カルト(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

あびる優、結婚記念(どうでもええ)感想文。
カルト [DVD]/あびる優,岩佐真悠子,入来茉里
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怪異なことが起こるおうちにロケで行くことになった、3人ですが、
霊媒師はどう見ても頼りねー!
ロケなので、POV方式。
カメラが回りますから、いいところ見せようぜ!




あびる優、岩佐真悠子、入来茉里。
3人に「オカルトロケ」の仕事が入ります。

いやいやながらも仕事だから仕方ないと割り切り、出かける3人。

姐御=あびる優
怖がり=岩佐真悠子
妹系=入来茉里
最初は、こんな役どころ。



怪奇現象が現れる一戸建て。
内装はとてもオサレなのに、外装はちょっと…アレ。
前に雑木林もあることから、売値はかなり安かったと思われ。
…って不動産物件見て納得してる場合か。

ちらっと隣の家の窓から人が覗いてるのが映るよー。

3人プラス霊能力者雲水が、怪奇現象に襲われてる金田家に到着。
岩佐真悠子は、早速何かに憑かれてます。



盛り塩してると、イキナリ皿がはじけ飛ぶドンパッチ!
ぎゃー!

ウラウラウラウラベッカンコー!とおはらいをしてると、
金田家で飼っているわんこのボールが勝手に怪談を上がっていったり、
金田家の娘ちゃん美保ちゃんが、おかしくなったり、
雲水、必死。


美保ちゃんが、口を血まみれにしてウガガガガーとなってます。
わんこを食った模様。
そして不気味な顔でぬーっと出てきます。

雲水、必死。

雲水、師匠の龍玄に救援要請。
なんとか美保ちゃんを落ち着けさせます。


龍玄、こいつは弟子だけでは、何ともならねーと自ら除霊に乗り出しますが、
べっかんこーとやってると、
黒いヒトガタのようなものが現れ、天井に顔を作っていきます。
全力でヒトガタを雲水の中に封じ込める龍玄。


厄災は終わったかに見えたのですが、
雲水はその後急逝。
龍玄も交通事故に会い、病室に現れたヒトガタに殺されてしまうのでした。



一方、入来茉里はロケの途中から自身に違和感を感じてます。
ロケ中に、怖くなってロケをブッチという、売り出し中のアイドルにあるまじき行為をして現場からトンズラ。

ジャーマネに怒られても気にしない風で、サイコキネシスでジャーマネに机をぶつけたり。

龍玄さえも何とも出来なかった強力なアレに対抗するためにやってきた、
超ドSホスト系霊能力者ネオ。


ネオは口は毒舌ですが実力は確か。

この家には「呪い」がかけられていると言い、
呪いの本体を探し出します。

呪詛をかけていたのは隣の家の女達でした。
「呪いは返されたらえらいことになるねんでー」
と脅し、隣の女たちを追い出し一件落着するかに見えたのですが。


なんと、金田家の前に何人もの人が集まり、
ぐ~るぐ~る手を回してます。
すると寝ていた母親が起きて、娘の部屋に行き、
娘の体内に、でっかい蟯虫みたいなんを注入。
口から口へ。マウス・トゥ・マウス。(違う)
いややーーーー。



ネオ颯爽と登場!
「このカルト軍団め、立ち去れぃ!!」
カルト信者は呪詛返しを受けて、ぞろぞろ帰っていきました。
夜中にご苦労なこっちゃ。



部屋では美保と母親が椅子に縛られています。



ネオは意識朦朧としている美保に、一枚の写真を見せます。
そこには「美保の本当の母親」の姿が写っていました。

じゃ、今ここにいるママンは誰?どちらさん?

ママン自白タイム。
フフフ、美保はね、
小さいころ病気で何度も臨死体験をしてあの世に近い少女なのよ!
ワタシたちは、彼女の身体をつかい、神を呼び出すのよーーー。
そのためにこの子を連れてきたんだわさー!
フーハハハハハハ。



偽母親も、邪神を復活させるカルト教団の一因でした。
美保の身体から邪神が蘇りだしますが、ネオが必死に抑えます。

ちなみに、あびる優や岩佐真悠子は、基本「キャーキャー」言うてるだけなので、イキナリ特殊能力に目覚めて、強力な戦力になる!!…的な展開はないです。


しかし、邪神に魅入られた入来茉里は、
目の周りをパンダメイクにしてふーわふーわ飛びながら、
「お前たち、神は生まれちゃうもんねー」
と宣言して帰ります。
ついでに本棚も倒しておきました。


ネオは高らかに宣言するのです。
「俺たちの戦いはこれからだ!」
と…!!

      おしまい



POVで、オカルトロケで、あびる優で…と、全く期待してなかったけど、面白かったです!!

美保ちゃんが後ろバシリで怪談走って登って行く所は爆笑でしたが、
なんだかわからないものに毎夜襲われる親子の恐怖、
怪しげな近所住民、
夜中の監視カメラに映るオッサン…、
チラチラと映り込む霊的なもの…、

巧く怖いポイントを突いてました。

正直、本家パラアクよりこっちのほうがずっと面白い!


超ドSネオに馬鹿女呼ばわりされる岩佐真悠子ちゃん、可愛い。
低予算でここまで出来たら大したもんじゃないのかなぁ。

『高速ばぁば』→■
『トーク・トゥ・ザ・デッド』→■


これらを含む「ネクストホラー三部作」の一つだそうです。

この中ではピカイチの面白さ。
高速ばぁばと同列にしたらアカンわ。
でもキャラ的には「トーク…」のマユに一票。


いや、ほんと面白かったです。
とりあえず雲水さんの役に立たなさっぷりは、
出てきた時から見抜けてた!

グロシーンは、ほぼ皆無。
多分年齢制限もかかっていないはず。
でも、Jホラーの怖さを引き継いでます。


家に憑いているものの話…
「残穢」的な話かと思ったら、
カルトの話だったのか、

タイトル「カルト」だもんなぁ。気づくの遅っ!
オススメです!!

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