先日、葬儀屋さんとはなす機会がありました
実は葬儀屋さんとは良く話しをする機会があるんです。葬儀を出される家の方々と最初に折衝するのは葬儀屋さんなのですが、遺族からお墓の事なども相談されるので私のほうにも声をかけてもらっております。
そこで色々話しをしてきました。
葬儀業の新しい動きとして
最近葬儀屋さんは会館の中を改装してこじんまりといた「家族葬」に対応できるように小さな葬儀会場を作ってるそうです。葬儀全体にかける費用が年々下がり気味で「お葬式は家族だけで行います」というケースが増えたそうです。
会館の中を改装するというのも一つの手なんですが、それよりも安く経費を抑えるのが「コンビニの跡地」だそうです。
コンビニの跡地ってのは「商用」には向きません。なぜならそこは「売れない場所」との烙印を押されてしまった場所だからです。
近所のコンビニが元の場所から100mほど東に移って交差点のカドに新しく移転しました。それだけで売上は30%も増えたそうです。そのくらいコンビニの場所って微妙だというところでしょうか。
そのコンピニの跡地が良い理由は
- 借り手が無いので経費が安い
- 近所の人が歩いてこれる
- 何箇所も作れるしお客さんの選択肢が増える
なるほどって思いました。参列者がどれだけたくさん居たとしても喧嘩別れして別居してる長男が葬儀に参加しなかったらそれは立派な葬儀といえるでしょうか?反対に家族だけに暖かく見守られてあの世に旅たつというのは素晴らしい事かもしれません。
もうひとつは金銭的理由です。
そろそろ喪主は私たちの年代です。しかしながら私たちの年代はお金を持っていません。
- かつての郵便局にたいに年利6%の貯金gない
- 子供の教育費に金がかかる
- 親の介護に金がかかる
私たちの年代はお金を持っていないのです。必然的に「家族葬」が増えるんじゃないでしょうか。
「72の法則」というのがあって、年利7.2%の利子が付けば10年で倍になるというものです。しかしながら現在は年利0.04%、銀行に100万円預けたら年利は400円で2割が税金で80円ひかれて320円です。
蛍光灯はLEDに
葬儀会場の天井の蛍光灯が切れたら脚立などでは届かないので足場を組む必要があるそうです。経費がかかるので蛍光灯一本きれたら全部交換するそうです。
経費がかかりすぎるという事でLEDに変更しつつあるそうです。日本製は高いので中国からの輸入を使うそうです。どの業界も節約に努めてるんだと思いました。
その次に石屋の現状などを話しました。
10年後は大丈夫だろうか?
都会では納骨堂が増え、田舎ではお墓が無い人がほとんど居なくなってしまいます。「団塊の世代」が建ておわったら石材業界は一気に暗黒の世界に突き落とされます。
廃業する石材店が増えて力のあるところばかり残ります。力があるというのは「大手」です。職人がいなくなりお墓を建てるのでさえも外国人になってるかもしれません。
葬儀は人が亡くなるたびにありますが、お墓は一回建てたら100年以上は持ちます、構造がよければ。
意外とこの業界、明るくないんです。