リアル鬼ごっこ 2015劇場版(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

原作、全く無視!ええで、ええでぇ!
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パン!ツー!丸、ミエ!
切り株ドーン。
JKが、何かに追いかけられ逃げる。




JKのミツコが修学旅行。
キャワキャワと姦しいバスの車内。
落とした鉛筆を拾おうと屈んだミツコの頭上を突風が吹き抜けたー!

ミツコ以外の皆さん全員、切り株ーーー。
バスすら真っ二つ。



え?何?ドユコト?

とりあえず、風が襲ってくるのでミツコは逃げるよ。



途中で出会った女子ーズも、ズゴッと半分にされ、
川に出たら、そこにもご遺体ゴロゴロ。


ミツコは川で血塗れの顔や髪を洗い、
制服を着替え(その辺に落ちてたもの)、
街に出て行くと、そこには日常がございました。

「どしたのよぅ」と親友(らしき)アキが声をかけます。

「私、いつからここに通ってる?」
パニクるミツコを優しく慰めるアキ。



ミツコはアキと、同じく友人だというタエコ&シュールと一緒に授業をサボっちゃう。
「ちょっと、ミツコってば、みんなが切り株になって死ぬ夢をみてんて!」
アキが言い、タエコとシュールは笑いこけーる。

多元宇宙の話をし始めるシュールにみんなポカーン。
でも「現実は変えられないけど、シュールにまけんな!」(ザックリとしたセリフ内容)と言うシュールに、なんとなく感じるものがあったミツコ。


教室に帰ってきたら、
「オメーら勝手に授業サボってんな」
と、女教師がマシンガンでご学友を撃って行くので、みなさんさようなら。




逃げるミツコが交番に行くと、婦人警官が、
「ケイコ!何してんのん?アンタ結婚式やん」
といきなり言ってきよったー。

結婚?なんぞー?そう思って鏡を観たら、
トリンドルが篠田麻里子になってたー!


気がつけば結婚式場。
友人に祝福され…否!罵倒され、
婿さんになる人を見たら、
人でもなく豚!
飛べない豚はただの豚が、チュウを迫ってきよる。



いやや、豚はいややー!
ケイコは割れたワイングラスで豚を撃退。

そこへ現れたアキが、バッタバッタと皆を倒していくやん!


女教師だったはずの女達が現れ、
ケイコとアキは、Fighting pause、見せなきゃ Oh!Oh!とYUIの歌ばりに格闘!



ケイコカッコええーー!


アキが「逃げろ!」というので、ウェディングドレス姿で疾走するケイコ。
気がつけばケイコは、いずみという名前のJKになって、
マラソンだか何だかの競技中。





そんないずみを、女教師と豚婿が追いかけてきはった!


わーーん、もうやだぁ!
そんないずみのそばに、タエコやシュールがいるじゃない。

いずみはコースを離れ走り通し、廃墟?みたいなところにやってきたー。

そこで見知らぬJKに、
「いい加減、思い出せや!
オメーが死なへんかったら、わし等が殺されるんじゃ、ボケェ!」
と詰め寄られる始末。


そこへアキ登場!
「私はミツコ!そう言いなさい」
「ワイはミツコや、ミツコなんやー!」
いずみはミツコに戻っていました。


「よっしゃ、ほな、後は、アタシの身体を引き裂いて出口に辿り着くのよ」
「アキ…無理やわ、ワイ、友人にそんなこと出来ひん」
「やるんじゃー、お前がヤラなみんな無限地獄を繰り返すことになるんじゃー」

号泣しながらアキを引き裂き出口を見つけるミツコ。


出てきた先は、男だらけのむさい街でした。
しかも、ミツコ・ケイコ・いずみの3人がポスターになってデカデカ貼られてるやん?


そこで、斎藤工くんに出会います。




「ここは君がいた時代とは違うんだよ」
わけわからんことを言い出す工くん。
脳みそバーンですわー…ミツコ失神。


気づくと変な爺さんがひたすらゲームをしてる現場に遭遇。

変な爺さん=工くんが言うには、ミツコはもう死んでいて、彼女のクローンがゲーム世界で弄ばれてるんだそうな。
そして工くん(若い方)は、パンイチになりミツコをベッドへ誘います。

誘われたらホイホイついていくマダムの幻影を見た。


しかしミツコは工くん(若い方)の思うようにはならず、
「私達を弄ぶな!!」
と言い放ちぬっころします。


じじい工くんの前で、自殺するミツコ。
じじいボー然。


バス旅行の世界線でも、ミツコは筆記用具で自分を殺し、
結婚式の世界線でもワインボトルで自分を殺し、
陸上選手の世界線でもいずみは自分を殺します。


ようやく開放されたミツコが、新たな一歩を踏み出して。

      おしまい

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─



なんかむっちゃ評価低いんですけど。
面白かったのに…。



ただ好き嫌いがはっきり別れてしまう作品だなぁとは思う。

切り株もちゃっちいし、
わ~、真っ二つやー程度なので痛々しくない(マダム基準による)。


山田悠介ちゃんの原作を一切読んでいないと言う状況で作られているので、
鬼ごっこというのはちょっと違うかなーと言う気もしないでもありませんが…。


JKを「商品」「遊び道具」としてさんざ嬲りものにした挙句殺された、ザマァと言う感覚で観たら「喝采」。
こっちが監督の意図をわざわざ読み取って、脳内補完しないとわかりにくい部分もあると思うけど…。
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…とか読むと、監督のJK感がわかって、面白い。


トリンドルちゃんも、
『呪怨 終わりの始まり』→■
の時は、絶対に見せない「パンツ防衛戦」を張り巡らせてたのに、
パンツも見せるし、ブラ一丁にもなるし(意外とひんぬー)、
規制をゆるくしたんかなと思うサービスなんですが。


いかんせん、走りっぷりがへなちょこなのが…。
お前それで逃げてるつもりか!と、苦言を呈したくなる走り方。




細すぎや、足細すぎ。子鹿のような脚や!
ダイエットしすぎて筋肉がないから走れないのか?
骨粗相症になりそうな脚。


篠田麻里子様は、ウェディングドレス姿の戦闘がステキでした。
JKには無理があると思ったけど、これはこれで…。


もう一人の子は、知らぬ。スマヌ!

斎藤工くんは、とってもキモかったです。


必死に「意味」を探ると、なかなか捉えどいころがなくてイラッと来るかもです。
園子温さんの作品と言うより、三池さんっぽいなーと思っちゃった。

整合性とか、求めちゃダメ。

嬢が一杯でウハウハしてたらパンチラじゃよ~~。
切り株チックなシーンも多いよ。
ウェディングドレス、ステキ。
豚バク転。


何も考えず、嬢よぅ、わしの嬢よぅ~~!
と言いながら観るのが正解。

原作、アレはアレで「究極の添削小説」だから、
原作と違う!怒る人は、
日本語が違う!とまず怒るべきでございましょう。
いや、アテクシ園子温さん完全擁護派じゃないけどさ。
ポチッと宜しく!
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