リアル~完全なる首長竜の日~(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

オ…オ~~~ラ~~~~!!
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Oh No!
彼女が自殺しちまった。
かろうじて生命機能は残ってるから、
これから拙者、一丁精神世界にダイブしてくるでござるよ。




漫画家の淳美が自殺。
連載中ながら、色々苦悩することもあったらしい。
漫画家って大変だよねー。←他人事

そこで淳美の幼なじみでもあり、恋人でもある浩市がセンシングというマスィーンを使い、
淳美の精神の中にイン。




淳美は自分の世界でカリカリとマンガを描き続け、うまくいかないと悩んでます。
淳美に「昔描いた、首長竜の絵を見つけてきて」と頼まれた浩市は、
あちこち首長竜を探し回して右往左往。


そのうちセンシングの副作用なのか、浩市のいる世界にも、
淳美の描くマンガ「ROOMI」の登場人物たち(殆どが死体)が現れてきちゃったじゃないのさ。

編集者もアシスタント君も、金粉ショーの人みたいな無表情な不気味な顔でうろついてるし、
水浸しの恨みがましい眼をした少年が現れてくるし、

浩市のほうがもうおかしくなりそうでヤンスよ?




何度目かのセンシングで、かつて二人が住んでいた離島に行くことができるけど、
そこで、浩市が見つけたはずのスケッチブックは消えていて、
淳美もまた消えていきます。

ここで、
浩市こそが意識不明になっている張本人&ROOMIの作者である漫画家!だということが発覚。
淳美がセンシングで浩市の意識下に、潜り込んでたんでござった!

ちっ、何か首長竜巧いこと描くやんけこいつ…と思ったらそうやったんかい。


淳美は浩市の意識を取り戻すため、センシングにチャレンジします。
浩市と淳美は、水浸しの少年が昔二人の仲の良さにジェラシッた挙句、勝手に溺れて死んだ(としか思えない)、モリオであることを思い出します。
MORIO=ROOMI



モリオは、浩市をあの世に連れて行く渡し船に乗せますが、
淳美の体を張った(精神世界で体張ってもなぁ…)「浩市戻ってこいよ作戦」で連れて行くことに失敗。

すると、何たるチア!!
モリオがいきなり首長竜になり、二人を襲いだします。
オ~~~ラ~~~!

おら、びっくらこきました。

首長竜が浩市の足を持ってブンブン振り回します。
足千切れるぐらいの力技見せろや!とちょっと思いましたが、
佐藤健にそんなグロい演技を要求したらアカンのですね?

結局淳美が、モリオがずっと欲しがっていた首飾りを、
「テメーにくれてやるから、さっさと逝ね!!」
と渡してやり、モリオ満足。

浩市と淳美は、助かるのでした。

      おしまい


オ~~ラ~~~!(もうええて)

原作とは違ってます。

ホラーっぽい雰囲気で始まった話が、怪獣王子で終わるとは!
予想もつかなかったよ…。
子供の死体、水浸しの少年、不気味な人間モドキ、水没した部屋…。
いい感じに進んでたのになぁ。



浩市は、東京から来て、島にリゾート開発の企画を持ち込んだ会社の社員の息子。
淳美やモリオは、生粋の島の子。
廃墟と化したリゾート施設。
あ、事業失敗の巻~だったのね。

でも、そこそこ観光客も来てるみたいだから、ええんちゃうん?
……などなど、なんとなく描きたいことはわかるんだけど、
ちょっと中途半端かなぁ、って気がします。



実は浩市が、酔っ払って海に落ちた事故(アホやん)で意識不明になってた…のには、
なるほどにゃ~~と思いましたが、
お陰でホラーっぽい要素が全部なくなって、

浩市&淳美の大冒険!!
になってしまったのは…なんだかなぁ。





これも「CURE」みたいに、何度も観返したら、( ゚д゚)ハッ!となるのかな。
でも、役所広司やトヨエツヤ佐藤浩市なら、何度観てもいいけど、
佐藤…なんでもないです。

ホラーとミステリを融合しようとしたら、
怪獣ものになっちゃった。
しかも怪獣迫力なし!

そういう映画。
浩市のファッションがアレなのは、病人のパジャマとかをイメージしてたからかにゃ?ポチ
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