都会の民営墓地についての記事 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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都会の民営墓地について興味ふかい記事がありました。



お墓の価格がいくらなんだろうと思われてる消費者の方々には隠さずにお知らせしなければならないと思っているので、今日は第三者から見て書かれた記事を紹介します。

お墓ビジネス大フィーバー! 謎多き墓の値段の決められ方(前編)

お墓ビジネス大フィーバー! 謎多き墓の値段の決められ方(後編)

(前編)高齢化社会が進む一方の日本で、熱い視線を浴びている墓ビジネス。この好機を逃すものかとばかりに、石材店、開発業者、宗教法人が頭をひねって、アノ手コノ手でボロ儲け!普段ほとんど語れることのない、不透明な墓ビジネスの秘密に迫る!



都心の公共墓地の競争率が何十倍にも達するので墓ビジネスだけは儲かっている。という事から書かれていて、儲けている「墓ビジネス」では「民営墓地」がが舞台になる場合が多いと続いてる。

石材店、開発業者、宗教法人 甘い汁を吸いまくる人々



記事の中ほどにはこういう見出しで、都心近郊の石材店店主に聞いた事をのせている。店主から聞いた話から、石材店が宗教法人の名を借りて墓地を開発して寺と石材店がオイシイ思いをしていると述べている。

(後編)"儲け"追及のために悪事に手を染める業者も



後編はこの見出しから始まる。悪徳業者が出現してきてその悪徳業者は「不動産屋」だと述べている。そして不動産屋がそのまま石材店になったりブローカーになったりするのだという。ブローカーが台頭してきて中国で大量に買いつけアフターフォローもなしで売りまくるというのだ。

悪徳ブローカーの手口・・安い理由



石材店店主はこのように語っている。「ブローカーは墓石を少しでも安価に購入するために、中国でまとめて買い付けています。ダイナマイトで石材を採掘する際、端に小さなヒビが入ってしまったりすることがあるのですが、普通はその部分を切り落とすんです。ヒビの部分が残っていると、そこから水が染みて、寒さで水が凍った拍子なんかに石が割れてしまうことがあるので。しかし、悪徳業者は少しでも儲けようとして、そんな部分も使っている。中国での加工の際に、名前の字を間違って彫ったのに直しもしない、なんて話もよく聞きますね」 


さらには一部で、安価な中国産を最高級のスウェーデン産と偽って売りつけるなど、産地偽装も行われている。しかも、「まったく気づかず、『いい買い物をしたな』と思っているお客さんがほとんどでしょう。石の産地を一目で見破るのは、プロでも至難の業ですから。墓石の場合、値段が高ければ高いほど、死者への弔いの気持ちが強くなると考えるお客さんも少なくありません」(同)という。


粗悪品を売りつけられて、産地偽装されても消費者が気がつかないとは恐ろしい。いくら儲かるとはいえ遺族を騙して商売するとは石屋の風上にもおけない連中です、ブローカーは。

予断ですが私の住む地域と東京では「国産石」の価格が違うんです。北陸は安くて東京は高いんです。輸送もかかるのにどうして北陸は安いんでしょうか?

北陸では仕入れたものに対してキッチリお金を払うのですが、東京ではブローカーなどが「踏み倒し」をするのです。消費者を騙して、仕入れも踏み倒すなどどうしようもないですね。

詐欺話なども書いて最後に「全優石」の広報の方のインタビューがのっています。保証書の発行を推進して勉強会を行い業界全体の底上げを図るというもの。

あと10年で頭打ち? 墓ビジネスの将来



中国からの輸入でお墓の価格一変して利益率が下がるとともに「団塊世代」が死亡率のピークを迎えるまでに「生前墓」を買わせようと青田買いをしている事を述べている。

私の率直な感想は・・・



この記事で述べられてる事は嘘ではないと思います。幸い私の住む田舎のほうでは、ほとんどブローカーとおいうものが存在しません。

なので都会よりは安心できますが地元の石材店を全面的に信頼できるかというとそうでもないのです。トラブルというものはいかような形でも発生するのです。

それとこのようなブローカーなどを台頭させたのは自治体と石材店、商社にも責任はあると思います。

  • 墓地の絶対的不足
  • 安ければいいと粗悪な輸入品に走った商社と石材店

公共墓地の絶対数が少ないのに開発をしなかった自治体にも責任があります。しかし東京23区など墓地を作ろうにも土地がない地域もあります。そういう地域は都心近郊の中都市と手をくんで墓地を開発すればよかったんじゃないかと思います。

やらないので石材店や不動産屋が動いたのです。

墓地を開発した石材店がライバル店にお墓を建てさせるハズがありません。石材店は許可を取るのに多額のお金と時間を費やしているからです。「指定業者が定められてる」と文句を言っても仕方が無い事だと思っています。

近年孤独死を迎える方が多くなって、専門の掃除屋もいます。

火葬されたお骨は地方都市のどこかの納骨堂に送られます。その金があったらどこかの自治体と共同で納骨堂でも建てればいいんじゃないかと思うのです。

商社は何でもござれですから別にしますが、石材店が中国材を使うようになったのも一般の消費者が「ディスカウント志向」に向かっているからでしょう。

消費者は「真壁中目」と「G603」を較べてもどちらが高いのか、どちらが日本の石なのかわからないのです。見た目が分からないなら当然安いほうを求めるんじゃないでしょうか?ただ中国製作のお墓はどのような事をしているのか不安になります。そういうお客様が国産材をお求めになるのです。


私の住む田舎では外食など安いところしか客が入っていません。完全に「ディスカウント志向」になってきました。しかし墓石営業マンとしては「安いから」という理由だけでお墓を選んでは欲しくはないなとも思うのです。

このような悪徳業者に騙されないようにするには



  • 極端に安い価格を提示された
  • 大幅な値引きをもちかけられた
  • 見積書をくらべる
  • 興味があるそぶりをみせない
  • 創業してから長い


長くなったので各項目については別に書きます。