誰も電話に出んわ…は…はずかち~!!恥ずかしすぎるネタ言うてしもた!
- 恐怖ノ黒電話 [DVD]/ラシェル・ルフェーブル,スティーヴン・モイヤー
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アパートに設置してあった黒電話がなりだし、
「ハローダーリン」(フィンガー5か!)と出たら、
それは、アチシの彼氏いるでしょ?と言う間違い電話でした。
その後も何度も、この女から電話がかかってきます。
しつこいサイコさんくらいに思ってたのですが、
どうも過去からかかってきてるらしい。
浮気な恋人に辛苦を舐めさせられてるらしい電話の主ローズに、
気まぐれに「そんなに嫌なら彼を殺しちゃえばー?」と言ったら、ホンマに殺しやがったらしい。
本当なら自殺をしていたはずのローズは生きながらえ、歴史が狂い出します。
そしてメアリーに恐怖が押し寄せるのであった!
夫と別れて…と言いながらも、簡単にDV夫に家に入られてしまうメアリー。
抜けてんのか、お前は!
かつてこの部屋に住んでいて、自殺したローズ。
メアリーのおかげで、生き延びたんだから感謝されてもいいくらいなのに、
ローズはメアリーが冷たくなったといっては、嫌がらせをします。
しかし、ローズの執着ぶりもスゴイのですが、
メアリーのなんでもホイホイと個人情報を教えてしまうヌケサクっぷりに、
頭痛がしてくるのでした。
お前アホやろ?
過去にいるローズは、
過去でいろんなことをして、この時代にあることを「無かったこと」にしちゃうのです。
球磨川禊ちゃんか!
ローズのことを知ってたアパートの住人を消し(そんな人はいなかったことになってる)、
いい雰囲気になった彼氏は消え(子供の頃に行方不明になってた)!
そしてローズは子供のメアリーを部屋に呼び、
グラグラと煮え立ったお湯だったか油だったかを浴びせます。もちろん事故を装って。
メアリーの体に火傷の痕がザーッと出てくる所は、
この映画の一番の圧巻シーンでしょう。
メアリーは、このままでは自分は一生ローズから離れられない!と思い、
昔起こった事故現場にローズを行かせ、事故で死んでしまえばいいのよ、と策略を練ります。
しかしローズは生き延び、
「殺そうとしたでしょ-、許せぬわ!」とメアリーへの愛が憎しみに反転。
現代を生きているローズが、メアリーを襲いにやってきます。
そして過去では、
子供のメアリーを人質に取るのです。
メアリーは、過去につながる電話で、
「オメーがローズを殺すんじゃー」
と過去の自分にムチャぶり。
「そんなこと出来ない」と泣き叫ぶ子供メアリーに、
「やるんじゃヴォケ」と半ば脅し倒す、大人気なさ。
あのさ、現在のローズさんはもういい年したババァですよね?
いくら自分が怪我したからといって、
ババァ一人に対抗できないんですか、アンタ。
まー、子供時代の自分を人質にされてるんだから迂闊なことが出来ないと思ったんでしょうね。(好意的に受け取りましたでぇ)
子供メアリーは泣く泣くローズを殺します。
ホッとひと安心したら、
DV夫がまたもや家に乗り込んできます。
子供の時のアチシは人を殺したんだから、
今だって…!
こんなDV野郎に、舐められてたまるけぇ!!( ー`дー´)キリッ
というわけで、洗面所(?)にレンガを積み上げて、
何かを隠そうとしているメアリーの姿でおしまい。
メアリーも、ローズに上がる株の銘柄を教えてあげるとかして、
金の力で揺さぶればよかったのに。
それと、ついでにDV夫も殺してもらえばよかったのに。
まず優先的にDV野郎を殺してもらってたら、
メアリーとローズは時を超えた友情を育んだ…りはしはしないか…。
ジリリリリリと電話が鳴る度に律儀に出るメアリーは、
偉いんだかアホなんだかわかりません。
グロはありません。
目から血を流した女の映像が挟み込まれてますが、
目から血が出るようなことは何も起こりませんでした。
派手派手しさはありませんが、サスペンスとしてみれば、
まぁそれなりに面白いと思います。