就活や仕事等、
多かれ少なかれ心理的負担のあるタスクに従事するとき、
誰しもストレス状態・緊張状態になりますよね。
採用面接や商談に臨む際、苦手な上司や取引先と接する際、
業務に従事している際、職場に向かう際、
といった社会的ToDoの様々な場面で、
息苦しくなったり、吐き気を催すレベルでのストレスを日々感じている方もいるかもしれません。
もちろん、何かにチャレンジ等する際の適度な緊張感なら良いですが、
「シンプルに嫌な」ことに従事する際のストレス状態は、
人間としての自由や幸福感が損なわれますし、
まさに社会の奴隷として命をすり減らしている状態と言えます。
今回は、
いかにストレスフルな状況でも、
常にリラックスし、
精神的自由をキープする裏技
をご紹介します。
この方法を実践することで、
ストレス状態から解放され、
・リゾート地で心からくつろいでいるかのような精神状態で、
日々の社会的ToDoを淡々と処理していくことが出来る。
・IQが高まった状態での思考が可能になるため、
常に適切な判断や振る舞いをすることが出来る。
・良い感情(今回はリラックス状態)が非言語的に他人にも伝わるため、
あなたと接する相手は無意識に居心地良く感じ、対人関係が良好になる。
等をはじめ、人生に数々のお得な特典が付いてきます。
今回の裏技に関して、
重要なキーワードは、「アンカリング」です。
このワードを初めてお聞きになられる方にも分かりやすい例として、
パブロフの犬の話に触れます。
ベルを鳴らしてから餌をあげるようにしたら、
そのうちベルを鳴らすだけでヨダレを垂らすようになった、
という実験ですよね。
これは、脳の中で何が起こっていたかというと、
「ベルの音」を聞いた時に、脳の中で特定のニューロンが発火します。
そして、その後に餌を貰うと、
「ヨダレを出す」というニューロンが発火します。
ここで、脳にはある性質があり、それは
「同時発火したニューロン同士は神経が繋がり、何度も発火すればするほど、神経が太くなる」
というものです。
つまり、パブロフの犬は、
「ベルの音を聞いた時に発火するニューロン」と、
「ヨダレを出すときに発火するニューロン」が繋がり、
何度も繰り返す事で神経が太くなり(強化され)、
「ベルを聞いた」だけで、「ヨダレを出す」
という反応をするようになったわけです。
これと同様に、
特定の行動と、特定の意識状態を結びつけることを、
「アンカリング」と言います。
これは、
プロのアスリートもよくやっていますよね。
例えばイチローは、打席に入って構える際、毎回同じ動作をします。
もっと言うと、朝起きた時の行動や朝食(奥さんのカレー)まで決めているほどです。
彼は、特定の行動によって、
自分が最もパフォーマンスを発揮できる特定の意識状態を作り出し、
本番での成果につなげているのです。
それでは、アンカリングを前提に、
常にリラックスし、精神的自由をキープできるようになる裏技
を具体的にご説明していきます。
ここで、
特定の行動をトリガーと呼び、
特定の意識状態をアンカーと呼びます。
特定の行動というトリガーによって、
錨を下している(眠っている)意識状態である特定のアンカーをいつでも呼び起こす
イメージです。
この技を身に付けるためのステップは、
1.アンカーを作成する
2.トリガーを紐づける
この2つだけです。
1.アンカーを作成する
このステップでは、徹底的に心地の良いリラックス状態を作ります。
今後、何度も利用する(取り出す)ことになる、模範となる状態です。
作り方は2通りあるかと思います。
(1) これまでの人生で、最高に心地良くリラックスできた体験を思い出す
これができれば楽は楽です。
しかし、そもそもの前提として、もともとある程度リラックスした状態でないと、
リラックスできた体験を思い出そうとしても、
はっきりとした体感を得にくいかもしれません。
(2) 最高に心地よくリラックスする体験をこれから意識的にしてみる
こちらは、
・心地良い音楽やBGMを聴く
・適度な運動後、半身浴をする
・アロマを焚く
・マッサージに行く
等、お好きな方法で結構です。
このステップでは、「リラックス状態」についての自分なりのしっかりとした体感を得ることが大切ですので、
普段がんばっているあなたへのご褒美のつもりで、
全力で安らいでください。
なお、どうしても緊張状態からなかなか抜け出せない場合の砦として、
モーツァルトの音楽が非常に有効であると個人的には感じています。
体感的にも確実にリラックスできるからですが、
有効である理由を簡単にお話します。
突然ですが、彼が天才と言われる所以の一つに、「共感覚」があります。
共感覚とは、音(通常、聴覚で認知されるもの)を触覚で質感として捉えたり、
味(通常、味覚で認知されるもの)を視覚で映像として捉えたり、
