お墓の外観をいつまでも綺麗に保つ | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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お墓の外観を保つためには


お墓の構造が、「壊れにくい」「カロートに水が入らない」「石材に繋ぎ目のない完璧な構造」になってきています。お墓に使われる花崗岩ですが100年以上はラクにもちます。100年といえば建てた人はお亡くなりになり孫やひ孫の代にまでなっているでしょう。

お墓の構造が壊れないものになってきてるので、今建てたお墓の将来のメンテナンスとはどのようなものになるのでしょうか?

外観の風化、変色


茨城の真壁などは外観がだんだん味が出てくるのですが、多くの石は経年するたびに色が薄くなったり、酸性雨などの影響により変色するのではないかと思います。

変色の原因としましては、
  • 石材そのものの品質
  • 石材のサビ
  • 中国加工時の石全体に塗布する薬品
  • 研磨不足
が考えられます。

石材の品質とサビ


最近は全体的に変色する石は最近は使用はされていないのであんまり心配する必要はありませんが(無いとは言いませんが)、「サビ」は気にする必要があります。

石材に含まれる鉄分が雨と酸化して「サビ」が出るのです。通常はクギの頭くらいの大きさの赤茶色のサビが出ます。鉄分を含んでいない石などありませんが「サビ」が出てくる石と出てこない石があるから不思議です。

石材店は「サビ」が出るような石を勧める事はありませんので、お墓の石を選ぶ時には過去に実績のある石を選ぶようにしてください。比較的使用されるようになってから日がたっていない石を避けるのもいいかもしれません。

今後多く使用されると考えられる「インドのカラフルな石」についてはサビが出るというような事は聞いておりません。
濃い石が全体的に薄くなっていく事は避けられませんので、これは変色とはいえないと思います。

中国加工時の石全体に塗布する薬品と研磨不足


これからの記事は一部の中国の工場の事で全体的なものではありません、

茨城の真壁小目は表面にうっすらと白や黒のダマ(ボタとも言う)が出ていてこれが真壁小目の特徴になっています。ところが加工を進めていると真っ黒な10円玉大くらいのダマがよくでてきます。

小さな部品であれは作り変えるんですが、大きな部品だった場合はどうするのでしょう?黒いダマの部分を削った場合は消えてしまうこともありますが、反対に大きくなる場合もあります。国内加工であれば違った部品に回したり。ワンサイズ小さなお墓にしたりするのですが、中国加工の場合は気を付けなくてはなりません。
(例として真壁小目をあげただけで、全ての真壁小目が黒いダマが出るわけではないので勘違いなさらぬようにお願いします。)

このダマを消せる薬品があるらしです。ところが効果は数年しか無くてまたダマが出てくるというのです。以前の職場(こちらの会社はこんな事は絶対していません)の上司と石材関係のHPやブログを書いてる人の記事で確認したので間違いはないようです。


建てたときは綺麗だったのに数年後にお墓に十円玉くらいの黒いダマが出てきたらビックリしますよね。というかクレームに発展するんじゃないかと思います。

それとダマを隠す以外にお墓全体に薬品というかワックスというか何か薬を塗ってる場合もあるようです。これも以前の職場の上司と現場の方に聞いたのですが、お墓をピカピカに磨き上げるには7回の工程が必要だそうです。ところが中国のある工場では3回しか研磨せずに仕上げとして表面にワックスを塗るようです。

見分けは簡単です、中国の石はピンクや黒の石を除けばほとんど白系の石です。お墓にいって必要以上にピッカピカに光ってる石はワックスが塗ってあると考えてもいいと思います。今日みたいな晴天の日ならばそれこそピッカピカで光を反射するのでわかると思います。

これは中国の一部の工場だけです。


お墓の購入を考えた時にバカみたいに安い時はまともな商品ではないと思ったほうがいいでしょう。

もしあなたが石材店の営業マンとの交渉で値切りに値切った場合は、もしかしたら仕入れの安い商社(やすい加工賃の中国の工場)の製品を提供されるかもしれません。

石材店と契約をした後に石材店がどこから仕入れるのか消費者は分かりません。石材店も値切られて利益がほとんど見込めない場合は安い製品を仕入れるんじゃないでしょうか?これは石屋だけに限ったことではなくて、どんな業界でも同じことではないでしょうか。

中国の良い工場ならば「お墓に薬品をぬらないでくれ」と要請すればちゃんと言う通りにしてくれますし、日本の職人以上に細かい細工を綺麗に且つ、安く仕上げてくるところもたくさんあります。

お墓の加工に関して「中国工場」は全く問題はありません。ただ一部の工場はとんでもない事をしているので心配になるわけで、「将来変色しないように中国の工場では薬品を塗らないで下さい」と石材店にお願いするのもいいと思います。

いつまでも美しい外観を保つための条件


  • 長年の使用実績のある石材を選ぶ
  • 研磨を完璧にする
  • お墓の表面に変な薬品を塗らない

特に黒色の石は研磨に気を付けなければなりません。