リバイバル 妻は二度殺される(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

 

盛り込みすぎ…(良い意味で)。

 

 

家に帰ったら嫁が殺されてはった。

傷心なぼくちんに、

過去の妻から電話が来たんやけど。

 

 

 

 

超エリート弁護士のドンホ

嫁のヨンスは医者。

なんという金持ちご一家。

 

札束ニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒ札束

 

 

 

太陽フレアの影響で通信機器に異常が出たある日。

それは普段と同じように繰り返す一日だったのに。

ガミガミと口やかましいヨンス、ハイハイと受け流す娘のギョンリム

そしてドンホは「早よ帰ってこんかい」というヨンスの願いを無視して飲み歩いてはった。

 

 

夜中の3時半に家に帰ったら嫁死んでるやん。

 

 

悔やんで悔やんでくやみまくるドンホは、事故について詳しいタイムテーブルや情報のメモを取りまくってます。

 

 

 

1年後の同じ日。

奇しくもまたもや太陽フレアが発生中。

ドンホのスマホに妻のヨンスから電話がかかってくる。

 

 

戸惑うドンホだが、それが1年前のその日…過去からの電話と理解してビッくらポン。

 

!?ポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーン!?

 

 

 

「ちょ、お前殺されるから」

「ハァ?」切られる。

かけ直したら「この番号は現在使われておりません」。

こっちからは連絡取れへんのか!←ここ秀逸!!

 

 

 

飲み会を断って帰ろうとしたドンホは、1年前ヨンスが事故ったまま放っておいたバンパーの傷の位置が変わっていることに気づきます。

 

 

過去が変わった!

 

!!!!!!!!!

 

 

ヨンスから電話があり「強盗が来るから逃げろ」と教えるドンホ。

信じないヨンス。

宅配業者が来ますが、ヨンスはドアフォンを取ったまましばし考えます。

しかしケトルがピーっと鳴り居留守バレバレ。

押し入る強盗、襲われるヨンスは警察に駆け込みます。

 

 

警察が来て一安心したヨンスに一人の警官が声をかけてきはる。

 

 

ブルーハーツデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレブルーハーツ

 

 

 

その頃、ドンホが記録していったメモの内容は変化を遂げてます。

殺害時間も、かわってしもうた。

そして過去の歴史が変わったため、ドンホが妻殺しの容疑者となってしまう変革事案発生。

 

 

警察に追われるドンホ。

そして、ヨンスを殺した犯人であるト・ジェヒョンからも命を狙われることに。

 

 

 

 

一方別の時間線で、瀕死の重傷を置いながらも生き延びたヨンスは、自分を指したナイフを「証拠品」として隠しておくことに。

 

 

ドンホは電話でその場所を聞いて、証拠品のナイフを手に入れる。

 

 

ナイフを奪い合うドンホとジェヒョン。

とにかくジェヒョンを「犯人」として警察に突き出しつつ、過去を変えねばならんのでドンホは必死。

 

 

 

 

一旦は逃げ切ったドンホなのに、また電話が鳴り、

ギョンリムがピンチになっていることを知らされる。

 

 

娘を見殺しには出来ない。

 

 

ヨンスが助かった時間線。

ドンホから電話が来る。

かけているのはこの時代のドンホ。

酔っ払ってろれつの回らないドンホはタクシーに乗ってるけど渋滞で動かへん…と言うやんか。

 

 

ヨンスはひたすらドンホの乗るタクシーを探すが、もう少しのところでジェヒョンに捕まってしまいはる。

 

 

 

 

ヨンスの時間線で、ヨンスはピンチ。

今現在の時間線で、ドンホと娘がピンチ。

どっちの世界でも「皆殺しや」と勢い込むジェヒョン。

 

 

ヨンスが絞殺されかけ、

ドンホはボコ殴りの果てに刺されて意識朦朧。

ギョンリムもまた、縊り殺されそうになってるし。

嗚呼一家全滅の危機がすぐそこに。

 

 

 

ヨンスが殺されかけてるそこへ、

その時代のドンホが帰ってきました。

なんでやー、嫁の危機やんけ―!

ドンホはジェヒョンを殴り倒します。

 

 

こちらの世界のドンホが気づくと、平和な一日が始まっていました。

妻はガミガミ言うし、娘は生意気だけど、

ドンホはその幸せをしみじみ噛みしめるのでした…。

 

 

        おしまい

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

政治の闇とか、いろいろあるんやけど、そこはもう…書いてたら文字数オーバーになるから飛ばしました。

 

 

次から次へとよくもまぁこんだけ詰め込んだなと思える盛りっぷり。

怪しいこいつ…と思ってた人は案の定やらかしとった。

 

 

ドンホがパレードの中を自転車で逃げるシーンは幻想的ながらサスペンスフルで、とても良かったです。

 

 

 

反面、ジェヒョンにも一人娘がいて、彼女が弱点で政治家から逃れられないというのは、必要あったんやろか?

娘がいる対比を描きたかったんかなぁと思うけど、

その割になんの躊躇もなくギョンリムに手をかけてるしなぁ。

 

 

 

過去が変わる度に、こちらも影響を受け変わっていく。

 

 

あの時こうしてたら、今の人生は違ってたのに。

そう思ったことが一回もない!って人はいないと思うねん。

 

 

それが叶うんやからSFファンタジーサスペンス・アクション。

 

 

しかし。

しかしやで?

未来のドンホが必死になって「殺害時間」を遅らせて、

なんも知らない過去のドンホが、たまたま犯人ぶちのめしてWINNER!

 

 

過去のドンホは「?????」だったんちゃうやろか。

 

 

ギュウギュウと様々な要素を詰め込んだ作品。

伏線の小技も効いていて、とても面白かったです。

ジェヒョンの不死身っぷりがすげぇ。

 

 

 

 

パリッとしたエリートドンホが、どんどん薄汚れて行くんですが、

マダム薄汚れておっさん臭さを振りまいてる時のドンホのほうが好きかも。

これも拾い物デース。

 

 

突っ込みどころはいっぱいあるんですが、

突っ込む前に場面が変わる展開の速さに、

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