる地域と「金」を入れる地域があります。

例えば風水で完璧に建てられた家というのが不可能なようにお墓も完璧に建てる事は無理でしょう。
それに地域によっては「墓誌」がほとんど設置されているところもあれば、全く設置されていないところもあります。
どちらが正解ですか?と聞かれても正解と断言する事はできません。

ただ「陽」は右手で「陰」は左手なので、施主の名前は右側に彫刻したほうがいいでしょう。
墓地によっては「左側」に彫刻してあるお墓がほとんどという場合もあります。その時は左に彫刻しても構わないと思います。

洋墓は竿石の背面、和洋型は竿石の背面か側面に



洋墓の場合は通常は背面に彫刻します。
和洋型は側面か背面に彫刻します。
日蓮宗の題目は横にして彫刻できません、それで洋墓の竿石を建てにしたような和洋墓を建てる場合があります。
和洋型の場合は背面、側面、どちらにも彫刻してあるのを見ますね。

施主(生きてる人)の名前は赤にしなくてはいけないのでしょうか?



施主の名前を赤にするのは「墓相学」のお墓です。
墓相のお墓は夫婦墓で、竿石には戒名を彫刻します。
夫婦のどちらかが亡くなってお墓を建てるときには、残った方も戒名をもらって並べて彫刻します。
そして夫婦の残ったほうが施主ですから、施主の名前を側面に彫刻して「赤い墨」を入れるのです。

竿石の施主名が「赤」になってるのは墓相学のお墓を真似たものであって普通のお墓には必要の無いものなのですが、最近は流行りなのか施主名に赤の墨を入れてあるのをよく見かけます。

もし彫刻文字に墨を入れればいいのかどうか迷っているのなら、「色は入れない」方をお勧めいたします。
特に「庵治石や「大島」、「紀山」、「真壁」なども白い石には「黒の墨」などはあんまり似合いません。墨を入れるとやや下品に思えます。

ただ真っ黒なクンナムや真っ赤なニューインペリアルレッドに関しては「白い墨」は似合います。
最終的には「お好きにどうぞ・・」なんですけど。