なでしこの育て方 | maison de amitie  はぐざばーす

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性被害・摂食障害ピアサポートメゾン・ド・アミティエ代表のあみちえが日々の事ををつづってます。こころ、からだ、いのち、を大切に。
性被害/摂食障害のピアサポート・育児・PTA・いのちの授業・誕生学・子どもの居場所つくり・市民劇団などなど、熱くつぶやきます。

なでしこJAPANがW杯で優勝したね。


鳥肌たったー。

ドキドキしちゃって、でも、2点目取られたくらいから

なんかまた同点になるんじゃないかって思って

そしたら同点になって

なんか絶対に勝てる気がして

すごい確信を持って見ていた気がします。


ほんと素晴らしい。

世界の一番って、すごい。

女子サッカーの競技人口は世界で1500万人~2000万人ということで

その頂点って、すごいことです。


でも、なでしこJAPANの中にはバイトしながらサッカー続けたり

チームに所属して会社で仕事しながらサッカーやっている人が多いのが現状。

えらい!がんばった!そういう声はもちろんですが

その現状を知りながら、応援した家族もすごいなと思います。



世界1になったから、女子サッカー素敵って声があがってますが

数年前までは、なでしこJAPANという名前があっても

話題には上らないことも多かったし、扱いが男子サッカーよりも

格段に低かった。


女子で、サッカー?!って言われたであろうし

女子なのにサッカー続けてどうするの?って言われただろうし

女子だからといって試合に出られなかったりもしただろうし。


そこにあったのは、サッカーが好きという気持ちなんだろうと思います。

その気持ちを汲んで、応援して支えてきた家族の愛に

私は感激しているし

なでしこJAPANを育てたご両親、家族に習いたいと思ったりします。

信じる事。見守る事。



今回のなでしこJAPANの優勝で、無駄な事って一つもないって改めて思いました。


女子でサッカーしてて、何になるの?
どうせプロもあって無いようなもんだし、意味無いでしょう。
そういう声は多かったようですが、

→世界一になるの!!→世界一になった!!


好きな事をあきらめない、夢に向かって努力する、信じ続ける。

そうすれば、世界一になれるんだって

なでしこJAPANはすごい事を私たちに見せてくれたと思います。


沢選手は32歳。

32歳まで確信の無い、不確定な舞台に身を投じていることは
簡単なことではなかったと思います。

彼女はそれでも自分は他の選手より恵まれた環境にいるからと
より自分に厳しく、女子サッカーの地位向上のための宣伝部長として
がんばってきました。

それが今、花開いた。


不況で、復興も遅れている、政治が機能しない、この日本で

今もっとも夢や希望を感じさせてくれるのがなでしこJAPANかもしれません。


なんだか妙に現実主義で、上昇志向が減退している日本の現状。

空気を読む、キャラを作る、うまくやる。

草食系という言葉を風潮として認めてしまった時代。


みんなもっと、ガツガツしていいんじゃない?

好きな事をがむしゃらにやってみて、いいんじゃないかな。

夢を見ていいんじゃないかな。

人に頼りながら、自分と向き合いながら、やっていけばいいじゃないかな。


私も二人の子どもの母として、

こどもの将来がより幸せであることを願っていますが

安定やそれなりの生活が幸せだと決めつけず

失敗して傷つくことを避けさせるのではなく

本人にとっての幸せを考えて、応援してあげられる親でありたいと

思いました。



きっと日本復興の被爆剤となるであろう、今回の世界一!!


みなさんも、このなでしこJAPANを見習って

夢を見よう!

一歩踏み出そう!!

応援してくれている人がいる!

年齢、性別、関係無い。

でっかい夢を見てみましょう。


そして、夢を見て、一歩踏み出そうとしている人がいたら

怖くないよ!

応援してるから!

と精いっぱいのエールとサポートをしましょう!

計算、打算はいりません。

ただ、素直に、応援してあげればいい。

成功するか、失敗するかは問題ではない。

そこから学べるものがあれば、それでいい。


活気があれば、いろいろといい方向に向かっていくはず。


なでしこJAPANの育て方。

ぜひ、聞いてみたいな。


自分の夢にひたむきに進んで行けた彼女たちの強さと

その勇気を、自信をはぐくんだ家族の愛情に

乾杯!!


台風の後の青空に、期待指でOK