通常、ある感覚で認知するべき情報を、別の五感を通して認知することのできる能力(感覚)を言います
ちなみに、
人間は幼少の頃は五感が未分化であるため、
誰しも世界を共感覚的に捉えていますが、
大人になるにつれ、たいていの人からこの感覚は消えていきます。
モーツァルトは、音を視覚や触覚で認識できる人物でした。
彼が作曲した音楽はどれも、
音を映像や質感で捉えていない限りは不可能なレベルで、
倍音(ハーモニクス)の配列等が極めて精緻に設計されているのです。
この能力を有するモーツァルトは、
自身が想像する「天国の世界」を、
精緻に音に落とし込むことで作曲を行いました。
だからこそ、彼の音楽は、現代に至るまで大勢の人を心地良くしてきましたし、
リラックス状態を作る際の最高のツールと言えます。
(取り急ぎ、おススメの一枚をご紹介しておきます。)
次に移ります。
2.トリガーを紐づける
このステップでは、
「1.で作ったリラックス状態のもとで、特定の行動を実施する」
を繰り返します。
例えば、「リラックス状態」を作ったまま、
「腕時計を見る」
「特定のロゴや色を見る」
「親指の爪を見る」
「特定の色を見る」
といった風にです。
もちろん、何かを見るだけでなく、
「左手の親指と人差し指をくっつける(OKのサイン)」動作をすることや、
「飴を舐める」等でもOKです。
何かと便利なのは、仕事や付き合い等の社会的ToDoに従事中であっても
実施可能な行動です。
「リラックス状態」と、この「特定の行動」を
同時に発生させ続けることで、
この2つの間には太いパイプが出来ます。
仕上がってくると、
どんなにストレスフルなシチュエーションに遭遇していたとしても、
例えば「腕時計」を見るだけで、
最高に心地良く、くつろいだ気分になれます。
そして最終的には、、
「腕時計を見る」という行動を思い浮かべる(想像する)だけで、
「リラックス状態」のニューロンが発火するようになります。
ちなみに、「リラックス状態」だけでなく、
「楽しい気持ち」や「うれしい気持ち」等、
どんな意識状態もアンカーに出来ます!
以上が、
いかにストレスフルな状況でも
常にリラックスし、精神的自由をキープする裏技
になります。
ここまでお読み下さったあなたが、
外部要因に心を左右されることなく、
精神的に自由な社会生活を送られることを願っています。
ありがとうございました。
多かれ少なかれ心理的負担のあるタスクに従事するとき、
誰しもストレス状態・緊張状態になりますよね。
採用面接や商談に臨む際、苦手な上司や取引先と接する際、
業務に従事している際、職場に向かう際、
といった社会的ToDoの様々な場面で、
息苦しくなったり、吐き気を催すレベルでのストレスを日々感じている方もいるかもしれません。
もちろん、何かにチャレンジ等する際の適度な緊張感なら良いですが、
「シンプルに嫌な」ことに従事する際のストレス状態は、
人間としての自由や幸福感が損なわれますし、
まさに社会の奴隷として命をすり減らしている状態と言えます。
今回は、
いかにストレスフルな状況でも、
常にリラックスし、
精神的自由をキープする裏技
をご紹介します。
この方法を実践することで、
ストレス状態から解放され、
・リゾート地で心からくつろいでいるかのような精神状態で、
日々の社会的ToDoを淡々と処理していくことが出来る。
・IQが高まった状態での思考が可能になるため、
常に適切な判断や振る舞いをすることが出来る。
・良い感情(今回はリラックス状態)が非言語的に他人にも伝わるため、
あなたと接する相手は無意識に居心地良く感じ、対人関係が良好になる。
等をはじめ、人生に数々のお得な特典が付いてきます。
今回の裏技に関して、
重要なキーワードは、「アンカリング」です。
このワードを初めてお聞きになられる方にも分かりやすい例として、
パブロフの犬の話に触れます。
ベルを鳴らしてから餌をあげるようにしたら、
そのうちベルを鳴らすだけでヨダレを垂らすようになった、
という実験ですよね。
これは、脳の中で何が起こっていたかというと、
「ベルの音」を聞いた時に、脳の中で特定のニューロンが発火します。
そして、その後に餌を貰うと、
「ヨダレを出す」というニューロンが発火します。
ここで、脳にはある性質があり、それは
「同時発火したニューロン同士は神経が繋がり、何度も発火すればするほど、神経が太くなる」
というものです。
つまり、パブロフの犬は、
「ベルの音を聞いた時に発火するニューロン」と、
「ヨダレを出すときに発火するニューロン」が繋がり、
何度も繰り返す事で神経が太くなり(強化され)、
「ベルを聞いた」だけで、「ヨダレを出す」
という反応をするようになったわけです。
これと同様に、
特定の行動と、特定の意識状態を結びつけることを、
