ザ・コール 緊急通報司令室(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

女性二人VS変態犯人
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「もしもし、大変なことが起きてるのよさ」
「了解、直ちに警官が行くだわさ」
誘拐犯人と、二人の美女が丁々発止。




緊急通報様コール911に勤務するオペレーター、ジョーダンお姉さま。

ある日「変な男が家の中に入ってきた」という通報を受け、警官を派遣。
しかし、通報してきたレイアの通信が途絶えたことから、
慌ててリダイヤルしてしまったジョーダンのせいで、
発信音を聞きつけた犯人がレイアの居所を発見、誘拐、そして殺害。



そのトラウマで、ジョーダンは一線から離れ教官として、
ドジでのろまなカメたちをビシビシしごいてました。「教官っ!」


ショッピングモールに買い物に来ていたケイシーは、
駐車場で何者かに拉致られます。





たまたま友人のプリペイド携帯を持っていたケイシーは、
車のトランクの中で、半ばパニック状態で911に連絡。

ジョーダンがそのコールを受け持ち、ケイシーに的確な指示を与えていきます。

「まず落ち着こう」
「そして周りを見てみよう」
最初はパニクって、ろくな応答も出来なケイシー。

プリペイドなので位置の特定もできず、焦る警察。

そんな中、ジョーダンはケイシーを落ち着かせるために、
いろんな話題を繰り出します。
映画の話、星座の話…、
共通項を見つけ出し、励まし、そして共感しあう。


ケイシーは次第に落ち着き、
まずトランクから腕を突き出し、他の車に見つけてもらう作戦に。
上手く見つけてくれた車がいたのですが、
深追いしすぎて犯人逃走。

次にトランクの中のペンキを道路にぶちまけることに成功。
しかし、とても親切なおじさまが、犯人に、
「アンタの車のトランクから、ペンキこぼれてまっせ」
とご注進。

犯人は道端に車を停め、
「要らんことしたら殺すぞ、ゴルァ」
とケイシーを脅してきます。
そこへあの親切なおじさまがやってきて「自分大丈夫?」。
しかしなんか不審に思ったのでしょう、911にコールするおじさま。

犯人は、おじさまを殺害。
(この時はまだ死んでないけど、直後に息を吹き返し騒いだので殺されます)


「お前が要らんことしぃやから人が死んだわ」
いや、オメーが勝手に殺したんやろ?
アタシのせいにしないでよ!
そうは思っても口に出せへん。



警察も指を咥えてたわけではないのですが、最初の車が盗難車だったので、車から犯人の手がかりつかめず。
ジョーダンはケイシー拉致犯人=レイア殺害犯、と確信を持ちます。


警察は犯人が落としたクロロホルムの瓶の欠片についた指紋から、
マイケル・フォスターを特定。


ケイシーは携帯のバッテリーが切れそうなことから、
必死の作戦に出ます。
停まったガソリンスタンドで、大声を上げ助けを呼ぶのです。
その声に気づいた店員が、もうちょっとで助けてくれる…、
しかしマイケルはガソリンを店員にぶっかけライターで点火、店員ファイヤー・ボー!
「またお前のせいで人が死んだなぁ」


マイケルの生家を見つけ出した警察ですが、
そこにはマイケルもケイシーもいませんでした。
ケイシーからの電話も接続が切れたまま。


その頃ケイシーは、マイケルの秘密の手術室で、拘束されてたのです。

ジョーダンは、マイケル実家の地面に隠し扉があるのを発見。
梯子を使って降りて行くと、そこには血まみれの乙女ティックな部屋がありました。

変態マイケルは、誘拐した嬢たちの頭髪をなきママの遺体(らしきもの)にかぶせ、
くんかくんか「ん~~~、マンダム…じゃなくてママンーー」とやってたのです。


見つかりそうになりながらも隠れきったジョーダンは、
隣の手術室でケイシーがベッドに縛り付けられ頭皮を剥がれそうになってるのを発見、
救出!!

麻酔で朦朧としながらも「あなた…誰?ジョーダン…?」と問うケイシー。

しつこいマイケルを振り切り、傷だらけになりながら、一旦は地下室を逃げ出すふたり。
しかし目と目で通じ合う、ぴぴぴーんなものがあったのでしょう。

ジョーダンとケイシーは、
気絶したマイケルを椅子に縛り付けます。身動きできないように。


意識を取り戻したマイケルが、
「ああ、オレが犯人じゃ、バーロー、警察呼ぶなら呼べや、いつくるんじゃ?おぉ?」
と喚きますが。

「私は森でたまたま逃げ出したケイシーに出会ったの」
「警察なんか来ないわ」

「お前はここで乾いてゆけ」←言うてない!

と、縛り付けたまま、立ち去るのです。

ジョーダンとケイシー。
二人の心がひとつになり、
今、断罪の扉が閉じる…。

    おしまい




面白かったです。
ダブルヒロイン。
ハル・ベリー姉さんは、何て綺麗なんだろう。
うっとりんこ。

か弱き女子のケイシーが、どんどんアクティブになり、
生きるために頑張るところも素敵ですが、
「同じ星座同士、この星座の女はファイターなのよ!」と励まし続けるジョーダンもかっこいい。





ジョーダンもケイシーも、特殊な能力も何もない、腕力的に弱い立場の女性。
でもそんなふたりが、協力して生きるために…生き残るために全力をつくすところ、
女と思って侮る無かれ!

強いぞ、女子!!
喝采。


マイケルの変態嗜好が、
ちょっぴり、『マニアック』→■ デジャヴ~~という部分もありました。
ロス市警も、捜査能力あげようや…という部分もありました。
助けてくれる善意の人が、尽く裏目に出るのも、(ノ∀`)アチャーです。

おっちゃんふたりは、とんだとばっちりだわ!


しかし、
コールセンターに繋がる電話の会話だけで、この話を作り上げた所は素直に賞賛。
CSIとか好きな人には、
面白いんじゃないでしょうか。

犯人の処遇を司法に委ねるのではなく、
自分たちでケリをつけるラストは、賛否両論かな?

アテクシ的にはOKです。
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