おっさんに監禁されたっちゃ!
10 クローバーフィールド・レーン ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] 4,309円 Amazon |
車で走行してたら事故っちゃって。
気がついたら監禁されてて。
脱出したいのに「外は危険」言われて。
何が本当で何が嘘なん?
つか、なんでもガムテープでOKなオオザッパー!
注!)ネタバレを知らないほうが楽しめますぞぇ
針なんか使わへん、ガムテでくっつけとる…
車で疾走してるミシェル。
カーラジオからは大停電のニュースが流れてる、気を取られたのか突然事故ってしもたー!
気がついたら、点滴を受け見知らぬ部屋にいましてん。
鎖の付いた足枷が付けられてて、
一瞬パニック。
スマホは圏外。
おっさんが食事を持ってやってきます。
誘拐されたに違いないと思うミシェルは「逃して欲しい」と懇願。
「ワイが助けたってんで?事故ってるあんたを」と答えるおっさん。
「警察がくるで?」と揺さぶるものの、おっさんは「悪いけど誰も来ないよーん」「ここに居るから命が助かったんやで?」
命の恩人に何抜かしとんじゃこの娘っ子は…的発言。
「どゆこと?ホワイ?」問うミシェル。
「攻撃を受けたんや、大規模な。攻撃で外は全て汚染されたん。何時キレイになるかも判らん。外にいる人間はもう死んでしもてる」
マジカーーー?
信じられへんわーー!
とりま、このおっさんの名前がハワードだってことは判った!
このシェルターにはもうひとりエメットという男がいました。
足を怪我したミシェルと逆にエメットは手を怪我してます。
彼もハワードと同じように「外に出たらアカン、汚染されてるんや」と言ってはる。
地下シェルターは、大人3人が暮らしていける環境下にあります。
食料もたっぷりある。
ハワードにはメーガンという娘がいたそうですが、今はもう鬼籍に入ってらっしゃる模様。
ミシェルが全く「外危ない」を信用してないので、外を見せに行くハワード。
外では豚さんが死んではりました。表皮が爛れて溶けたようになってはる。
「外気に触れたら、ああなるんや」
停めてあるトラックを見たミシェルは、あのトラックにぶつかられたような気がすんねんけど…と事故前後の記憶を少し取り戻します。
いまいちハワードが信用できないミシェル。
誘拐されたに決まっとる、騙されへんでぇ、汚染とかアホちゃう?厨二か!と思いこんでるん。
食事中エメットとミシェルが親しくしてたらいきなり怒り出すハワード。
ジェラスィ~~?
怒りでフンゴゴゴーとなってるハワードから、鍵を奪い取り逃げ出すミシェル。
なかなか機転の利く嬢ちゃんですにゃ!
ドアを開けたら外に出られる、あたし自由にフライハーイ!
窓ドンして女が現れた。
やっぱり顔が爛れてはるぅ!
「タスケテ中に入れてください、入れろや、入れろっちゅーんじゃワレェ!ギャワーギャワー入れるんじゃよーー!」
女はドアのガラスに頭を叩きつけて血まみれになって入ってこようとしはる。
なんなん?
マジで…世界は…壊れとん?
愕然とするミシェル。
ハワードが言うには「あの時ガス攻撃が始まってな、ワイ早よう帰りとぅて…あんたの車を追い越そうとしてぶつかったんや」。
整合性は取れてる…。
それなりに平穏な日が過ぎていくけれど、ある日エアフィルターの長子が悪くなり、ミシェルが修理に行くことに。
ダクトを通って修理に行った部屋で、天窓に「HELP」と書かれた文字を発見してしまう。
その際に見つけたメーガンのものと思われる写真をエメットに見せたら、驚愕の答が!
「これメーガンちゃうでぇ!何年か前に忽然と消えその後消息不明のブリタニーやんか」
ハワードに対する疑念がむくむくと湧き上がりますよ、再び。
エメットとミシェルは協力して、シェルターの中にある物を使い防護服を作ることに。
もちろんハワードには内緒。
ハワードは「なんでも溶けちゃう液」の入ったドラム缶を見せてくれます。
生ゴミがでてもOKやねんで?
ちゃうやろ?その溶けちゃう液で、ブリタニー溶かして消したんちゃうんけ?
より一層防御服作りに勤しむミシェルたち。
しかし疑念を抱いたハワードにみつかってしもうた!
エメットはミシェルをかばい「全部私がやりましたごめんなさい」と謝罪しますが殺されてしまいます。
ミシェルはこっそり作っていた防護服を着込み、ハワードから逃げ出します。
ハワードはシェルターに置いてけぼりにしたったわ、ザマァ!
車に乗り込むときに防護服を引っ掛けて破いてしまい、一瞬死を覚悟しますが、鳥飛んでる…ってことは…ふつーに空気吸えるやん?楽勝楽勝!
あれ?
向こうから来るあれは何やろう?
空飛んでるけど…え?触手?
えええええーーーーーーっ、何あれ?
車の警報装置が作動しクラクションが鳴りっぱなし。
ブーオブーオブーオ。
あれが来よる。
そして地上部隊もおる。
なんなん?
マジで、なんなん?
車襲われた。小屋の中に避難して、逃げようとしたら捕まった。
即席で作った火炎瓶を「やつ」の開いてる口腔らしきものめがけて投げたった!
ボーンドカーンボボー、大炎上して「空にいるやつ」は墜落。
ミシェルは車で逃走。
車がポスト?を壊し、そこに書かれていた地名が。
10クローバーフィールド・レーン…。
カーラジオが流れています。
「南海岸では軍が優勢です。
ヒューストンの病院にはまだ患者がいます。
助けてくれる方を募集します」
ミシェルはヒューストンに向けてハンドルを切ります。
人はまだ、絶望していない。
おしまい
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
これ、賛否両論激しいんじゃなかろうか?
監禁された!おっちゃん絶対ワルもんやんか!
ああ、ウチはアメリカいち可哀想なヒロインや。
ん?外の状況はやっぱ何かが起こってる…って思ってもええん?
なんとなくおっちゃんの言うことが正しい気もするし。
…と思ってたら、あのおっちゃんやっぱワルもんやったやんけ!
これはもう、ここから脱出するしか無い、きっといつか殺される!
覚悟を持って逃げたはずなのに、逃げたら外はえらいことになってたー。
しかしどんな状況下でも諦めへんのがウチのええところや!
タフで賢くて運の強いヒロイン。
密室サスペンスとしてみたら、少し増長だと思う部分もあるんですよね。
でも二転三転して提示される事実に、
何が真実なのかわからなくなっていく展開はとても好きです。
シェルターという閉鎖空間。
食べ物はある程度保証されてるから、余計なことを考えてしまう環境ってとこが良い。
切羽詰ってたらこんな呑気に、謎解きしてられへんがな。
いい意味で、いろいろ裏切ってくれた作品です。
でも、クローバー・フィールドの続編だと思って観ちゃったら、ファッ?ってなると思うねん。
予告編で出てきた部分「しか」異生命体出てきてへんがな!
多分…多分やで?
観る人を選ぶ映画やと思うん。
頭空っぽにして観たらアカン映画。
じわじわ面白さが出てくるスルメイカみたいな映画です。
その例え、やめんかい!
おっちゃんが、良い人に見えたり胡散臭く見えたり…。
どんどん狂気の部分が現れてきて、
「家族になろうZE」は、むっさ怖かったです…ポチ
↓