こんなに主人公の映らない映画があるだろうか?
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パパ上からメガネタイプの端末をプレゼントされたヒロインが、
男に誘われフラフラとエルサレムに行ったら、
巻き込まれた。
地獄への入り口は3つある。
ひとつは砂漠、ひとつは海。
そしてもうひとつは…エルサレム。
エルサレムの司祭が撮影した、映像。
3日前に死んだのに、生き返ってきよった女。
せやけどもう完全に悪魔憑いとるねん。
悪魔祓いしてたけど悪魔は離れず、
「もう殺しちゃいなYO」
神に仕える人間がそんなんでええんか?あっ、ホンマに殺しやがった。
死ぬ前にウキーーー!言うて翼みたいなん出しよったから、まぁ「人ちゃうねん」で押し通すんか。
子供さんもおったのに…。
で。
現在。
お兄ちゃんを亡くしたサラはずっと落ち込んでたけど、
パパ上から、メガネ型の端末「グラス」を貰いはる。
こいつが有能。
音声認識で、
「何を仰っているかわかりません」なんて言わへん。
「グラス、地図」ピコーン。
「グラス、ゲーム」ピコーン(ゾンビゲーム)
このグラスを付けたサラは友人のレイチェルとイスラエルに旅行にいきます。
「宮田テルアビブに行くねん」(往年の方にのみわかるギャグ」
しかし飛行機の中で仲良くなったケヴィンに、
「イスラエル行こうや」と誘われホイホイついていくサラ。
ケツカル女二人旅、はてさてどうなりますことやら。
ケヴィンの案内でホステル(別にああ言うことはしていないよ?)に到着した2人は、そこでオーナーのファウジと、その息子でホテルを手伝っているオマールと知り合いに。
物乞いのダビデ王(自称)になつかれたり、盗人少年にバッグ取られたり、軍人と仲良くなったりしましたが、まぁ刺激的?
ケヴィンとサラは深い仲になり、レイチェルとオマールも仲良くいちゃこら。
ところが、ある日空軍がいきなりエルサレムを攻撃し始め、日常が非日常に。
ケヴィンが「ギャワーギャワー、ハルマゲドンですよ?」と大騒ぎしたので精神病院に収監されたり。
とりま、逃げるべ!
イスラエル旧市街にいると危険なので、市街に出るでぇ!
「ちょっと待ったぁ、ケヴィンを置いていけないわ、助けなきゃ」
猛烈わがままっぷりを発揮したサラは、兵士を連れてケヴィンを助けに精神病院に乗り込み、異型のものに襲われながらもなんとか彼を救出成功。
門に行くと閉まってて逃げられへん。
ダビデ王(自称)が、兵士に撃たれちゃうし。
なむなむ。
あ、ダビデ王は、最初に出てきた悪魔憑き女の息子だった人~。
そんな伏線回収、要らん。
逃げる途中で、巨大な化け物を見たけど、あれは何?
一体何が起こってるの?
視聴者に優しくしろやヴォケ!
もう何がなんだかわかんないけどとにかく逃げなきゃ。
ファウジが「わしゃー、ガキの頃洞窟で遊んでたからあそこはわかる、みんなカモンや」
洞窟に逃げ混むことにしますが、レイチェルの様子が変。
異型の怪物に襲われたときに傷つけられてました。
「アカーン、コレは伝染性や、レイチェルをなんとかしないと、そしてみんなにキチンと言っておかないと」ケヴィンが言います。
うむ、至極まっとうな判断である。
なのにサラは「ダメ、内緒にしとくんや」
お…お前なぁ…。
でもレイチェルがゲボーゲボボーとわかりやすく吐血するのでバレます。
瞳も黒目がちでウルキュンになってるし。
兵士が襲われたりしながらも、やっと洞窟に入ります。
レイチェル、意識朦朧からの化物への変身滞りなく進行中!
他の翼のあるものも出てきて洞窟内はシッチャカメッチャカ。みんなバラバラに。
…だと思う多分。暗くて判らん。
レイチェルはサラに「逃げろ」と言います。
「無理ーーー、ひとりボッチ無理ー」
このクソアマーーー!
レイチェルは翼のある人に変わった途端自害。
サラは一人で泣きながら洞窟内を逃げますが、
出会ったファウジさんをぬっころしちゃいます。
「ぎゃー、ごめん、怖かってん、うぇーん」
このバカ女のドジっ娘アピールにイラッとします。
ごめんで済んだら警察いらんわ!
おとやんを殺されたオマールは自殺。
眼の前に怪物が現れるけど、顔認証で亡くなったお兄ちゃんと発覚。
もうわけがわかんないよ。
ケヴィンとレイチェルは漸く地上にでますが、
ゲボゲボボーっと激しく吐血するサラ。
ウチの身体に何が来てるん?ゲボーゲボーゲッボボボギャーーー!
翼が生え空に飛び立つサラ。
唖然と見送るケヴィン。
エルサレム市街では、まだ軍と化物が戦ってる。
サラ、推して参る!
おしまい
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ヒロインちゃんはずっとグラスを掛けて録画してるので、ちょっとしか映りません。
たまに映ったと思ったら、威勢よく脱いで chi chi ポロン。
このサラがクソで、全く感情移入できず。
イライラだけが募ると言う、なんじゃこりゃ作品なのです。
エルサレムは、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の三大聖地がある街ですからにしてからに。
悪魔祓いも三大宗教の方々が「ワイがワイが」と参戦してきはるのに、
殺すしか無いって…
無能ばっかか(ポソッ)。
モンスター…つーか悪魔?も、でっかいだいだらぼっちみたいな巨人が、チラリズムで映るだけだし。
後は翼(ボロボロ)生えたやつがぎゃーすぎゃーす言うとるだけやし。
とにかく「え?なんで?なんでそうなるのん?」ばっかり。
POVなので、画面がブレブレ、あるいは暗くて判らん…のは許容範囲。
そしてカメラのレンズが段々に壊れて視界が見難くなって行くのは、なかなか面白い試みやん!と加点対象になるにも関わらず。
ヒロインがクソなので、別に死んでもええわ、って気になります。
レイチェルみたく、異型になる前に自害する勇気もなく、
一人では何も出来ず、
役立たずのお荷物なのに、自覚なく「ウチ正しいこと言うてるやん」と押し通す。
クズヒロインの生き様見せたる!
そういう作品。
マダムならあのホステルに行った時点で、
「もう帰りたい」ってなります。
木賃宿は嫌なの、旅行のときくらい贅沢に浸りたいの、
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