土用の丑の日
誰が、この日にウナギを食べようと決めたのか。
世間では、ウナギが高騰して庶民の口になかなか入らないなどと言っている。
ボクの師匠のお店の水槽にウナギが何匹もいる。
師匠は、ウナギ釣りの名人だ。
まさに天然もの。
半月ほど前、師匠のお店に親友と行き、親友が帰り際に1メートル以上の大ウナギをもらった。ウナ吉と名前を付けて飼ったが、死んでしまった。
これは食べ出があると喜んでいたが、余りにも大きく、さばけないらしい。
親友は、死んでしまったことに痛く落ち込んでいた。
ボクは食べれなかったことに、落胆していたが…。
昨日、師匠のお店に顔を出すと、ウナギを焼いているいい匂い。
この匂いだけで、白いご飯が食べられる。
ご飯が欲しい。
そんな気持ちを察してくれたのか、師匠うな重を作ってくれました。
ふっくらと焼きあがったウナギのかば焼きに、たれがたっぷりと。
いやぁ、美味しかった。
満足、満足。
ちなみに、土用の丑の日は、江戸時代の発明家平賀源内だそうです。
売れないウナギをどうやったら売れるかと相談して、丑の日にウの付く物を食べると夏負けしないということで「本日丑の日」と張り紙を出したら大繁盛したらしい。
これ、本当らしい。