「アンカリング」と言います。
これは、
プロのアスリートもよくやっていますよね。
例えばイチローは、打席に入って構える際、毎回同じ動作をします。
もっと言うと、朝起きた時の行動や朝食(奥さんのカレー)まで決めているほどです。
彼は、特定の行動によって、
自分が最もパフォーマンスを発揮できる特定の意識状態を作り出し、
本番での成果につなげているのです。
それでは、アンカリングを前提に、
常にリラックスし、精神的自由をキープできるようになる裏技
を具体的にご説明していきます。
ここで、
特定の行動をトリガーと呼び、
特定の意識状態をアンカーと呼びます。
特定の行動というトリガーによって、
錨を下している(眠っている)意識状態である特定のアンカーをいつでも呼び起こす
イメージです。
この技を身に付けるためのステップは、
1.アンカーを作成する
2.トリガーを紐づける
この2つだけです。
1.アンカーを作成する
このステップでは、徹底的に心地の良いリラックス状態を作ります。
今後、何度も利用する(取り出す)ことになる、模範となる状態です。
作り方は2通りあるかと思います。
(1) これまでの人生で、最高に心地良くリラックスできた体験を思い出す
これができれば楽は楽です。
しかし、そもそもの前提として、もともとある程度リラックスした状態でないと、
リラックスできた体験を思い出そうとしても、
はっきりとした体感を得にくいかもしれません。
(2) 最高に心地よくリラックスする体験をこれから意識的にしてみる
こちらは、
・心地良い音楽やBGMを聴く
・適度な運動後、半身浴をする
・アロマを焚く
・マッサージに行く
等、お好きな方法で結構です。
このステップでは、「リラックス状態」についての自分なりのしっかりとした体感を得ることが大切ですので、
普段がんばっているあなたへのご褒美のつもりで、
全力で安らいでください。
なお、どうしても緊張状態からなかなか抜け出せない場合の砦として、
モーツァルトの音楽が非常に有効であると個人的には感じています。
体感的にも確実にリラックスできるからですが、
有効である理由を簡単にお話します。
突然ですが、彼が天才と言われる所以の一つに、「共感覚」があります。
共感覚とは、音(通常、聴覚で認知されるもの)を触覚で質感として捉えたり、
味(通常、味覚で認知されるもの)を視覚で映像として捉えたり、
通常、ある感覚で認知するべき情報を、別の五感を通して認知することのできる能力(感覚)を言います
ちなみに、
人間は幼少の頃は五感が未分化であるため、
誰しも世界を共感覚的に捉えていますが、
大人になるにつれ、たいていの人からこの感覚は消えていきます。
モーツァルトは、音を視覚や触覚で認識できる人物でした。
彼が作曲した音楽はどれも、
音を映像や質感で捉えていない限りは不可能なレベルで、
倍音(ハーモニクス)の配列等が極めて精緻に設計されているのです。
この能力を有するモーツァルトは、
自身が想像する「天国の世界」を、
精緻に音に落とし込むことで作曲を行いました。
だからこそ、彼の音楽は、現代に至るまで大勢の人を心地良くしてきましたし、
リラックス状態を作る際の最高のツールと言えます。
(取り急ぎ、おススメの一枚をご紹介しておきます。)
次に移ります。
2.トリガーを紐づける
このステップでは、
「1.で作ったリラックス状態のもとで、特定の行動を実施する」
を繰り返します。
例えば、「リラックス状態」を作ったまま、
「腕時計を見る」
「特定のロゴや色を見る」
「親指の爪を見る」
「特定の色を見る」
といった風にです。
もちろん、何かを見るだけでなく、
「左手の親指と人差し指をくっつける(OKのサイン)」動作をすることや、
「飴を舐める」等でもOKです。
何かと便利なのは、仕事や付き合い等の社会的ToDoに従事中であっても
実施可能な行動です。
「リラックス状態」と、この「特定の行動」を
同時に発生させ続けることで、
この2つの間には太いパイプが出来ます。
仕上がってくると、
どんなにストレスフルなシチュエーションに遭遇していたとしても、
例えば「腕時計」を見るだけで、
最高に心地良く、くつろいだ気分になれます。
そして最終的には、、
「腕時計を見る」という行動を思い浮かべる(想像する)だけで、
「リラックス状態」のニューロンが発火するようになります。
ちなみに、「リラックス状態」だけでなく、
「楽しい気持ち」や「うれしい気持ち」等、
どんな意識状態もアンカーに出来ます!
以上が、
いかにストレスフルな状況でも
常にリラックスし、精神的自由をキープする裏技
になります。
ここまでお読み下さったあなたが、
外部要因に心を左右されることなく、
精神的に自由な社会生活を送られることを願っています。
ありがとうございました。